天麩羅にいいよ、って葡萄があるんです。ポルトガルではティンタ.ロリスとかアラゴネスといい、スペインでも中央部ではセンシベルとかティント.フィノなどと呼びますが・・・・・
この葡萄の最も有名な呼び名が「テンプラニーヨ」とか「テンプラニーリョ」。スペインに行ったときに「ちゃんとした読み方は?」とたずねたら「どっちでもいい」といっていました。
しかし、このワイン、基本的に非常に濃い色でタンニンもたっぷり。ゆえに天麩羅には合わせにくいかなあ・・・・
クラシックな産地の代表はなんと言ってもスペインのリオハです。
濃いワインが出来るので樽熟成が長めにとられることが多く、「グランリゼルヴァ」と表記し、出荷間も無く、美味しく戴けます。そむりえ亭では老舗のマルケス.デ.カセレス社のグランリゼルヴァ01年を今月は採用しています。ポテンシャルのある葡萄を樽熟を上手に行い、柔らかさと旨みを引き出し、持ち前の筋肉質な味わいも感じさせます。
どんだけ高そうな書き方か、と思われそうですが、実はお買い得なんですね。
「テンプラナントカ」って葡萄のワインある?って言っていただくといいと思います。