というと私の世代の若い頃は、やや甘めの白とシラーズ種の重い赤、それとしっかり樽の効いたシャルドネが主流と言う印象でした。
しかし、最近のそれは多岐に亘っています。
ま、これは何処の産地にも関わることですが、「インパクトのある濃いワイン」から「エレガントなワイン」へとシフトしていることは間違いありません。
反面、温暖化で北半球のワインが、その流れと別に過熟気味の葡萄を使わざるを得ない実態もあります。
しかしオーストラリアは日本の20倍の面積を持つ国です。様々な場所で様々なタイプが造られ、我々に満足を運んでくれます。
例えばヴィクトリア州ヤラヴァレーはブルゴーニュタイプ、つまりピノノワールが上質ですし、シャンパンタイプも優れたものが出来ます。
これまで(私の若い頃)に比べれば隔世の感のあるエレガントさです。
今月のワインの中でイエリングステーションをいう生産者のシャルドネとピノノワールを使っていますが、重い濃いのイメージとは違うものです。
しかもお安いんですね。
ブルゴーニュ品種はおおむね高くつくものですが、この辺りのピノは「買い」ですね。
エレガントとは言えブルゴーニュの物よりはボリュームはありますので、強めの料理とも合わせられます。
オーストラリアと言えばシラーズ、と覚えていらした方々には是非ピノノワールをお試し頂きたいな、と思っています。
お待ちしています!!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます