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 樋口誠

続ブラインドテイスティング

2016年09月07日 03時07分12秒 | ワインの事
先日、ブラインドテイスティングの番外編についてちょっと書きました。

昨晩は以前の受験生が失敗談を離してくれました。


「昨年は◯◯っていう品種が出たので今年は出ない」

「最近のデータでは△△が出ていなかったので、今年は間違いなく出る」


等というウワサが出回っていたというのです。

で、彼は「必ず△△が出る」と思ってブラインドテイスティングの挑むわけです。


これを「ヤマカケ」というのですね。



実際の試験ではそれは出なかったのにも関わらず、解答欄には「△△」で出したと・・・・

普通に考えると全然違う品種ですが、無理やり△△にある個性を探すと「なんかそんな感じ」が見つかってしまうのですね。

私のよくする例え「ホクロの無いと言われる人でも探せば小さなホクロは見つかってしまう」のです。




よく考えてください。

「このワインはどの様な個性をもっていて、どういう扱いをすればいいのか?」を探るのがテイスティング(ソムリエにとっては)です。

そうして服屋さんの採寸のように丁寧に「各所をチェック」すればいい服を造れるし、着る人の「身体的特徴」が見えてくるわけです。


つまり・・・・


ヤマカケ禁止、です。


受験生の皆さん、正しく「採寸」する癖をつけてくださいね!


           樋口誠

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