38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

伊曾乃の、川入りへ。

2008年10月16日 | 農と暮らしの日記
連日、まつりの写真ばかり……。
これが西条だと思ってあきれてください。というわけではなく、本当は畑の写真がなかなか撮れず、まつり写真で間に合わせているというのが現実。

で、写真は伊曾乃祭礼、「加茂町」のだんじり。
地元校区の旧国道、大町小学校の手前を担いて進んでいる。加茂町は僕の実家があるところで、中1のときに「洲之内」から2階の屋台を購入して新規参入した。秋祭りが終わったある日、太鼓の音が聞こえてくるので加茂川の土手に上がったら、加茂町のおじさんたちがまだ提灯に「洲之内」とあるままのだんじりを引っ張って国道の橋を渡って来ているのを見て感動した……のも、もう30年近く前のこと。

その後、僕が東京にいるあいだに現在のだんじりを新調した。
とにかく、16日は未明の「御旅所」(おたび)から宮入りまで、タイヤをつけずに担きとおすという、近年はまた増えてきた「かっこいいだんじり」の先駆的な存在であるようだ。



木曜、飯積神社の祭りも今日が初日、地区まわり。
朝:6時から収穫。
午前:朝ごはんのあと担き夫の格好になって、小学校での「おまつり集会」。昨年までは飯岡本郷と野口の2台の太鼓台だったが、今年は飯岡八幡も加わっての賑やかな集会。戻って野菜セット荷造り、市街地に配達。
午後:本来なら昨年までと同様、太鼓台の地区まわりに加わる予定だったのだが、久しぶりに伊曾乃祭礼の川入りに足を運ぶ。途中、大町四つ辻(森川屋の前)で高校時代の同級生と会って少し話し、また川入りの土手では帰省中の妹と甥、松山から一瞬戻ってきたらしい兄と1時間ほど合流して見物ののち、夜道を家族4人、ペダルを漕いで飯岡までなんとか戻る。疲れた。



<本日の野菜セット>例
さつま芋、茄子、万願寺とうがらし、オクラ、長葱、まびき人参、大根まびき菜、小松菜まびき菜、蕪まびき菜、などから。
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秋まつり、前夜。

2008年10月15日 | 農と暮らしの日記
向かって左が新調なった飯岡本郷太鼓台。
その旧の太鼓台を購入して今年から祭りに加わることになった飯岡八幡(いいおかはちまん)太鼓台が右である。前夜の地区まわりに、旧太鼓台が挨拶に来てくださったのだと思う。

17日の本番は殺気立つとも言える太鼓台だが、今日はまだご覧の通り。
子どもたちが担き棒(かきぼう)に上がったりしてリラックスしている。



今日から市街地周辺の伊曾乃祭礼が始まり、未明に宮出しのだんじりの太鼓が飯岡まで聞こえてきていた。
朝:野菜セットの出荷がない水曜なので、机しごと。
午前:葉もの類の畑で三角ホーを使った中耕除草。
午後:田んぼで稲木組みの仕上げ。
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西条まつり、始まる。

2008年10月14日 | 農と暮らしの日記
秋播き最後の人参の現在。
9月上旬に播いて、10日前の土曜に「援農&カレーライス」でみなさんに除草をしていただいたところ。草がなくなると一気に元気になり、ご覧のとおり。ぼちぼち間引きを急がないといけない。みなさん、再びの援農をお願いします! ご連絡ください!



3連休明けの火曜、未明から大雨。
西条市内、氷見・橘方面(西中校区)の石岡(いわおか)神社の祭礼は初日の町内まわりがあいにくの天気となったが、午後からは雲が晴れてきた。一般的に言われる「西条まつり」は今日が初日(石岡、伊曾乃、飯積の各神社)。

朝:6時から収穫。
午前:セット荷造り、新居浜方面の配達。
午後:地這いトマトの畑の片付けをようやく。草と一緒につるを刈り払い。



<本日の野菜セット>例
さつま芋、茄子、ピーマン、万願寺とうがらし、オクラ、からし菜、長葱、人参まびき菜、などから。
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飯岡本郷、お披露目。

2008年10月13日 | 農と暮らしの日記
秋祭りに奉納される太鼓台が新調された。
愛媛県内あるいは全国的には、西条は「だんじり」、新居浜は「太鼓台」、というイメージが強いようだが、西条の東端、新居浜と隣接する当地では、秋祭りは太鼓台。しかも、この飯積(いいづみ)神社では、西条市(玉津校区、飯岡校区)と新居浜市(大生院)の太鼓台が一緒にお祭りをするという、ちょっと珍しいかたちである。



3連休の月曜、体育の日。
朝:6時から収穫、セットづくり。
午前:担き夫の装束に着替え、9時半から太鼓台お披露目式(飯岡小学校の校庭で)。
午後:祝宴参加は残念ながらお断りして帰宅、小松方面・市街地への配達。出発前に、一年ぶりの自称「邪魔した農Kさん」と現地案内人?らしい西条市内のIさんら来訪。
夕方:レタス類、春キャベツの種播き(地床育苗)。18時あがり。



邪魔した農Kさん、今回は援農なしで残念でした。
はりまや橋、こんぴらさんなど四国の観光名所をまわってこられたとのこと、うらやましい。またぜひ四国へ。そして「おいづみさんの太鼓台」をぜひ。



<本日の野菜セット>例
さつま芋、茄子、ピーマン、オクラ、空芯菜、からし菜、長葱、人参まびき菜、などから。
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秋じゃがも、待ったなし。

2008年10月12日 | 農と暮らしの日記
秋じゃがの生育が速い速い。
就農3年目で初めて秋のじゃが芋を植えたのだが、春作のスピードと全然違う。草も出ているが、それが気にならないほどの生育ぶり。ただし、秋の雨続きで初期の除草・中耕がなかなかできない。早く土寄せしてやらないと、芋の肥大の時期もおそらく春より短いだろうから、期を逸して不作、ということにもなりかねない。幸いこれから1週間ほどは好天が続くようなので、祭りもあるけど、時間を見つけて管理機を入れたいところ。



昨日に続いて稲刈り。
2日連続でレイニィSさんが援農、主にバインダー不良でばらになってしまっている稲藁を束ねる作業をどんどん進めてくださる。相変わらずの「じる田んぼ」で思うように体が動かないが、昨日刈ってしまったぶんをなんとかひと通り稲木に掛けることができた。あとは田んぼの乾燥具合を見ながら、できれば祭り前にあらかた片付けてしまいたい。だが、濡れているところをさんざん踏んでしまったから、水のひくのも時間がかかりそうだ。

朝:宅配便が月曜祝日の特別体制のため明日月曜出荷予定の一部を本日収穫・出荷。
午前:稲刈り続き。
午後:そのまま続き。夕方、さつま芋の収穫少し。18時あがり。
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田植え? 稲刈り?

2008年10月11日 | 農と暮らしの日記
ご覧のとおりの「じる田んぼ」。西条の方言?
これじゃ、まるで田植えである。落水の失敗。もあるけれど、今朝未明の大雨がダメを押したのも事実だろう。3年目の稲作で初めての泥中稲刈り。こうとわかっていれば、もう少し田植え(じゃない、稲刈り!)を延ばしてもよかったのだが、これほどまでと思っておらず、しかも今日は「稲刈り援農」も募集していたので、本降りでさえなければ決行という頭がもうできあがっていて、始めてみたらこのとおり、というわけだ。

援農は計10人。
大人だけの参加が2名、家族での参加が2軒で、大人5人+子ども5人、それにうちの大人2人+子ども2人、あわせて労力は14人力。これだけいれば、「早い早い」となるはずだったが、とにかくこの泥である。稲木を架けるのも、刈った稲を運ぶのも足を取られて効率が悪く、また、刈った稲穂を泥水に漬けたままにしておくのも忍びないので、「刈るだけ刈ってしまう」というわけにもいかず、ま、そこはしかしバインダーも調子が悪くて止まりがち、人も機械もみんなそろってのんびりペースの稲刈りとなった。

お昼はみなさん持参の弁当で。
午後もそれぞれ可能な限りの時間をさいてくださり、ざっと全体の半分くらいは終わった感じ。うちだけじゃとてもとても……という進捗具合で、本当に助かりました、ありがとうございます! いつもながら、おなじみ援農Sさん(今日はご一家5人で参加)、美しい稲木づくりを見せていただき、さらに挙げ句の果てには不用意に田んぼに突っ込んだ軽トラ救出まで見事に指揮してくださり、文字通り“たよりになるお父さん”。同い年だが、人生どこでどんなふうにこの違いが出るのか、不思議である。



今日から世の中は3連休。
そして、西条、新居浜あたりはそのまま「秋祭り」へと突入する勢い。体育の日が必ず3連休になる仕組みになってから、ただでさえ気の早いこの地域の祭りモードに拍車がかかっているような気がする。それがちょうど稲刈りに重なるから、余計に焦りが出てしまうのだろう。落ち着いて落ち着いて。
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10/11(土)稲刈り援農募集!

2008年10月11日 | 農に関する情報
参加無料。朝9時半~藤田家族の田んぼで。雨天中止。弁当・飲み物は持参で。農作業のできる服装、靴は雨後でなければ運動靴で可。子ども連れ歓迎(保育なし)。刈り取りは主に機械を使いますので、お願いするのは稲木をみんなで組んで稲束を掛ける作業。詳細はお問い合せください。
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秋本番、品薄続く。

2008年10月10日 | 農と暮らしの日記
野菜セットに入っている「人参まびき菜」。
そろそろ「まびき人参」といったほうがよい大きさになってきている。本来は写真のような大きさになる前にまびきを完了してしまったほうが全体的な生育にはよいらしいけれど、なかなか作業が追いつかないのと、本音をいえば、多少は大きめの人参がついた「まびき人参」のほうがセットに入れたときに「まびき菜」よりも「人参」に近いから使いやすいかな、という思いも。

ただ、値段が難しい。
「人参まびき菜」のときは収穫後の調製に手間がかかるので、大きさによってkg単価を1000円から800円前後で計算している。一方、まびき人参となると葉の部分はちょっと固くなって大量には使いにくいので、仕上がりの「人参」と同じく500円/kgで。たとえば、1束300gで150円。人参と考えれば、葉の部分があるぶん割高に感じられるかもしれない。



ブログ停滞中の記録をまとめて。

10/5(日)未明に雨。終日ほぼ曇り空。
朝8時半から年2回の地区一斉清掃。近所の小さな社(今宮さん)の草刈りに始まり、用水路を地区境まで下りながらの掃除。この一斉清掃、どういうわけか雨模様の日が多い。9時半ごろ終了。家族3人は市街に買い物。僕は留守番で机しごと。

10/6(月)曇り一時晴れ。
いつもの月曜の野菜セット。市街~小松方面配達。午前中、援農はレイニィSさん。午後、育苗の土づくり。

10/7(火)未明に雨、のち終日曇り。
いつもの火曜の野菜セット。新居浜方面配達。午後、にんいく植え付け終了。レタス類の植え付け少し。18時すぎあがり。

10/8(水)曇りのち晴れ。
野菜セットのない曜日。9月播きの畑の寒冷紗を外して片付け。レタス定植続き。草を焼く。午後、トラクタで耕耘。玉葱苗の手除草。さつま芋の収穫少し。18時あがり。

10/9(木)晴れ。
野菜セットは宅配便のみで配達なし。昼前にトラクタ耕耘。午後はその畑1枚全体に秋冬野菜の種播きあれこれ。18時あがり。

10/10(金)曇り。
いつもの金曜の野菜セット。市街配達。午後、バインダーの試行を兼ねて稲刈り少し開始。管理機を農機屋さんに修理に出す(クラッチ不良)。日没まで種播き少し。

<最近の野菜セット>例
里芋、さつま芋、茄子、ピーマン・とうがらし類、オクラ、空芯菜、人参まびき菜、長葱、などから。
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畑のお楽しみ会。

2008年10月04日 | 農と暮らしの日記
ゆうき生協イベント、「畑のおたのしみ」。
おとなり、新居浜地区会の企画で、会員さんやそうでない方や(うちの野菜セットのお客さんも)、大人子どもあわせて30人以上が遊びにきてくださり、午前中は人参の除草(写真)、葱畑の除草、夏の畑の片付け(支柱の抜き取りなど)。

