38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

芽が出て、ふくらんで、卒業式。

2011年03月24日 | 西条の風景
この春最初の露地播き(トンネルなし)ほうれん草の発芽がほぼ揃った。
しかしここへ来てのこの寒さで、かなりちぢこまっている感じ。収穫まではまだ遠い道のりのようだ。その奥は小麦で、こちらはまずまずの生育。周辺の麦(多くは裸麦)と比べると葉色がかなり薄いけれど、まあまあ、ある程度はとれるだろう。先日、今治で小麦を作っている大先輩に聞いたら、「周りの畑より黄色く作るようにすればいい。そしたら、自分のところには虫も病気も出ない」と言っていた。これはなかなか深い。巣立ちの若者に贈る言葉、とするなら、ちょっとそれは向かないかもしれない。

桜のつぼみもふくらみ、種類によっては花が開き始めている。



木曜、曇り時々晴れ。
朝:6時過ぎからごはん。市街に出て保育園納品、スーパー出荷。
午前:9時過ぎに家を出て自転車で小学校へ。渚の卒業式で、薫は本人と一緒にひと足先に出ている。

卒業式は10時から。
その少し前から、式場では6年間を振り返る思い出のアルバムみたいなのが上映されている。式が終わって校門付近であれやこれやの記念写真を撮って、僕は先に帰宅。渚と薫はそのまま中学校の購買に行って、バレーのお友達と一緒に昼ごはん。僕は真と一緒に昼ごはん。

午後:野菜セットの荷作り。夕方、宅配便をトラックに引き渡したあと明日出荷分の荷作り。夕方、追加の収穫で畑へ。18時半あがり。

夜:卒業祝いの食卓は、おそらくこの冬最後の「おでん」。
大根や里芋(親芋)は当然うちの畑のだけれど、練り物は購入。いつも通りゆうき生協で注文していたその生産者は大地震の彼の地の方で、供給ストップ。その身を案じつつ、ちょうど昨日僕は西条駅周辺を“プチ散策”していたついでに老舗の佐々木蒲鉾店で野菜だんごとごぼ天を追加のつもりで頂いてきていたのだけれど、さすがにそれだけでは足りず、さらに追加で渚と薫がはんぺんその他を買って帰って来て、なんとか形が整った。



昨年は来賓席で見せて頂いた卒業式
やはり今年も印象深かったのは在校生の立派な姿だ。やはり、こういう場を“ライブ”で見せられると自分も力をもらった気がする。渚たち今年の卒業生は本当にいろいろなことを体験させてもらったと思う。算数とか社会科とかはいつ勉強してるの?っていう感じ。そんな様子を遠目に見て下級生たちはまたエネルギーを蓄えるのだろう。今年もまた思う。学校って、すごい。そして、本当にありがとうございました。

<本日の野菜セット>例
里芋・じゃが芋のいずれかまたは両方、人参、春どり大根、春キャベツ、菜の花(小松菜、蕪、チンゲン菜、白菜から)。
コメント (2)
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