38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

お盆で集合、ビールが旨い。

2010年08月16日 | 農と暮らしの日記
みんなで播いた大豆の畑に水を入れた。
感想でヘロヘロ、というような感じではなく、むしろ元気に育ってはいたのだけれど、大豆は水がないと実が入らないといわれるので、花の咲き始めたいまから、早めに土壌の水分を確保しておこうということで。

この田んぼはふだん、水を使っていない。
しかし水路は来ていて、そのおかげ(?)で種を播いた翌日の大雨で用水路が溢れ、一時水没してしまったことは前に書いた。このときは普段使っていないこの田んぼへの水路に勝手に水が流れ込んできてしまったのだけれど、意図的に水を入れようとすると、水路のあちこちにたまっている泥をすくい出したり、水路が通過してくる途中の何枚かの田んぼ(よその方が畑に使っている)それぞれの水口をしっかりふさいだりと、ちょっと手間がかかる。

その作業を一昨日やってしまって、今日はいよいよ水入れ。
とりあえず田んぼ(大豆畑)に水を入れ始めてから、それぞれの畝間に流れ込むように鍬で溝を切ってやり、こんなふうにひと通り水がたまるくらいまで流し込んだ。ただ、カラカラに乾ききった畑だから、これだけではまた数日晴れれば元通りになってしまうだろう。数日おきに、乾燥が極まる前にちょこちょこと水を入れてやったほうがよさそう。



月曜、この辺りでは今日までお盆休みのところが多いようだ。言わずもがなの晴天、高温。
昨日は西条の観測地点が日本で一番の高温を記憶したと新聞に出ていた。37.6℃。涼しい百葉箱の中でこの温度だから、炎天下の畑の上は……。さすがにその「午後2時頃」には畑にいなかった。通りがかりの人たちが心配するといけないので。

朝:5時過ぎから収穫しつつ畑に水入れ、ごはん。
午前:荷造り、11時頃に市街に出て出荷、配達、ついでに渚と真を僕の実家に預ける。
午後:昼ごはんのあと、少し机しごと。15時頃から畑の草刈り(刈り払い機)、畑の水路切りなど。16時頃から、先にさつま芋の除草に出ている薫に合流、ひたすらつるを上げて草を刈って、17時半あがり。
夕方:18時頃に僕の実家へ。兄一家もお盆で帰省し、久しぶりに渚、真たち「従姉妹弟」?含めて大勢(10人)で晩ごはん。妹一家は残念ながら今回は不参加、またの機会に。今日は夕方のさつま芋草刈りの途中から我慢して「水断ち」していたので(よい子は真似をしないように)、一杯目のビールが格段に旨い。そのまま宿泊。

<本日の野菜セット>例
じゃが芋、茄子、ピーマン、甘唐辛子(伏見、万願寺)、オクラがほぼ全セット共通、一部セットに南瓜、小玉葱など。
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お盆、そして七夕飾り。

2010年08月15日 | 農と暮らしの日記
七夕飾りを、夕方に玄関のところに立てた。
明日8月16日が今年は旧暦の7月7日。月遅れでお祭りしているところでも、もう10日近く前だったわけで、いまごろ七夕?というのが率直なところだけれど、旧暦に従えばそういうことなので仕方がない。それでも七夕といえば秋の風に笹の葉が揺れるというのが本来の季節感なのだそうだから、まだまだ秋の風なんてとても……というのも素直な実感だ。

とにもかくにも、新暦の7月7日に七夕を祝うのは論外な気がしてくる。
旧暦をベースに考えると、「梅雨空で天の川が見えない」なんていうのは当たり前、ということになる。けれど、旧暦より新暦のほうがもちろん季節感に合うような事柄もあるから、なかなか単純にうちのカレンダー全部を旧暦だけにしてしまおう、っていうのも勇気がいる。というか、それじゃ仙人みたいになってしまう。青色申告書を旧暦の日付で受け付けてもらえるなら、それもやってみていいかなと思うけど(思えへん、思えへんと経理担当の薫が叫んでる気がする)。



8月15日、日曜、世の中はお盆休み、夏休みの真っただ中。終日の晴天、高温。
朝:中学校同窓会から一夜明けて、一次会で帰ったから爽快に目覚めたけど、ゆっくりめに始動、7時過ぎから収穫、市街出荷。
午前:炎天下、さつま芋の除草。昼に戻ってごはん。
午後:昼休みを兼ねて真と一緒に七夕の笹を近所に刈りに行く。僕がこれと決めたあとは、真が鋸で切り、平たいところまで引っ張りおろして、家まで自分の肩に担いで帰った。真には将来的には援農Sさんみたいに「そうめん流し」も自分でできるようになってほしいので、まずは七夕で練習というわけだ。帰宅し、新聞広告のチラシを切ったものや折り紙の淡い色のを探し出したりして短冊に切り、願い事やら「おりひめ」「ひこぼし」やら書いて笹に結え、玄関脇に立てかける。渚と薫はまたあとで願い事を書いて追加で吊り下げる予定。
薫はさつま芋の除草の続き。
夕方:みんなで播いた大豆の畑に水をひくための作業。
元は田んぼなのだけれど長く畑としてしか使っておらず、水路がちょっと土砂に埋まってしまっているのでそれを掃除して水をひく。水路だけとりあえずつくり、本格的に水を引くのは明朝ということで。19時帰宅、晩ごはん。

