テレビの影響は大きい。映像で見る情報は簡単に人を騙すことができる。
部分的に映像を切り取り、都合のいいように編集できるために、総てが真実であるかのように受け取られる。生放送(ライブ)としても操作は可能である。
人は十人十色と言われるように、同じことを見聞きしても、それぞれに捉え方は違う。一から九までの人数の間に、僅かにでもズレが生じて、0にまで達する。つまり、まったく違ったものとして伝わる。変な事だが本当だ。
其の場で、はっきり見ていても違って捉えられるのである。それは、催眠術師が
催眠を掛けて、掛かりやすい人とそうでない人がいるのと同じで、掛かりやすい人は、すっかり掛かり、目の前にあったリンゴをジャガイモであるとされれば、リンゴはジャガイモと認識される。それは感触も匂いもすべてジャガイモとして捉えられる。掛からない人には、確かにリンゴはリンゴのままであるのに。
催眠に掛かった人には、確かにジャガイモだと主張する。食べてもジャガイモの味として受ける。催眠が解かれない限り、騙されたままとなる。それほど人間の感情は曖昧にある。感情とは、外界の刺激に応じて絶えず変化する気持ちである。自身の体(脳)は、常に貴方に指示を送り、貴方はその指示通り動かされるが、意識を伴って判断、最終的な動きとなる。その時、意識が勝るのか脳が勝るのかは、精げに由ってわかれ示し申す。自身が精神的心の持ち主であるなら、意識の判断となる。それは瞬時となり迷うことなく動く。そのため、
考えることのない瞬間の動きとなって、あらゆる事柄に対応する。それは、
危機一髪を避けることとなる。その時貴方は、不思議な存在である。
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