過去の記事を見ると、「ゆで論」の上梓は春だ夏だと言ってたようですね(苦笑)。
あと少しとなってから、奥田シェフの修正リクエストが重なりまして、今の今までに伸びてしまいましたが、今回は本当にホントに12月4日発売という運びになりました。
奥田シェフは振り幅が大きい人でして、ヤマガタ・サンダンデロの壁画の仕事では、もう任せっぱなしでした。ところが自分の専門分野の料理となると、本当にこだわりがあって、原稿を出しながら、ああでもない、こうでもないと修正を入れてくるのですね(笑)。
私もつきあいが長くなったので、それは先刻承知。シェフがやりたいと言えば、それに応えてあげるのが「仕事だ…」(ゴルゴ13風に)♪
整然と器具が並んでいますが、これはみんなレイヤーです。
なぜかと言うと、1枚の絵で納めてしまうと、修正する時に全部描きなおさないといけないからです。
包丁、まな板、オイル入れ、皿、みな100いくつものパーツに分かれたレイヤーで、器具や食材の位置は、シェフの修正に応じて、実際のパスタ場と同じように位置を入れ替えたり、増やしたり削ったりするわけですね。
でも、直しができるとなると、人間というのは手を入れたくなるもの。
今回は根気強くシェフのリクエストに応えたつもりですが、きっと良い本に仕上がることと思います。
発売日は奥田シェフの誕生日だそうで、今回は本当にほんとの決定です。
書店販売はいたしません。通販か直販売になりますので、直前になりましたら、また告知をいたします。
いや、このゆで論もそうですが、展覧会もリメイク版アチャールくんも延長に次ぐ延長。2020年は延びる年になりそうですが、それをステップに2021年は伸びる年にしたいものですね。
発売、お楽しみに!