渚はバレー合宿の楽日。
現地近くの花火大会も見せてもらってから帰るそうで、晩ごはんは3人で。

お盆休みは世の中的には今日でひと区切り。
このあたりでは明日16日もまだ「お盆」という感じのようだ。その、いつからいつがお盆なのかというのは実は僕はよくわかっていない。お盆についてはもう少し勉強したいなぁというのが正直なところだ。

お盆はお盆として、今日は65回目の終戦の日。
8月は広島、長崎と原爆の日があり、8月12日に日航機墜落事故の慰霊があり、そしてお盆でご先祖様の供養、さらに今日15日が終戦の日となると正直なところ、不戦の誓いを新たにするというような感情が少し薄れてしまうのが自分自身の感覚だ。といっても、感覚とかなんとかで済ませるわけにいかないのがこの日の重みなのであり、それがわかっているからこそ、やはり正午にはラジオをつけ、列島を包む黙祷の空気にわが身を置く。
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中学校、27年ぶり同窓会。

2010年08月14日 | 農と暮らしの日記
さつま芋の除草が進む。
というか、進まないというか。日本語って難しい。いやいや、難しいのはやっぱり除草。まあとにかく大変だ。世の中はお盆休みに入っていても、夏の畑に休みはない。真冬なら出荷の約束さえなければ2日や3日は簡単に休める。1週間休んでも大丈夫かもしれない。畑の野菜がほとんど動かないから。そして、草もまた。だから、露地野菜の農家に正月休みはあってもお盆休みはない(西条でも「七草」の方々は逆ですね、たぶん)。



土曜、曇りのち晴れ。相変わらず湿度も気温も高い。
朝:5時半頃から収穫、今日は土曜だけど宅配便で送るセットの出荷が臨時で少しあり、その荷造りも済ませてから市街に出てスーパー納品、真を僕の実家に預けて帰宅。

午前:みんなで播いた大豆の畑の除草にMさんが二度目の援農。
前回は僕が、今回は薫がそこにご一緒してひと通りの除草が終了した。薫は上記のさつま芋の畑に移って除草、僕は除草の終わった大豆の畝間に管理機を走らせて二度目の中耕・土寄せ、そのあと秋どり胡瓜の除草の仕上げ、南瓜をまた熟し具合を見ながら二十個ほど収穫して帰宅。

午後:とにかく暑いので机しごと。
雨でも降ったらと思って放ってあるしごとがあり、だけど雨なんて来年の梅雨まで降らないんじゃないかというくらいの夏空だから、晴れてるけどあきらめの机しごと。

夕方:僕は自転車で市街へ。
中学校の同窓会(学年全体)への出席。この学年の同窓会そのものは10年ほど前にあったそうだけれど僕はまだ神奈川にいて参加しておらず、ということは卒業以来で27年ぶり。いや、正確には卒業した年の夏あたりに3年のクラスの同級会みたいなのを学校の教室でやったことがあって出かけた記憶がある。

正直なところ、かなり衝撃的だった。
「女子」はある程度予想していたけれど、「男子」でもひと目見てまったく誰だかわからない人が多い。顔を見た瞬間にわかる割合は2割くらい、しばらく様子を見ていてわかるのが4~5割。結局わからずに「あれ、誰?」って尋ねてわかるのが3分の1ほどもいる。さらに、名前を聞いても全然ピンと来ず、帰宅して卒業アルバム見てやっと「あ~っ」という同級生も2人いた、ごめんなさい。

5クラスあったから約200人。
そのうち昨日の出席が約70人、男のほうが少し多かったか。西条南中(卒業したときは西条市立南中学校、その後、市町合併があって西条市立西条南中になった)は主に大町小と神戸小からで僕の母校の大町小のほうが人数も多いこともあって、中学校の同学年生はクラスが一緒になったことがなくても在校中はたいてい名前と顔がわかっていた。それでもこんなにもわからないとは。要するにみんな、おっさんになっているということだろう、僕も。

先生も2人が来てくださった。
しかも、女性のM先生は僕の1年生の時の担任、男性のB先生は3年時の担任。お二方とも当時は20代の若い先生で、だけれどもう、定年まで指折り数えて……というお歳なのが信じられないくらい若い。同級生は「年とったなぁ」という印象なのに、先生は若く感じるというのが不思議だけれど。

