38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

お盆、そして七夕飾り。

2010年08月15日 | 農と暮らしの日記
七夕飾りを、夕方に玄関のところに立てた。
明日8月16日が今年は旧暦の7月7日。月遅れでお祭りしているところでも、もう10日近く前だったわけで、いまごろ七夕?というのが率直なところだけれど、旧暦に従えばそういうことなので仕方がない。それでも七夕といえば秋の風に笹の葉が揺れるというのが本来の季節感なのだそうだから、まだまだ秋の風なんてとても……というのも素直な実感だ。

とにもかくにも、新暦の7月7日に七夕を祝うのは論外な気がしてくる。
旧暦をベースに考えると、「梅雨空で天の川が見えない」なんていうのは当たり前、ということになる。けれど、旧暦より新暦のほうがもちろん季節感に合うような事柄もあるから、なかなか単純にうちのカレンダー全部を旧暦だけにしてしまおう、っていうのも勇気がいる。というか、それじゃ仙人みたいになってしまう。青色申告書を旧暦の日付で受け付けてもらえるなら、それもやってみていいかなと思うけど(思えへん、思えへんと経理担当の薫が叫んでる気がする)。



8月15日、日曜、世の中はお盆休み、夏休みの真っただ中。終日の晴天、高温。
朝:中学校同窓会から一夜明けて、一次会で帰ったから爽快に目覚めたけど、ゆっくりめに始動、7時過ぎから収穫、市街出荷。
午前:炎天下、さつま芋の除草。昼に戻ってごはん。
午後:昼休みを兼ねて真と一緒に七夕の笹を近所に刈りに行く。僕がこれと決めたあとは、真が鋸で切り、平たいところまで引っ張りおろして、家まで自分の肩に担いで帰った。真には将来的には援農Sさんみたいに「そうめん流し」も自分でできるようになってほしいので、まずは七夕で練習というわけだ。帰宅し、新聞広告のチラシを切ったものや折り紙の淡い色のを探し出したりして短冊に切り、願い事やら「おりひめ」「ひこぼし」やら書いて笹に結え、玄関脇に立てかける。渚と薫はまたあとで願い事を書いて追加で吊り下げる予定。
薫はさつま芋の除草の続き。
夕方:みんなで播いた大豆の畑に水をひくための作業。
元は田んぼなのだけれど長く畑としてしか使っておらず、水路がちょっと土砂に埋まってしまっているのでそれを掃除して水をひく。水路だけとりあえずつくり、本格的に水を引くのは明朝ということで。19時帰宅、晩ごはん。

渚はバレー合宿の楽日。
現地近くの花火大会も見せてもらってから帰るそうで、晩ごはんは3人で。

お盆休みは世の中的には今日でひと区切り。
このあたりでは明日16日もまだ「お盆」という感じのようだ。その、いつからいつがお盆なのかというのは実は僕はよくわかっていない。お盆についてはもう少し勉強したいなぁというのが正直なところだ。

お盆はお盆として、今日は65回目の終戦の日。
8月は広島、長崎と原爆の日があり、8月12日に日航機墜落事故の慰霊があり、そしてお盆でご先祖様の供養、さらに今日15日が終戦の日となると正直なところ、不戦の誓いを新たにするというような感情が少し薄れてしまうのが自分自身の感覚だ。といっても、感覚とかなんとかで済ませるわけにいかないのがこの日の重みなのであり、それがわかっているからこそ、やはり正午にはラジオをつけ、列島を包む黙祷の空気にわが身を置く。
コメント
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