38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

池の草刈り、盆踊り。

2010年08月22日 | 農と暮らしの日記
今夜は町内会の盆踊り。
昨年は薫と子どもたちが大阪に帰省していて僕ひとりだったが、今回は全員で参加。といってもみんな踊りはどちらかというと苦手なので、雰囲気だけ楽しみに。あと、ふるまわれるビールと(子どもはジュース、アイス、西瓜など)。

この盆踊り、昔は飯岡の各町内で行われていたそうだ。
いまは僕たちのいる「池ノ内」とすぐ隣の町内、「戻川」(もどりかわ)くらいらしい。実際、今夜も踊っているのは年配の方が中心で、子ども連れの家族も来てはいるけれど僕たちと同様、「雰囲気」のお客さん。それより何より、準備が大変だ。今年は僕も畑のことが忙しくて時間がとれず、申し訳なく思いながらも準備・後片付けは不参加。会場を掃除してやぐらを組み、提灯や飾りをつけて、音頭のテープや音響を用意して、飲み物、食べ物、金魚すくい……他にもいろいろあるのだろう、それぞれに人が出てとなると、続けていくことは大変だと思う。みなさま、ごくろうさまです、いつもありがとうございます。



日曜、今日ももちろん晴天、高温35℃前後。「ところにより一時雨」も当地には降らず。
渚は松山市北条でバレーボールの大会2日目。薫は保護者団、真は下級生チームとしてその応援に。

朝:5時過ぎから人参水やり30分ほど、6時から用水の池の堤の草刈り2時間。帰りにオクラの収穫して、9時前から再び人参の水やり1時間、10時前に戻ってようやく朝ごはん。
午前:10時半から2時間ほどトラクタ耕耘、昨日南瓜を片付けて燃やしたあとの畑など。
午後:14時半頃から野菜の畑に用水から水を引く。並行して育苗床づくり2時間ほど。秋冬野菜のセルトレイを並べて寒冷紗をトンネル掛けするスタイル。種は家で播き、発芽が揃うたびに移動して定植まで育てる。畑だと水やりなどの管理が面倒だけれど、家の庭にそれだけの余地がないので仕方ない。
夕方:17時半頃から人参の水やり1時間半ほど。
夜:19時過ぎ戻り。渚、真、薫は先に盆踊りへ(早く行かないと、「冷たいもの」がなくなるといけないので!)。引き継いだ晩ごはんの用意をちょっとやってから僕も19時半頃に追いかけて参加。しばらく「雰囲気」のみ楽しませてもらってからみんなで帰宅、晩ごはん。



今朝6時からの池の草刈りは地域の共同作業。
川の水や地下水が市街地ほど潤沢でない飯岡地区では先人たちが苦労して溜池を作り、渇水に備えてきた。その池の土手の草を刈る作業は昨冬初めて参加させてもらった。そのときは年に一度の草刈りということだったのだが、どうもそれでは草が多すぎて大変だということで、今年は夏に一度刈ろうということになったようだ。

それにしても、夏の草刈りは大変だ。
草といっても、土手の斜面に背丈ほどの高さに生えたカヤや、それにからみついた蔓草を、転げ落ちないように踏ん張りながら刈り払い機で刈り倒すので、力もいるし、注意も必要だし、虫は顔のまわりを飛びまくるし、そのうえ「蜂がおるけん、気ぃつけんかいよ」とか言われても、何をどう気をつければいいのか「運任せ」みたいな感じ。

とにかく自分が転げ落ちないこと。
それと、藪の向こう側とか土手の上下に他の人がいないか確認しながら(機械がブンブンいってるから、これが一番危ない)、怪我だけはしない&させないように祈りつつ(いや、祈ってたんじゃダメだって)、大汗かきながらの作業。仕事してるって感じ。数年前まではネクタイしめてヒートアイランドな街を歩いて大汗かいてた自分が、こんなガテン系(古い?)な作業してるのが不思議だ。

まあ、ともかくも約2時間で作業終了。
……のはずだったのだが、予想外に時間がかかって全然終わらず、明朝この続きをやることになった。冬ならあと1時間やそこら作業できるかもしれないけれど、炎天下でこの重労働はこのあたりが限界だ。自分だけもう限界と思ってたけど、どうやらみんな限界だったようだ。とりあえず終わったけれど、この段階でまだ朝8時半頃というのがつらい。畑しごとはここからなのだ。
コメント
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