真鶴のウツボ。
このウツボは、ちょっと小さめの固体。
ウツボは、どこにでもいる。
縄張り意識が強いようで、自分のテリトリーを巡回しているように見える。
ウツボといえば、思い出す小説が一つ。
アントニオ・タブツキの「島とクジラと女をめぐる断片」という連作短篇集の中の一編、「ピム港の女」。この中で、ウツボは高く澄んだ声で唄われる歌が好きだから、月夜に歌で呼び寄せて釣るのだというくだりがあった。
ウツボは、食べると結構美味しいとも聞くが、僕はまだ食べた事がない。釣ろうにも、僕は音痴なので、歌で呼び寄せるのは無理そうだ。
「島とクジラと女をめぐる断片」も又読みたくなってきた。
うつぼ は私も昔日本で素もぐりしていた時目が合ってしまったことがあります。(笑)
ですが、タブッキに最初に触れたのは、映画の「インド夜想曲」でしたね。この映画自体は、どこかで見たことのある話のようで、それほど良いとも思わなかったのですけれども、やはりどこか印象に残ったのでしょう。
ウツボ、僕もよく眼が合いますよ。「やあ」って感じで、さりげなく行き違いますけれども。