さすがにこれだけ人がいると早い早い。
人参の除草はこまかくて神経を使う作業だけれど、いい感じでどんどん進み、残りの作業へと弾みがついたた(最初から最後まで一人ではとても時間が足りない)。

昼はうちの庭でカレーライス。
あいにく藤田家族の野菜はじゃが芋のみで、玉葱は県内の有機栽培、人参はさすがに県内産はなかったが、そのほかの肉類、調味料なども「ゆうき生協」取り扱いのものがほとんどなので、ゆうき生協商品“試食”のねらいも果たすことができた。カレーはほぼ完食。ごはんも3升5合がどんどん減って、最後はおにぎり10個くらいだったか。

午後は、野菜クイズ。
野菜の重量当てや、「この花は何の野菜?」「この種は何?」「玉葱は球根?茎?葉っぱ?」などで盛り上がり、また、プロのはずの僕も大いに勉強になりました。

参加してくださったみなさま、ありがとうございました。
人数が多かったこと、時間が短かったこともあり、ゆっくりしっかりとはお相手ができませんでした。またぜひお立ち寄りください。ゆうき生協の職員、スタッフのみなさんにもお世話になりました。終了後、再び援農で人参の草をひいてくださったKさん、またいつでも来てください。毎日援農歓迎。
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冬の葱、もう登場…。

2008年10月03日 | 農と暮らしの日記
冬の葱を、もう出荷し始めている。
ご覧の通りまだ細く、また白い部分が短い。本来ならまだまだ土寄せを重ねて、軟白部を太く長くしてから出したいところなのだけれど、いかんせん野菜がない。毎週または隔週で家庭の食卓に届ける野菜セットは、やはりある程度の種類とボリュームがないとかたちにならないので、夏野菜から秋冬野菜への以降がうまくいかないこの時期、とくに品薄の今年は、畑にあるものは何でも使えという感じで、人参まびき菜やら、実生で出てきた「しまな」(からし菜)とかがセット入り。



朝:6時から収穫。
午前:野菜セットづくり、市街出荷、買い物。
午後:畑の草刈り・片付け、秋じゃがの中耕(三角ホー)、など。
夕方:明朝ぶんの野菜の一部収穫・調整、19時あがり。



<本日の野菜セット>例
さつま芋、茄子、ピーマン、万願寺とうがらし、オクラ、空芯菜、人参まびき菜、しまな、早どり太葱、などから。
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稲刈り、迫る。

2008年10月02日 | 農と暮らしの日記
来週の稲刈りに活躍が期待されるバインダー。
昨年の稲刈り前に近くの農家さんから譲り受け、しかしちょっと調子が悪くて本番では力が発揮されなかったので、修理・調整を依頼し、それが今日仕上がって戻ってきた。2条刈りで、さらには刈った稲束を麻紐で束ねてくれるので、あとは人力で運んで稲木に掛けるだけ。上にも書いてありますが、稲刈りは10/11(土)です。お手伝い広く募集中!



朝:6時から収穫、ごはん、また収穫。
午前:野菜セットづくり、市街に出て買い物など。納屋の片付け。
午後:畑の片付け(春夏作のあと、秋冬用)。



<本日の野菜セット>例
さつま芋、茄子、ピーマン、万願寺とうがらし、オクラ、空芯菜、人参まびき菜、などから。
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明石産、いかなご魚醤。

2008年10月01日 | 農と暮らしの日記
あかしの魚笑。
兵庫・明石産のいかなごを原料にした魚醤(ぎょしょう)で、ふだん藤田家族では「ゆうき生協」で田中屋さんの醤油を使っているのだが、ナンプラーが欲しくて1瓶買って、だけどそれがそろそろ切れる頃合いになり、それならと前から気になっていたこの「あかしの魚笑」を明石から代金引換で送ってもらった。300ml入りが930円。今日はまず焼きそばに。



台風15号は幸い高知沖を去っていき、強風雨なし。
午前:育苗用の培土づくり。
午後:レタス類、春どりキャベツの播種など。

<本日、野菜セットの出荷なし>
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