経済の話を私がしても誰も読まないでしょうけど、中国主導のAIIB・アジアインフラ投資銀行に49カ国が参加(最終的には57カ国?)というニュースを聞いた朝は、本能的にいい知れぬ悪寒を感じました。
経済は門外漢のわたくしですが、有史以来選挙をしたことのない国、政治が経済を管理している国が中心になって運営する世界銀行がどうなのか、素人考えでも疑問に感じるのが当たり前だと思います。
さて、このAIIBがどういうことになるのかは専門家におまかせすることにして・・・参加しないことを批判するマスコミの論調を聞くと、いったいどの方向を向いているのかと首を傾げてしまいます。
多数が入っていれば正しいというのは、多数決が常に正しいと言っているようなもの。大勢が間違っていれば、それはレミングが崖から海に集団自殺をするような結果になるわけで・・。
特にひどいのが「バスに乗り遅れるな」という朝日新聞だかをはじめとする論調でしょう。
ご存知の方もいると思いますが、このセリフ・・・先の大戦時にイギリスのチェンバレンがナチスドイツに追従する時に言った言葉です。
このチェンバレンが言ったセリフが日独伊三国同盟の元となったわけで、それとまったく同じ言葉がメディアから流れたというのはどういうことなのか?
まさにこれこそファシスト的な煽り言葉ですが、知ってて言ったとすれば確信犯ですし、知らないで言ってるとすれば、マスコミの劣化もここに極まれりというところでしょうか。
おそらくは知らないで使ってしまったのでしょう。
メディアの言うことを鵜呑みにしてはいけないと、今更ながら思った次第です。