38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

小学校清掃、桜の消毒。

2010年08月29日 | 農と暮らしの日記
8月播きの人参の発芽がかなり進んできた。
まだこの先、数日は寒冷紗をかけたまま水やりを続けていく予定だけれど、草も同時に出てきたので、今日は発芽の早い区域を選んで草とりも始めた。草のほうもまだ1~2mmの大きさで、これまでは「まだ早い、人参の発芽がしっかり揃ってから」という感じだったのだが、最近どうも人参の除草が後手後手に回っているので、今回は「早め早め」を試行してみる。

写真のように、空は低い雲が垂れこめている。
ほぼ終日の曇り空で、ときどき雲間から日が差す程度。これは7月中旬の梅雨明け以来初めてのこと。ちょうど上記のように人参の発芽が進んでいる頃合いなので、日差しが少ないと畝の上の乾燥の速度が鈍り、とても助かる。ただ、気温は相変わらず35℃前後の猛暑。



8月最後、つまり夏休み最後の日曜。ほぼ終日の曇り、時々晴れ。
朝:5時前から机しごと少し。6時過ぎから朝ごはん。
午前:7時過ぎから畑で育苗床の水やり、その他の作業少し。

8時過ぎに小学校に行く。
8時半から夏休み終盤恒例、たぶんPTA主催の親子清掃作業(正式な呼び名は違う気がしますが※後記=「PTA環境整備」のようでした)。例年は草刈りとか木の剪定とかだけど、今年、「6年生の男性保護者」の割り当ては校庭の側溝の掃除、つまり溝さらい。コンクリート製の重い溝蓋が重機で取り除かれ、底にたまった土(というか、溝全体を埋めてしまっている)をスコップなどですくい出し、三輪車に入れて、さらトラックの荷台に移して……。曇り空でよかった……。10時半の予定時刻を1時間弱過ぎて終了。

11時半頃からまた畑の育苗床の水やり。
12時頃から、今朝は時間がなくてできなかった人参催芽の水やり。13時前に帰宅して簡単に昼ごはん。

午後:13時半から公民館と小学校校庭まわりの樹木の消毒。
こちらは飯盛会の御役目で、ふだん農薬を使っていない僕も、同じく無農薬でブルーベリーを育てているT君も今日だけは「殺虫」に全力を尽くす。標的は主に桜の毛虫。午前中の清掃作業中も何人かが被害に遭っていたのを目撃したので、なおさら丁寧に。日常的には「益虫も害虫もない、自然界は共存共栄」とか言っている僕も、動噴で殺虫剤を飛ばし始めると、どういうわけか「完全にやっつけてやれ!」という気分になってくる。

とりわけ、飯岡小学校正門近くの「荘川桜」は念入りに。
発電のためのダム建設で湖底に沈む桜が移植された岐阜県の旧荘川村の「荘川桜」の「二世苗」が、当地にも事業所のある電源開発株式会社を通して寄贈されたもので、この桜を見ていると、多くの方々の努力でつながった命を将来の飯岡っ子にもつなげていこう、という気持ちになる。そのために奪われる毛虫たちの命はどうなのか。世の中は難しい。でも、考えるのをやめないでください、今日、虫とりに来ていて避難してもらった近所の子どもたち、そして僕も。

15時頃に終了、夕方の人参催芽の水やり1時間弱。
そして、草とりも1時間ほど。かなり早いけど野菜が少ないので里芋の試し掘り。3株ほど掘ってみたけど、やっぱりかなり早いぶん、かなり小さい。まだまだだ。18時半頃あがり。



渚と真は午前中は小学校の清掃作業。
そして昼頃からはバレーボールのみんなと一緒に加茂川でBBQ。薫も保護者で朝からテントやら調理やら終日現地、19時頃に帰宅してきて、一家で晩ごはん。

夏休みも月、火の二日間を残すのみ。
こんな猛暑のなかで始まる2学期は、運動会やら音楽会やら行事も多く(まあ、どの学期も行事は多いようですが)、子どもたちも先生方も大変そう。あと二日、元気に過ごしてよいスタートを切りたいものです。
コメント (1)
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