同級生たちとの再会はとにかく楽しかった。
昔話よりは、いまの暮らしや仕事のことをけっこう話したかな。秋川雅史くんもビシッと衣裳着て「千の風になって」を歌ってくれた。生で聞くのはもちろん初めて。

3時間ほどだろうか、一次会終了。
二次会にもかなりの人数が向かって僕も名残り惜しかったけれど、明日の朝も早いので辞去。22時頃帰宅。幹事のみなさん、先生方、ありがとうございました。話のできなかったたくさんのみなさん、またいつか会いましょう。それまでお互い元気で。

<本日の野菜セット>例
じゃが芋、小玉葱、茄子、ピーマン、万願寺唐辛子、オクラ、など。一部セットに胡瓜。
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お盆前、草刈りまくり。

2010年08月13日 | 農と暮らしの日記
約1か月前、7/11にみんなで播いた大豆が生育中。
画面の左側、全体の半分くらいは先週の金曜に、種播きもしてくれたMさんが援農で草とりに来てくださり、右側の続きも明日またMさんが手伝いに来てくださる予定。1週間の差で草もかなり伸びてしまっているけれど、いまならまだまだ余裕できれいにできる。夏の援農、とにかく1時間でも2時間でもありがたいです。



金曜、ほぼ終日の薄曇り、しかし35℃前後の高温、そして高湿度。
朝:5時半過ぎから収穫約2時間。ついでに茄子やピーマンの畑に用水から水を入れる。
午前:セット荷造り、途中で追加収穫。11時過ぎから真と一緒に市街配達。戻って昼ごはん。
午後:薫は昨日に続いてさつま芋の除草。僕は里芋に水を入れながら、稲作の田んぼの畦草刈り約30分、別の畑でまた水を入れながら草刈り約1時間。16時過ぎから、いつもお世話になってるH君を今度は僕が援農(というか「援刈り」)、1時間ほどでとりあえずちょっときれいになって終了、17時半過ぎから30分ほど今度は青年農業者のさつま芋圃場の草刈り。
18時半あがり。



渚は今日からバレーボールの合宿。
真は今日からしばらくバレーもお盆休みで、今日は午後から友だちんちに合流して川遊び&公園遊びでお疲れさん、僕が帰宅したら晩ごはんも食べずにもう寝ていた。お盆中も子どもたちは外でみなさんにお世話になってます。いつもながらありがとうございます。

<本日の野菜セット>例
茄子、ピーマン、甘唐辛子(伏見、万願寺)、ゴーヤー、オクラが全セットに。一部セットには他に、じゃが芋、小玉葱、ミニトマト、空芯菜、南瓜など。
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ふんだり、けったり。

2010年08月12日 | 農と暮らしの日記
最近の野菜セットの例。
これは大セットで、宅配便で月1回お届けしている方のもの。前回載せた約1か月前、7/16の頃との違いは、ズッキーニが7月いっぱいくらいで完全に終わり、あとは胡瓜やトマトがほぼ終了(このセットには入っていないけれど他のセットには細々と入っている)。

じゃが芋、小玉葱は在庫があるけれど果菜類が豊富なので入らない場合も多い。
そして、南瓜をセットによって。セットによってというのは、毎週の人にはまだいつでも入れられるからまあいいか、でもこの写真のセットのように月1だと、来月どうなるかわからないから、とりあえず今回まずは1つ入れておこう、という感じで。

あとはピーマン、甘唐辛子類もまあまあ余裕がある。
それから、オクラもいまならたっぷり入れられる。空芯菜、つるむらさきなど葉ものがちょっと苦戦中。畑が乾いていて、灌水に手が回っていない。

いちおう、セット内容を記しておくと。
左のかたまりが、伏見甘長唐辛子と万願寺唐辛子、ピーマン。その右がゴーヤー、胡瓜、長茄子、茄子。その上がオクラ各種(島おくら、五角オクラ、赤いオクラ)、さらに上が空芯菜、右が南瓜(日本かぼちゃ)。以上で1,900円くらい。



木曜、セットは宅配便が中心。
曇りのち晴れ、強風、高温(35℃前後)。

昨夜、雨雲を持ってきてくれるはずだった台風4号は完全に期待外れ。
そもそもが山陰沖を通過するコースだから台風本体の雨雲は関係なく、それでも南から湿った空気が流れ込んで……という線で予報も「ところにより」ではなく普通に「雨」だったのに。ほとんど一滴も降らなかった。近畿地方や北海道は大雨だったらしい。

