昨日はシャンパン地方の生産者アンリ.ド.ヴォージャンシーの当主パスカル.アンリさんとその新婚の奥さんデルフィーヌさんが来店されました。
案内していましたようにワインメーカーズディナーだったのです。
何処の地方でもそうですが、大手の生産者はキチッとスーツを着ていたり、お洒落っ気があったりしますが、小さな生産者は農夫の風情があります。彼もそんな印象で、とても賑やかに楽しそうにしゃべりました。気取りのないいい男です。
シャンパンはというとオジェの村在らしくシャルドネのみ=ブラン.ド.ブランしか作りません。ノンヴィンテージのアムルーはハートラベルでかわいらしいイメージ。上級のキュヴェ.ルイはヴィンテージ入りのノンドセ=糖分添加なしです。しかも樹齢は75年。これはシャンパン委員会で確認されている最古の畑のもの。素晴らしいミネラル感でしたね。ノンドセですから重みはなくエレガントで、そこはかとなくイーストの香ばしさが香ります。2002年と1998年を用意しましたが2002年のほうが力強く、1998年の方が繊細なミネラル感でした。
パスカルの気取りのない性格が幸いして楽しい会になりましたが、中には秋に彼の家に泊めてもらう約束をしていたお客様がいた事をお伝えしておきます。
さて、このシャンパン、若干ですが取り置いています。今日、明日位ならお出しできると思います。お電話でご確認ください。お待ちしています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます