38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

猛暑続く、田んぼは肥切れ。

2010年08月02日 | 農と暮らしの日記
間もなく除草がひととおり終わる、うちの田んぼ。
右奥に見えるお隣の田んぼの緑の濃さと比べると、かなり黄色っぽいのがわかる。例年こうだ。来週あたり「中干し」なので、そのときに追肥をすれば少し取り戻せるかもしれない。



月曜、いよいよ8月、夏真っ盛り。すでにずっと真っ盛りですが。
予報通り晴れ、ときどき曇り。最高気温35℃前後。渚は登校日、プール納め。

朝:5時半過ぎから机しごと、子どもたちはラジオ体操、戻って朝ごはん。
午前:8時前頃から収穫1時間半、いったん戻って薫が荷造り開始、再び収穫に出て10時過ぎ戻り、セットの仕上げ。12時前に出荷に出て、13時半戻り。昼ごはん。

渚と真は友だちらと一緒に隣市の愛媛県科学博物館へ。
いまは夏休みで「熱帯雨林の生き物と自然」の展示をやっていて、真の大好きなカブトムシやクワガタも本物がいたようだ。そのあとはお約束のおやつタイム、こちらも外のお店で夏休みらしく楽しくやってきたようだ。

午後:暑いので長めに昼休み。
そのあいだ、机しごとで「春夏野菜で、わくわくごはん。」の販促チラシを作ったり、本の紹介を依頼するメールを書いたり。

夕方:16時前に家を出て、上の写真でも少し見えている里芋の畝間に水を入れる。
そこから他の畑に行き、人参の草とり、最後にオクラの草とり(昨日載せた写真のとは別の畑なので草がまだけっこうある)。

人参の除草は今日、金づちが登場。
炎天下で畑を金づちで殴り続ける男……。完全に不審者だ。畝の表面がかちかちになってしまっていて、草を抜くと土のかたまりごととれて人参までくっついてきてしまうので、先に草の上から金づちでたたいて土を砕いておく。すると、草を引いたときに根っこについてくる土が少なく、うまくいく。初の試み。あまり人に見られたくない。早めに19時あがり、20時前から晩ごはん。

<本日の野菜セット>例
じゃがいも、茄子、ピーマン、万願寺唐辛子、胡瓜、トマト各種、オクラ、以上がほぼ全セット共通、ほかに一部セットに、小玉葱、青紫蘇、ズッキーニの小さいの、など。



人参の除草中、胸ポケットには今日も携帯ラジオ。
AMラジオ受信が壊れていて、最近はもっぱらテレビの音声を聞いている。これも地上波デジタルが完全移行になったら終わる。そのときが買い替えどき。で、そのテレビ音声は国会中継。

国会中継は聞いていると、いらいらしていけない。
とにかく政治についてというか、政党とか選挙とか議員についての話が多すぎる。そんなのは控室ででもしてもらい、政策の中身の議論に時間を使ってほしいなぁというのが率直な感想。メディアも「政局」の話題が多すぎる気がする。

与党は野党の質問に、国民のほうを向いて答えればいいのにと思う。
相手が野党議員だと思うからだろう、答弁がとげとげしくて感じが悪い。野党の支持者だって今度は投票してくれるかもしれないのだから(政権交代というのはそういうことだ)。

野党も野党で、しばらくはこの政権下での国策実現に努めてほしいと思う。
現政権は参院選で負けたのだから民意に反している、だから解散して国民の信を問うべきだ、なんて、それだとずっと選挙ばっかりしてないといけない。一般社会にこんな理屈は通らないはずだ。会社の会議で事業を進める具体的な話をしないで、「あなたは部長の資格がない、みんなそう言っている」とかばっかり言ってたら誰も相手にしないだろう。毎日の仕事してから言え、と。

議員定数削減の話も変な感じだ。
「自ら身を切る」とか議員もメディアも言っているけれど、「自ら」ってたまたまいま議員になっているだけのことで、議員年金を全部やめるとかいう話ならわかる。けれど、議員定数を減らすというのは「あなた」のことじゃなく、これから議員になって国政に携わりたいという人の間口を狭めるということだ。

むしろそれは現職有利、既存政党(とくに大政党)有利、既得権を守る政策に思える。
いまの国会が政策の話をしないなら、まあそれはそれでいいから(勝手にやっといて)、政策の議論担当の国会議員を別枠で選んでもいいとさえ思う。税金もったいないけど、人数の減った国会で相変わらず政局ばっかりされるよりましな感じ。

……というわけで、やっぱり聞いていてしんどい国会中継。
とくに与党の甘ったるい質問はNHK、中継しなくてもいいのでは。あ、聞かなきゃいいのか。その通りです。
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