38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

青年農業者、研修。

2008年10月30日 | 農と暮らしの日記
今治の有機農家、長尾さんの畑。
ずっと前にいちどこのブログでも紹介したことがある。今日は昨夕に続いて西条地区青年農業者連絡協議会の研修行事で、ただし今日は全体会ではなく「野菜実践班」という小グループの研修。内容は実は事務局である県の産業振興課Hさんにお任せだったのだが、そこにたまたま長尾さんの圃場見学が入っており、うちとは違って「バリバリやってる美しい有機農業の畑」というのを見てもらう絶好の機会となった。

朝、会員のTさんの車に全員同乗して出発。
余談だがこのTさんは苺や野菜あれこれのほか水稲も力を入れて栽培されていて、たまたまなんという偶然か、藤田家族の野菜セットをいちはやく定期契約してくれた神奈川のOさんが、以前からTさんのお米のお客さんだったというので驚いたものだ。愛媛と神奈川、1辺のみが極端に短い二等辺三角形みたいな不思議な縁である。

さて、本日の研修。
上記の長尾さんのところでは、にんにく、秋じゃが、人参、里芋などの畑、鶏舎、倉庫・保冷庫、玉葱の育苗床などを見せていただいた。上の写真はその玉葱の育苗床で、手前はいわゆる「セット玉葱」。春播き夏植え冬どりの作型で、現在のように保存の利く品種がなかったり産地リレーが徹底していなかった時代に、時間差で収穫する重要な栽培技術だったようだ。藤田家族の野菜セットは「冬は玉葱じゃなくて長葱を!」という半ば強引な方針に基づいているが、根菜のおいしい冬に、新鮮な玉葱があるというのも魅力的ではある。

昼食は「さいさいきて屋」。
JAおちいまばりの直売所で、食堂・カフェも併設されている。チキンカツカレー大盛りでエネルギーをたっぷりと蓄え、午後の視察地、松山市(旧北条市域)にある愛媛県農林水産研究所へ。ここでは、木質ペレットを使った温室栽培や胡瓜支柱を活用した簡易ハウスなどを見学。最後に、西条市内の水耕栽培の野菜農家さんを見学。初めて見るもの、新鮮な栽培技術の情報、車中でのいろんな話……などなど勉強になりました。



晴天の木曜。
朝6時から収穫、8時半もどり。野菜セットの荷造りは薫におまかせ。
終日、西条地区青年農業者連絡協議会「野菜実践班」の研修。18時半帰宅。



<本日の野菜セット>例
人参、さつま芋(紫芋あり)、茄子、ピーマン、小松菜、まびき菜各種(大根、人参、白菜など)、長葱、などから。

コメント
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