38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

芋植えも、麦藁とりもほぼ終了。

2011年06月05日 | 農と暮らしの日記
春に播いた葱の苗を初めて植え付け。
これはいわゆる「一本太」で、苗床が畑の畔際にあって畦草を刈らなければならず、その前に苗とりをしてしまわないと刈った草に苗が埋もれてしまいそう、ということで急いで苗をとって植えた。とりあえず2列、計45mほど。左は刈り取り時期が迫る小麦。ますますいい色になってきたが、まだ粒をかじってみても柔らかい。雨の少ないうちに刈りたいけれど我慢我慢。



日曜、雨の予報は明日以降に変わり、曇りのち晴れ。
朝:5時半起きで野菜の荷作り。青空マーケットとスーパー出荷分と。6時過ぎからごはん。
午前:8時過ぎまでに荷造りをなんとか終えて、薫と渚が青空マーケットに出発、開店は10時。真は授業参観で午前中授業の登校。
僕は9時前後に市街に出てスーパー出荷、昨日電話で取り置きしてもらったさつま芋の苗をホームセンターで受け取り、そのまま畑に行って植え付け30分ほど。10時前に終了、小学校横の畑に軽トラを置き、歩いて真の授業参観へ。

授業参観は10時過ぎから教室で。
今日は担任の先生による社会科の授業。「いらなくなったけど捨てたらもったいないもの」を一人一人が家から持ってきて、もったいないからどうしようと思っているかを発表。リサイクルしたり人に譲ったり別のことに役立てたり。真は豆乳の紙パックについているストローがもったいないから工作に使うというのを発表した。

子どもたちはみんな、いろんなものを持ってきていた。
けれど、かつては単に「ごみ」だったものが、いまではたいてい「資源ごみ」などとして回収されて何らかのかたちで再利用されているものが多い。彼らにとっては生まれたときから「ごみ」の概念が僕たちとは違うはずだ。だからもしかすると、「何らかのかたちで再利用」されていると思うと「もったいない」感が薄れたりしないのだろうか。リサイクルされるんだからいいじゃん、ていうような。僕自身も缶ビールとかを買うときに自分を納得させる感じでそう考えることがある。



11時前に参観が終わり、トラクタに乗り換えて稲作用の田んぼへ。
11時半頃から30分ほど耕耘、そのまま家に戻って昼ごはんの準備。12時半過ぎに真が帰って来てふたりで昼ごはん。野菜たっぷりの炒飯(まびき人参の人参と葉の部分、玉葱、ズッキーニを炒め合わせて、わさび菜も刻んでトッピング)、昨日の残りのうどん(麺)でべか菜入りのスープ。

午後:14時頃から冒頭の葱の植え付け。
苗をとってそのまま隣の麦畑の脇に2列のみ、約1時間。そのあと隣接する近くの農家の方の裸麦の畑から麦藁をとらせていただく。今日のうちに藁を焼いてしまうというので、軽トラ4車分を大急ぎで運び出し、とりあえず、敷く予定の畑にどかどかと適当に落としておく。2時間ほどで終了。

夕方:17時頃から明朝出荷ぶん、ほかの収穫。
ズッキーニ、茎ブロッコリィ、キャベツ、新じゃが試し掘り、新玉葱、など。19時過ぎ終了、帰宅。20時頃から晩ごはん。昨日のマテ貝を下茹でしておいたのを天ぷらに。それとカレー。合わない。合わないからとここで無理して「マテカレー」」など試みてしまうと困ったことになりそうなので、ここはまあ、合わないけどおいしいものどうしは普通においしく食べられるということで。めでたしめでたし。



青空マーケットは好天のわりに人出が少なめだったそうだ。
それでも持って行った野菜、渚の焼き菓子類、薫のケークサレなど野菜たっぷり商品は7~8割は売れたようで、それならまずまずと思ったのだけれど、薫はケークサレが少し売れ残ったのが不本意らしい。ま、手間がかかってるから当然の思いかも。今日はイベントも多く、とくに競合したのではないかと勝手に思っているのが、「えひめのB級ご当地グルメin西条」である。10年前の僕が青空マーケットとこのB級グルメと選べと言われたらどっちに行ったか、言うまでもなく明らかだけれど、いまならどうだろう。というか、悩む時点ですでに……。いずれにせよ、どちらのイベントもお天気まずまずでよかったですね。めでたしめでたし。



雨の予報は日ごとに一日延ばしになって、どうやら火曜一日のみ。
それも曇り時々雨、らしく、となれば本当に降るのやらかなりあやしい。
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原子力発電に関する講演会。

2011年06月05日 | 農に関する情報
原子力発電に関する講演会の情報を2つ。
愛媛県砥部町では5/7(土)福島原発事故から地元の伊方原発を見つめる講演会、東京では6/5(日)チェルノブイリ原発に学ぶ土壌浄化の講演会があります。砥部町の講演会は藤田家族が出荷している愛媛有機農産生協とコープ自然派の主催、東京の講演会は藤田家族(藤田敏)が所属する日本有機農業研究会青年部の主催です。
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