つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

常識をやぶって・・・

2007-07-16 | Weblog
夢の世界も、あの世も記憶でつくられる世界。
記憶の現象であるために、
記憶に恐怖、不安、悪がつくられると、
それらが現象されるために、
夢の世界は恐い夢となって、嫌な夢となる。
死後の世界は、恐怖、不安、悪となって地獄となる。

記憶が現象されて世界が創られているために、
その記憶にできるだけ悪をつくらないこと。
悪を記憶としなければ、悪は現象されないために、
悪の無い世界が創られ、つまり、地獄となることがない。

人生のなかに悪いことをしない、これが悪を記憶としないということ。

人以外の動物は生きるために
獲物を捕らえて食す。そこには善悪はなく、
ただ自分が、種が生きるためだけを思って捕らえる。
特に弱っているもの、自分より弱いもの、力のないものを捕らえる。それは
情けもなく哀れと思うこともない、感情の動かないものである。
憎しみのないものであるために、悪が現象とならない。
だから、彼らには悪が記憶とならず、現象となることがない。
そのために地獄が創られる事がない。
死して、地獄となることがない。
人の常識では、なんと非情な事かと思うのだが、
人の常識では計れない善悪である。
恐怖や、不安、悪がつくられると、それが記憶となって
その縁の世界が創られてしまう。
想念に悪を思わないこと、これが心のあり方である。
救われる方便である。
人の常識では計れない識であるために、
智慧という識で持って計る。


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