さらに。
台風一過のフェーン現象で熱風が吹き、雨を待ち望んでいた畑をさらにカラカラに乾かしてくれた。まさに「ふんだり、けったり」を絵に描いたような展開だ。そういえば、この言葉がなぜ「ふまれたり、けられたり」じゃないのかというような疑問が話題になっていたことがあったけど、結局なぜだという結論だったのだろう、忘れてしまった。

午前:収穫、セット荷造り、薫が市街出荷。
午後:秋どり胡瓜の除草と誘引。薫は空芯菜などの除草。

日航機の御巣鷹山墜落事故から25年。
前原国交相が慰霊登山を行ったそうだ。担当大臣として歴代初めてとのこと、意外だ。

<本日の野菜セット>※上記の通り。
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田んぼ、除草終了。

2010年08月11日 | 農と暮らしの日記
南瓜をまた少しまとめて収穫した。
台風4号で今夜は雨が降るかもしれないというので、その前にと。渚と真も手伝ってくれて、主に今日はこんなゴツゴツしたかたちの日本南瓜。種の袋には緑色のきれいな姿が載っているのだけれど、どうもその段階では若いような感じで、少し置いておくとオレンジ色といか肌色というか、枯れた色合いになるのでいまはその頃合いでたいていとっている。南瓜のとりどきというのは僕のような「初級者」には難しい。



水曜、セットのない日。台風4号接近で夜には雨の予報。日中は曇り。
朝:オクラの収穫、荷造り、スーパー出荷。
午前:薫は田んぼの除草、ついにひと通り終了。僕はあちこちトラクタで耕耘。
午後:トラクタ耕耘の続き。トラクタ作業といっても畦の石垣の草を抜いたり刈ったり、草の多いところはロータリに巻きついた草をとったりと、手作業も多い。
夕方:一応台風に備えて苗を屋根の下に移したり温室が風をはらまないよう開口部を閉めたり。
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キャベツ発芽、台風接近。

2010年08月10日 | 農と暮らしの日記
数日前に播いたキャベツ、ブロッコリィの発芽が揃った。
夏の育苗は強光を避けようとして半日陰に置いたり、虫よけに寒冷紗をかけたりするためだろう、例年こんなふうに生育初期に徒長気味になってしまう。ここからはコオロギなどに食われないよう、育苗場所をかっちり寒冷紗で覆い、セルトレイだから乾きやすいので、こまめに水やりして約1か月、丈夫な苗を育てなければ。



火曜、曇りのほうが多い感じで時々晴れ、蒸し暑い一日。
午前:収穫、荷造り、薫が新居浜方面に配達。
午後:人参の除草を約4時間半。昨日午後の雨はもう畑の表面では乾ききっているけれど、土の中は少し湿り気があり、草を抜くのも昨日までのように金づちで表面をたたいて土を砕いてから、という必要はなく、それでも気を抜くと草の根っこに土の塊がごそっとついてくるから慎重に少しずつひいてやる。
夕方:18時あがり、19時から市内西部の丹原町で青年農業者協議会の役員会。今後しばらくの行事の段取りその他の事項を話し合って20時すぎ終了、帰宅、晩ごはん。

今夜は渚、真、薫の3人が市内の企業の夏まつりに。
バレーボールの指導をしてくださっている方の勤務先の行事へのご招待で、ステージでは阿波踊りなどのショーがあり、食べ物、飲み物等の出店もたくさん出てにぎわったようだ。僕がさてこれから晩ごはんというとき、お土産に唐揚げとたこ焼きを持って帰ってきてくれたのでにぎやかな食卓になった。

<本日の野菜セット>例
じゃが芋、茄子、ピーマン、甘唐辛子(伏見または万願寺)、ゴーヤー、オクラ、以上がほぼ全セット共通で、一部セットにはトマト、胡瓜。



台風4号が九州北部から日本海を東に進む予報。
四国にも大雨が降るかもしれない。となれば、草の出始めた畑をひと通り耕耘しておかなければ。
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2週間ぶり、普通の雨。

2010年08月09日 | 農と暮らしの日記
植えっぱなしにしていた秋どりの胡瓜に、やっと支柱を立てた。
そしてその勢いで、ネットも張った。左は収穫中の赤いオクラ。秋の胡瓜は台風に備えて地這いにすることが多かったけれど、今年はこのオクラの横に植えることにして、そうすればオクラが少し風よけになってくれるかなということで。

夏どりの胡瓜はほとんど終わってしまった。
本当はこのリレーをうまくしたかったのだけれど、秋どりを植えることができただけでも合格だ。今年はいままでの苦手作物だった胡瓜を夏秋の野菜セットに継続的に入れたいと考えて準備していたので、少し間があくけれど、なんとかぎりぎり計画通り。胡瓜と一緒に沖縄野菜の赤毛瓜も植えてあるので、トマトもそろそろ終わって、これから10月いっぱい、茄子、ピーマン、唐辛子類に、オクラと胡瓜、赤毛瓜、それにゴーヤも細々、という感じで揃っていれば、野菜セットとしてなんとかかたちになる。



