38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

じゃが芋、除草は先手先手で。

2011年03月27日 | 農と暮らしの日記
ひと月前の2月末に植えたじゃが芋の、一回目の除草作業中。
毎年この春作のじゃが芋は草に弱るので(「弱る」は西日本の方言気味かも。じゃが芋が弱くなるわけではなく、僕が「困る」「難儀する」ということ。「こなに雨が多かったら弱るのぉ」という感じで使う)、今年は例年よりいっそう「先手、先手」を意識して。まだ芽の出ないうちに鍬などで畝の表面をひっかいておく。

さらに、今年はひと手間。
というのは、このじゃが芋は昨年までの稲作の田んぼを使っているので、写真のような「田んぼらしい」草がどんどん生えてくる。稲刈り後に何度か耕耘して一見きれいになったようだったのに、やはり出てきた。この辺りで冬のキャベツやほうれん草を作っている田んぼでも、びっしりとこの草が生えているのをよく見かける。鍬で畝の表面をひっかいても根の深い草はこのように残ってしまうので、それを手でざあーっとむしっていく。軍手で畝の頂点辺りをなでる感じ。その時にときどき土も少し掘ってみて、地中の種芋から芽が出かけているかを見てみたら、もうぼちぼち地表に出てきそう。

このあとの予定としては数日以内に管理機を使う。
畝間の土を畝の上にはね上げて、草の芽がまた出てきそうな頃合いに土をかけてやるわけだ。これは先日、今治の先輩農家さんに教わったこと。ま、わかってはいたのだけれど、やっぱり大規模に作っている方でも(だからこそ?)丁寧にそういうことをやるんだなと再認識したわけである。じゃが芋の芽にも土を被せてしまうかもしれないけれど、こちらはすぐにぐんと伸びるので多少の土がかかっても大丈夫、なはず。



日曜、予報通りほぼ終日の晴天。朝は霜が降りたけれど日中は暖かい。
朝:6時過ぎからごはん。真は昨日に続いてバレーの試合、渚も追いかけて応援。
午前:明朝出荷分の野菜の収穫。途中で、時々ブログにコメントくださるRitsukoさんがちょっと立ち寄ってくださり、春のさみしい畑を見ていただく。また今度、野菜のにぎやかな季節にぜひおいでください。

午後:葉ものをあれこれまた少しずつ種播き。
例年なら春分の日の連休辺りに一気に播き始めるものを、今年はこの寒さなので少し遅らせ気味にし、また、何度かに分けて播いたり一部はトンネルを掛けてみたりと「保険」もかけつつ、ようやく今日辺りからは大丈夫かなというところで、小松菜、ほうれん草、蕪を。そのあと、冒頭のじゃが芋の中耕・除草1時間ほど。さらに別の畑で2時間ほど、空豆の不耕起畑の草刈り。刈り払い機で一気にやってしまおうと思っていたのだが、各地で燃料不足の時勢でもあるし、時間さえかければ機械に頼らないとできない仕事ではないから、今日は鎌で手作業。このタイミングで一度刈っておけば防寒にもなるし他の春草を抑える効果もある、はず。

夜:近所でお世話になっている方のところで不幸がありお通夜。
19時半過ぎに戻ってみんなの晩ごはんに途中参加、カレーうどんで温まるっていうのもなんだか真冬の食卓のよう。



週が明ければもう3月も終わる。
なのに週間予報を見ると、まだまだ朝は3℃くらいまで冷え込む日があるようだ。さすがに日中は10℃台の後半まで上がって春らしくなってくるようだけれど、なかなか調子が上がらない。
コメント
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