つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

諸行無常の常住不変

2012-08-05 | Weblog
過ぎ行く夏に、線香花火を点し、
つかの間の涼をとる。
淡く儚く華やぐ火花に、諸行無常を学ぶ。
それを智慧として、あらゆる執着を離れることを知る。
ただつかの間を愛しみ、記憶に刻む。
一瞬一瞬を慈しんで、時を敬う。有難きことと。
そのように知った者に、時は報いる。優しくそよ吹く風のように。
その風に誘われて、
すぐさま、あの世の時を越えて未来世を受ける。
風逆巻く中にありながら、そよ吹く中を生きられる。
真の愛しき者にあるために、愛しきものを作らずを覚る。

将棋のこまのはじめの一手を打つ。
愚者のそれと知者のそれとに違いは無いが、
明らかに行き先の違いがこめられている。
智慧あるものと無いものとの
先を読んだ違いである。
真に愛しき者にあるために、愛しきものを作らず。
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