月曜、予報通り晴れ時々曇り、午後は断続的に小雨。
朝:5時半頃から収穫、7時半に戻って朝ごはん。
午前:セットその他の荷造り、10時前に市街に出てスーパー納品、セット配達、その他の用事、図書館などまわって正午前に帰宅、昼ごはん。
午後:冒頭の胡瓜の支柱とネットの設営。薫は田んぼの草とり、いよいよ大詰め。
夜:19時過ぎから晩ごはん。渚は友だちと市民プールに行ってきたようだ。



午後の作業中、ラジオは甲子園の中継。
というか、ラジオ受信が壊れているのでテレビ音声。第3試合の長崎日大と北照の試合は開始直前の大雨で遅れ、また試合途中にも雨で1時間以上中断したので、普通の実況放送と違って、わりとのんびりと解説の人の話もあれこれ聞けたり、過去の名場面みたいなスポットのもいくつか入って、畑しごとしながら聞くにはなかなか楽しかった。

西宮の雨とは雲が違うのだろうけど、当地でも時々雨。
濡れても気にならない程度だったのが、18時頃からはかなり大粒になり、19時に帰宅したあと、30分ほどは本降りだった。先月25日の雷雨以来の「普通の雨」。真夏の2週間ぶりだから、間違いなく恵みの雨、なのだが、耕耘済みの畑で一昨日あたりから草が一気に出始めていたから、そろそろ降るのかなと思っていたら案の定。明日降ってなかったらトラクタであちこち走り回らなければ。

<本日の野菜セット>例
じゃが芋、茄子、ピーマン、万願寺唐辛子、オクラ、胡瓜、ゴーヤ、ミニトマト、以上がほぼ全セット共通。

夏休みシーズン、しかも今週後半はお盆ということで、セットお休みのお客さんも多い。
一方で帰省してくる人も多いらしく、スーパーはよく売れている。ただ、お盆まっただなかになると、寿司とか刺身とかオードブルとかに移行してくるので、「素材」の野菜は少し売れ行きが鈍るのが例年の傾向。
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千町の棚田、加茂の河原。

2010年08月08日 | 農と暮らしの日記
今日もまた、写真は「風景」。
西条市の市街地から車で10分か15分ほどのところにある「千町(せんじょう)」の棚田。千町は大きくいうと「加茂」という地区にある。幾つもの小学校があったという時代のことを僕はほとんど知らず、30歳を過ぎて故郷のことをあれこれ思うようになってから、市街からこれほど近くに立派な棚田があること、そしてその近さとあまりにも不釣り合いに過疎が進んでいるということに衝撃を受けた。

今日は数年ぶりに再訪。
一昨日から来てくれている「援農旅人」のHちゃんに西条のことを少しでも知ってもらおうと、どこに行こうかなぁと考えていたら薫もちょうどこの「千町」のことを思っていたということで、それなら即決、帰りに真もどこかで川遊びができるだろうということで。お盆が近いせいだろうか、思いのほかあちらこちらに車が停まっていて、ちょっとにぎやかな感じ。



日曜、予報通り晴れ時々曇り。気温は少し低めだろうか、30℃そこそこ。
朝:5時過ぎからオクラだけ収穫。戻って荷造り、朝ごはん。渚はバレーの練習試合。
午前:市街スーパー出荷から戻って9時過ぎから3人と真で人参の除草。まだまだ続く。

11時半頃に出発して、上記の千町へ。
車を停めて少し散策、その後さらに上のほうまで車で上がり、適当なところでUターンして山を降りる。高知に抜ける大きな道路まで降りた、河ケ平(こがなる)という集落の辺りの河原に歩いて降り、おにぎりを食べる。真は裸足で川に入って魚とり、のつもりだけど、川の魚は逃げ足が早く、全然つかまらない。銛(もり)を持ったおじさん(というかおじいさん)が川を下ってきたので尋ねると、魚籠(びく)には小さな鮎が何匹か。

13時半頃に川をあがり、14時過ぎ頃帰宅。
お茶にして、そのあと、夕方のバスに乗るHちゃんを薫が駅まで送り、僕はキャベツをまた少しセルトレイに播く。日曜夕方のラジオはいつものように、福山雅治安部礼司

渚はバレーから戻り、食後、真や友達と一緒に小学校での盆踊りに出かけた。
薫もちょっと様子をのぞきに行き、たぶんそろそろ花火も上がる頃か。



水曜の石鎚登山、木曜の青年農業者「野菜実践班」の総会(懇親会)。
金曜にJA支所まつり、Hちゃんが来て楽しい農作業をして、今日は千町棚田見学、川遊び。出荷に休みはないけれど、なんとなく夏休みモードだったこの数日。さて、明日からは世の中全般的には「お盆」の空気が濃くなってくる。一方こちらはとくに遠出の予定もなく、待ったなしのあちこちの畑で、あれこれの作業に精を出す。子どもたちの夏休みもいよいよ後半である。
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立秋、涼しい風は気のせい?

