38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

台風来ない、雨降らない。

2013年06月11日 | 農と暮らしの日記
ピーマンにほぼひと通り一番果が付いた。
果菜類の一番果は樹の負担にならないよう小さいうちに摘果するようにと、野菜作りの教科書にはたいてい書いてあり、なるべくそうするようにしているけれど、忙しくて見落としていたり、それからやっぱり野菜セットに少しでも早く夏の野菜を入れたい思いがあるのかないのか、見て見ぬふりをしていたり、そんなわけで写真のような「普通のピーマン」も取れたりする。

先月半ばの定植から1か月弱。
2月上旬の種播きから数えれば4か月ちょっとでようやく「仕事」をしてくれるところまで成長した。この先、少なくとも10月いっぱい、霜が遅ければ11月半ば頃まで5か月ほど稼いでくれるわけだけれど、そう考えてみると、20歳前後でやっとのこと就職して月給取りになり、40代いっぱいでもう退職という短いサラリーマン人生だ。いや、畑に座っているだけでは稼ぎはなく、とれた実の数で儲けが決まるのだから自営業だろうか。
いやいや、ピーマンにとってみれば儲けどころか搾取かもしれない。



火曜、晴れ時々曇り。
晴れ続きの空梅雨予報から一転、台風3号直撃かという天気図に慌てふためいて畑を走り回った昨日はいったい何だったのか。進路予想は時々刻々と東寄りに変化し、上陸は紀伊半島か東海か、いやいや関東かと言っていたのは日の高いうちで、夜更けてさっきネットを見たら東日本の遥か南の海上で低気圧に変わりそうな話になっている。
当地の週間予報からも再び傘マークは消えた。

(ただし、低気圧は本州の沖合に停滞し、大雨が長く続く地域がある模様なので要注意です。)

朝:6時過ぎからごはん。8時半頃にフジグラン西条に出荷。
午前:9時過ぎから収穫、10時頃に戻って荷作りに合流、昼前に薫は新居浜方面配達へ。僕は残りのセットの仕上げ。
12時半頃、フジグラン西条に2度目の出荷、そのまま市内でゆうき生協の配送トラックと待ち合わせてズッキーニ納品。

午後:セットの伝票を書いたあと、14時頃から机しごとを1時間ちょっと。
台風接近なら日のあるうちに畑であれこれしたいところだけど、降らないのなら急ぐ仕事の優先順位が変わる。
15時過ぎから遅い昼ごはん。

夕方:宅配便のセットの箱詰めをしたあと、17時頃に畑へ。
今季最後の小松菜と蕪の寒冷紗をいったん外し、条間を三角ホーで中耕除草、玉葱を収穫してしまってその跡地2列の耕耘、茎ブロッコリィを抜いてその跡地2列も耕耘。メイクインの試し掘り、トマトの芽掻きと誘引、明朝出荷の収穫、19時半頃に帰宅。
温室内に広げて乾かしている玉葱の天地返しを30分ほどして、20時頃から晩ごはん。

<本日の野菜セット>例
人参、じゃが芋(男爵)、玉葱・赤玉葱のいずれかまたは両方、キャベツ、小松菜、チマ・サンチュ赤、ズッキーニB品。
セットによって他に、茄子・ピーマン・伏見甘長唐辛子の一番果、小蕪、エンダイブ、などから。
※茎ブロッコリィと小蕪は終了、人参は今週から「完成品」が入り始めている。
コメント
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