UPしかけの原稿、〆切が重なっている上、原稿を書いてる途中でWordPressに不具合が起きまして、2日放置の形になりました。お見苦しい点、お詫び申し上げます。
夏場所初日の大相撲、われらが稀勢の里は突っかけて、いつもなら負けのパターンも完勝。
綱取りに向け(もう言っちゃいます)順調な滑り出しでした。
一方、赤い白鵬も荒々しい相撲で隠岐の海を圧倒。
今場所は琴勇輝の「ホウッ!」も封印、ダメ押しも場合によって出場停止とあって、相撲協会が手綱を引き締める感がしますが、さてどうなることか。
昨日の相撲中継で印象的だったのは、やはり勝昭さんの言葉です。
力士の中心としての白鵬の功績を讃えるも、 879勝タイという数字に苦言を呈していました。
「どこまで勝てば満足するんだか」
だって。
勝負師なら自分の仕事に満足しないのは当たり前ですが、いったいこれはどういう意味でしょう?
そして、その後に言った勝昭さんの言葉。
「記録は伸びるけど評価は落ちる」
なるほど、これで納得です。
記録は記録で偉大なことなんだけど、執着する姿というのはあまり美しいものでないということですね。
もっと言うと、まるでお金持ちがさらにお金を欲しがる姿みたいで、見苦しい感じさえこの時はしました。イチローみたいに「記録は通過点」と、気にもしない方が潔いとわたしなんか感じてしまいます。
そこが勝昭さんの言わんとする要点なんだと思います。
もっとも宝富士相手にとった相撲は、心を入れ替えたのか少しは品格を感じさせる相撲でした。今場所の白鵬は手強いぞ!(この原稿を書いた時から、数日経ってますので)。
がんばれ、われらが稀勢の里!