2010年08月07日 | 農と暮らしの日記
先日に続いて、また西条の風景。
これは飯岡(撮影地点はうちの田んぼのすぐ近く)から市街地方面を望んだもの(先日載せた市街近くから飯岡を望んだ写真の逆向きということ)。線路はJR予讃本線で、市街地の伊予西条駅には岡山から約2時間の特急も1時間に1本停車する。東京、大阪などからも意外と近い伊予西条、夏の観光にぜひどうぞ。



土曜、予報通り晴れ時々曇り。
午前:ゆっくりめの朝ごはんのあと、援農ゲストのHちゃんと一緒に収穫、荷作り。薫とHちゃんがスーパー出荷など市街に出ている間に僕は田んぼの除草、まだまだ続き。
午後:昼休みのあと、みんなで里芋の畑の除草を少ししてから、オクラの除草約2時間。



今日は立秋。なんとなく風が涼しい。
といってもこれはたぶんたまたまで、まだまだ当然のごとく暑い日が続くはず。しっかりした雨はもう2週間ほど降っていない。次の人参を播くタイミングはまだ来そうにない。

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JAまつり、お客さん。

2010年08月06日 | 農と暮らしの日記
毎年恒例、お盆の前のJA支所まつり。準備中に軽く夕立ちが来たけれど、あとは天気に恵まれて大賑わい。



金曜、今日も晴天、高温。
朝:5時過ぎから収穫、ごはん。
午前:セット荷造り。12時頃から市街に出てスーパー出荷、配達。13時すぎ帰宅。
午後:昨日睡眠不足その他により少し昼寝。16時から支所まつりの準備に出かけて、そのまま例年通り焼き鳥&イカ焼き&生ビール担当。

今年も真が手伝いに来てくれた。
バレーを一緒にしているお友だちも一緒に、主に焼き鳥&イカ焼きの売り子。券を持ってきた人に品物を渡し、ビールの注文は大人に伝える。手がすいたら焼き鳥のパック詰めなども。例年なら終了後の片付けまでいるのだけれど、今日は19時半に早退し、渚のバレーのお迎え、3人で一緒に帰宅。

20時過ぎから晩ごはん。
今日はお客さんが来ていて、支所まつりの焼き鳥&いか焼き、おでん、タコ焼き、おいなりさんも並べて、にぎやかな食卓。お客さんのHちゃんは東京で薫が勤めていたときの職場の方の娘さん。週末や夏休みのイベントなどにスタッフが子連れで参加するというようなことも多かったからだろう、いまも薫と当時のみなさんとは年賀状などで親子ともどもの近況が話題にのぼるらしく、その流れで今回は旅先の広島から四国に足を延ばしてくれた。僕も会ったことはあるはずだけど、当時の小学生もいまは立派な社会人。気分としては単純に「援農」要員である。

<本日の野菜セット>例
じゃが芋、小玉葱、茄子・長茄子、ピーマン、伏見唐辛子、胡瓜、トマト各種、オクラがほぼ全セットに。一部セットには青しそ、など。

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秋冬育苗、夜は壬生川。

2010年08月05日 | 農と暮らしの日記
西条市内、JRの跨線橋から飯岡方面を望む。
右手の日のあたっている山々が石鎚山にも連なる四国山地で、その麓(写真最奥部)が飯岡、左手の山々は玉津校区の下島山。飯岡は昔、この下島山に対して「上島山」と呼ばれていたそうだ。



木曜、晴れときどき曇り。今日も高温。野菜セットは宅配便のみ。
朝:5時過ぎから収穫、ごはん。
午前:セット荷造り、市街出荷、買い物などなど。戻ってごはん。
午後:秋の育苗開始で、まずブロッコリィと年内どりのキャベツをセルトレイに播く。ラジオは国会中継。
夕方:17時半あがり、自転車で市街に出て(その途中に撮ったのが上の写真)、JR伊予西条駅から特急で壬生川(にゅうがわ)へ。19時から西条地区青年農業者連絡協議会の「野菜実践班」総会・懇親会。

<本日の野菜セット>例
じゃが芋、小玉葱、茄子・長茄子、ピーマン、伏見唐辛子、胡瓜、トマト各種、オクラがほぼ全セットに。一部セットには空芯菜。
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ちょっと半休、石鎚登山。

