38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

セット玉葱、初試行。

2013年06月04日 | 農と暮らしの日記
いわゆる「セット玉葱」を初めて試み、今日その苗を畑から取ってきた。
農家の方や家庭菜園でいろいろされている方には釈迦に説法だけれど、温暖地の玉葱栽培は9月頃に種を播き、11月頃か2月頃にその苗を植え付けて4~6月頃に収穫するというのが一般的な暦になっている。玉葱の旬はいつかという問いに答えるとすると、いわゆる「新玉葱」、畑から収穫したばかりの瑞々しい玉葱の旬というと、当地ではだから「春から初夏」ということになる。この頃に新玉葱として出回るのは「極早生」あるいは「早生」の品種で、早くできる代わりに貯蔵に向かないらしい。

ちなみに、うちの玉葱は品種にかかわらず、「貯蔵に向かない」。
晩生種の玉葱は貯蔵するための品種ともいえるもので、普通に育てば夏を越せるのだけれど、うちのは首のしまりが悪く、暑くなってくると傷んでくるので、せいぜい9月頃までだ。

ところが、写真の「セット玉葱」は12月頃に収穫できるという。
これは早生の品種を春に播いておき、この時期にいったん掘り上げて乾燥させ、1~2cmくらいの「ミニミニ玉葱」みたいなのを「種」として9月頃に植えるらしい。という話は就農した頃から耳にはしていたのだけれど、だいたい玉葱そのものがうまくできてないから、その応用編みたいなのにまで手を出す気にならなかった。

だけれど、やっぱり冬に玉葱が欲しいという方は多い。
多い、というか、うちの食卓にだって玉葱が欲しい。冬は玉葱じゃなくて葱を食べればいいなんて強がってみても、やっぱり葱と玉葱は違うし、だいたい葱だってまともにできてないじゃん?って突っ込まれると、うつむくしかないわけで……。
で、セット玉葱、期待大。



火曜、晴れ。
渚は今日から最後の県総体の市予選。

朝:6時頃から荷造り、ごはん、8時過ぎに保育園納品、フジグラン西条に出荷。
午前:9時頃から収穫、荷作り、12時過ぎにフジグラン西条に本日2度目の出荷。

午後:新居浜方面の配達は薫が出かけ、僕は残りのセットの仕上げ。
14時頃から机しごと。17時頃から収穫、19時過ぎに収納、20時頃から晩ごはん。

<本日の野菜セット>例
人参(まびき人参込み)、玉葱、小蕪、春キャベツ、レタスまたはリブレタス、ズッキーニ、実とり豌豆。
セットによって他に、小松菜、茎ブロッコリィから。
コメント
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