本日は「顔は心の鏡」、先日の講演では申し上げてない番外編です。
先日、ちゅん平こと藤家寛子さんから顔を描いてという依頼があって、最近の写真を送られてきたのだけど、自信に満ちた良いお顔になっているのにびっくり!
10年前から、これほど顔つきの変わった人を私は見たことがありません。
赤い本として有名な、最初の「自閉っ子、こういう風にできてます!」の時、ちゅん平は167cmの身長に体重は30kg代という、骨皮筋右衛門な自閉っ子でした。
↑ その時には、文字通りチュンチュン鳴いてるスズメのよう。
このイラストそっくりのアスペの子だったのですが、その後の精進によって、さまざまな問題をクリアしていくうちに、講演の際などにこのイラストが「似てない」という声を聞くようになったのです。
いやいや、似てないはずはない。あの時はそっくりに描いたはずなのに・・・
そう思って、その時のちゅん平の顔を見たら「た、たしかに似ていない」
そこで神田橋條治先生の「発達障害は治りますか?」では、ちゅんをスズメから人間に格上げ。
ご本人同様、スタイルの良いメガネ美人に描きました。
今度は、その時のちゅん平そっくりになりました。
ところが先日送られてきた写真で、またびっくり。また顔つきが変化しているではありませんか。
もちろんスズメから人間といった劇的な変化ではありませんが、何やら顔に自信が満ちあふれて実に生き生きしているのです。
ははあ、これはもしかしたら先日鹿児島で受けた無礼な質問の呼び戻しだな。
あの時はアルジャーノンみたいに、元に戻ってしまうのでは? という不安を周りに思わせたのですが・・・あにはからぬや、我らがちゅん平は、それを反対に自分の糧にして自信を身につけたのですね。
すごいぞ、ちゅん平!
何てたくましいんだ、おぢさんは嬉しいよ♪
その写真は制作上のツールなので、ここでは公開しませんが、本当に自信に満ちあふれた美しい顔でした。
「発達障害は治りますか?」と聞かれたら、社会で活躍するちゅんたちの生き生きした姿から「治ります」と断言できると確信した次第です。
顔は心の鏡。それを実感した次第です♪