2010年08月04日 | 農と暮らしの日記
西日本最高峰、1982mの石鎚山に登ってきた。
僕と薫は10年以上前に一度登ったことがあるけれど、子どもたちは初めて。うちから車で約1時間、市街地からだと40~50分で行ける標高約500mのロープウェイ乗り場が登山の始点。そこから約8分“空の旅”を楽しんで、あとは片道3時間前後で山頂付近まで行ける。



水曜、野菜セットのない日。予報は晴れときどき曇り。
朝:5時から収穫1時間、荷作り30分、ごはん。
子どもたちは7時からラジオ体操に行って5分ほどで戻ってきたので、すぐ出発。

7時過ぎにスーパーに出荷して、その足で石鎚山へ向かう。
市街地を7時半頃に出てロープウェイ下谷駅着が8時過ぎ。0820のロープウェイに乗り、0830頃から歩き始める。3か所の鎖場(写真はそのうちの1か所)も4人全員がクリアし、11時過ぎに山頂付近の小屋に到着。

ここから本当に山頂(天狗岳)はすぐそこ。
なのだが、今日はガスがこもって見通しが悪く、霧のような小雨も降り、風も強いので断念。小屋の中のテーブルを借りてお弁当のおにぎりを食べる。

11時40分頃に下山開始。
帰りは鎖場は避けて通常の登山道をひたすら歩き、14時過ぎにロープウェイ乗り場に到着。1420の便に乗り、1430過ぎに駐車場到着、飯岡へ。15時20分頃に到着。

渚は16時からピアノなので特別に軽トラで送る。
僕はそのまま畑に行ってオクラの草を刈り、17時前に渚を迎えに行って別の畑でトマトの収穫、渚にも手伝ってもらって南瓜も収穫。18時戻り、いつもより早いけれど、今日は休日モードということにして、あがり。みんなで晩ごはん。



石鎚にはちょうど、飯岡小学校の5年生たちも登りにきていた
今日から4泊5日の体験学習で、前半は「石鎚ふれあいの里」に泊まり、後半は市内丹原町方面で「農家民泊」して農業体験で学ぶらしい。それにしても、4泊5日はすごい。初日が石鎚登山というのもハードだと思うけれど、そこは「若さ」で、ばりばりとやるのだろう。



さて、完全休日とはいかなかったけれど、昼の仕事は休んだ。
というわけで、明日からはまたこちらもバリバリ働かなければ。石鎚くらい涼しければバリバリという気にもなるけれど、下界の暑さはまだまだこれから。無理せずボチボチやりたいと思います。
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お盆を前に、草刈り急務。

2010年08月03日 | 農と暮らしの日記
茄子とピーマンの畑をようやく草刈り。
田んぼやら人参やらさつま芋やらオクラやら、これより急を要するものがたくさんあって、もうジャングル状態になっていたのを、このまま優先順位が低いままにしておいたらお盆を越してしまうかもしれないので、とりあえず荒っぽくではあるけれど、刈り払い機で。

右手の草ぼうぼうのところは、つるむらさき。
この写真のあとで両サイドを刈ったら、まだなんとか生き延びていて、たぶん今週後半からはまたセットに入る見込み。



火曜、予報は晴れときどき曇り、実際は、晴れ間もあるけれど、ここ数日のなかでは雲の多い一日。
朝:5時過ぎから収穫、7時半戻り、朝ごはん、この間に子どもたちはラジオ体操。
午前:8時頃から荷造り、途中、市街に出てスーパー出荷、11時過ぎから新居浜方面に家族4人みんなで配達。終わって年に一度か二度の4人揃っての食べ物以外の買い物。揃って、といいつつ、僕は靴を買うので単独行動、あとの3人はユニクロへ。13時頃に合流、13時半頃帰宅。昼ごはん。

午後:近所で用事、14時前に出て15時頃戻り。
15時半過ぎ頃から畑に出て冒頭の茄子&ピーマンのメインの畑やその周辺のよその方と接している畦などの草刈り。刈り払い機は便利な機械だけどかなり疲れるので、早めに18時半頃帰宅。薫はその間に田んぼの草とり、いよいよ大詰め。子どもたちは20時頃にバレーから戻ってみんなで晩ごはん。

<本日の野菜セット>例
茄子、ピーマン、万願寺唐辛子、オクラ、トマト各種、胡瓜、以上がほぼ全てのセットに入り、ほかに一部セットにズッキーニ、じゃが芋、など。
※果菜類はトマトと胡瓜が低調気味だけれど、全体的にはまあまあとれていて、じゃが芋や小玉葱などの「在庫もの」を入れる余地が少ない。ありがたいことではあるけれど、食べてくださるお客さんにはちょっとバランスが崩れて使いにくいセットになっているかも。



明日は西日本の天気が下り坂。
といっても微妙なところで、今日までと同じく晴天、高温が基本ながら午後ににわか雨や雷雨のあるところがいつもより多いという感じの予報。そろそろ畑も天の水がほしいところ。
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猛暑続く、田んぼは肥切れ。

