ダイニング・ウィズ・ワイン そむりえ亭

料理にワインを
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 樋口誠

ヴィンテージ

2018年06月08日 02時43分36秒 | ワインの事
ソムリエならずともワインのヴィンテージは気になるものです。

ただ人によって「気になる」ことの内容や趣旨が違ったりします。


ある人は「濃いのか?薄いのか?」

別の人は「酸があるのか?無いのか?」

またある人は「熟成するのか?しないのか?」

はたまた「今飲んで美味いのか?待たないといけないのか?」

或いは「料理はどうしようか?」


そして「買うべきか?買わざるべきか?」


私の場合はどのヴィンテージでも分け隔てしません。

グラスワインでの提供が基本ですから「永く熟成させてから」という前提がないですし、そのヴィンテージが濃くても薄くても併せ方次第でどうにでも美味しく頂けると思っているからです。

さてさて、最近のヴィンテージですが・・・・

今、出回っている多くの年は白ワインなら2016年か2015年、赤なら2015年か2014年ではないかと思います。

輸入元が豪気なのか、セールス力が足りないからなのかは判りませんが、それ以前のヴィンテージが残っているケースも少なくありませんが、熟成を好むソムリエなら、そういう輸入元を探せばいいでしょうね。


さて世界中のヴィンテージが同じなわけもありませんが、フランスの有名産地の2015年は早くから飲んで美味しく熟成もすると言われる方が多いようです。

ソムリエ的な重宝するヴィンテージ。

2014年の赤は少し「気難しい年」と認識されている方が多いようですが、既に「意外とOK」「むしろクラシック」なヴィンテージと私は捉えています。


私からのお願いは「どの年も可愛がってやって」ということです。

古酒もそうかもしれませんが、一般的なワインの消費は日本だけでなくフランスやイタリアでも若いもので勝負ですから、それを避けて「ビッグヴィンテージに拘る」なんて勿体ない話です。

いや、今の気候からすると涼しくて低い評価の年の方が超熟であったりするのは珍しいことでもないのです。


前にも書きましたが「飲み頃は飲む時」です。

美味しく飲む方法はいくらでもあります。(何十万のワインは別にして)


さて今日も様々なヴィンテージのグラスワインが空いています。

お待ちしています。


           樋口誠

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