2010年08月02日 | 農と暮らしの日記
間もなく除草がひととおり終わる、うちの田んぼ。
右奥に見えるお隣の田んぼの緑の濃さと比べると、かなり黄色っぽいのがわかる。例年こうだ。来週あたり「中干し」なので、そのときに追肥をすれば少し取り戻せるかもしれない。



月曜、いよいよ8月、夏真っ盛り。すでにずっと真っ盛りですが。
予報通り晴れ、ときどき曇り。最高気温35℃前後。渚は登校日、プール納め。

朝:5時半過ぎから机しごと、子どもたちはラジオ体操、戻って朝ごはん。
午前:8時前頃から収穫1時間半、いったん戻って薫が荷造り開始、再び収穫に出て10時過ぎ戻り、セットの仕上げ。12時前に出荷に出て、13時半戻り。昼ごはん。

渚と真は友だちらと一緒に隣市の愛媛県科学博物館へ。
いまは夏休みで「熱帯雨林の生き物と自然」の展示をやっていて、真の大好きなカブトムシやクワガタも本物がいたようだ。そのあとはお約束のおやつタイム、こちらも外のお店で夏休みらしく楽しくやってきたようだ。

午後:暑いので長めに昼休み。
そのあいだ、机しごとで「春夏野菜で、わくわくごはん。」の販促チラシを作ったり、本の紹介を依頼するメールを書いたり。

夕方:16時前に家を出て、上の写真でも少し見えている里芋の畝間に水を入れる。
そこから他の畑に行き、人参の草とり、最後にオクラの草とり(昨日載せた写真のとは別の畑なので草がまだけっこうある)。

人参の除草は今日、金づちが登場。
炎天下で畑を金づちで殴り続ける男……。完全に不審者だ。畝の表面がかちかちになってしまっていて、草を抜くと土のかたまりごととれて人参までくっついてきてしまうので、先に草の上から金づちでたたいて土を砕いておく。すると、草を引いたときに根っこについてくる土が少なく、うまくいく。初の試み。あまり人に見られたくない。早めに19時あがり、20時前から晩ごはん。

<本日の野菜セット>例
じゃがいも、茄子、ピーマン、万願寺唐辛子、胡瓜、トマト各種、オクラ、以上がほぼ全セット共通、ほかに一部セットに、小玉葱、青紫蘇、ズッキーニの小さいの、など。



人参の除草中、胸ポケットには今日も携帯ラジオ。
AMラジオ受信が壊れていて、最近はもっぱらテレビの音声を聞いている。これも地上波デジタルが完全移行になったら終わる。そのときが買い替えどき。で、そのテレビ音声は国会中継。

国会中継は聞いていると、いらいらしていけない。
とにかく政治についてというか、政党とか選挙とか議員についての話が多すぎる。そんなのは控室ででもしてもらい、政策の中身の議論に時間を使ってほしいなぁというのが率直な感想。メディアも「政局」の話題が多すぎる気がする。

与党は野党の質問に、国民のほうを向いて答えればいいのにと思う。
相手が野党議員だと思うからだろう、答弁がとげとげしくて感じが悪い。野党の支持者だって今度は投票してくれるかもしれないのだから(政権交代というのはそういうことだ)。

野党も野党で、しばらくはこの政権下での国策実現に努めてほしいと思う。
現政権は参院選で負けたのだから民意に反している、だから解散して国民の信を問うべきだ、なんて、それだとずっと選挙ばっかりしてないといけない。一般社会にこんな理屈は通らないはずだ。会社の会議で事業を進める具体的な話をしないで、「あなたは部長の資格がない、みんなそう言っている」とかばっかり言ってたら誰も相手にしないだろう。毎日の仕事してから言え、と。

議員定数削減の話も変な感じだ。
「自ら身を切る」とか議員もメディアも言っているけれど、「自ら」ってたまたまいま議員になっているだけのことで、議員年金を全部やめるとかいう話ならわかる。けれど、議員定数を減らすというのは「あなた」のことじゃなく、これから議員になって国政に携わりたいという人の間口を狭めるということだ。

むしろそれは現職有利、既存政党(とくに大政党)有利、既得権を守る政策に思える。
いまの国会が政策の話をしないなら、まあそれはそれでいいから(勝手にやっといて)、政策の議論担当の国会議員を別枠で選んでもいいとさえ思う。税金もったいないけど、人数の減った国会で相変わらず政局ばっかりされるよりましな感じ。

……というわけで、やっぱり聞いていてしんどい国会中継。
とくに与党の甘ったるい質問はNHK、中継しなくてもいいのでは。あ、聞かなきゃいいのか。その通りです。
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