38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

冷たい雨、風。冬が続く。

2011年03月25日 | 西条の風景
畑の地床で育っているレタス類の苗。
レタスは春播き野菜のなかではわりと寒くても苗が元気に育つので、温室ではなく畑で育苗している。就農当初はいつの作型でもセルトレイに播いていたけれど、同級生のY君が温室の中の地床に播くほうが楽だと教えてくれ、一部をそうしてみたら、そもそも種播きが楽だし(地床ならパラパラっと適当に振りまいてやるだけ)、水やりもしなくて済む。なるほど、だ。きっかけがないと他によい方法があってもなかなか自分流を変えられない。



金曜、今朝も冷え込んだ。
朝:6時過ぎからごはん、渚は昨日卒業してしまったので真だけが登校。僕は8時過ぎに市街に出て保育園納品、スーパー出荷。
午前:配達は薫と渚が出かけ、僕は宅配便その他の野菜セットを仕上げたあと、温室内で種播き。真も「3年生」が終わって下校、昼ごはん。
午後:引き続き温室内で種播き。温床が手狭になってきたので果菜類の苗箱を地面におろし、トンネルをかけた。

夕方:明朝出荷分の収穫に畑に出たら、トンネルやら不織布やらが風で飛びまくっている。
風で飛んだ資材を風の吹くさなかに直すのは骨が折れる。葱と人参を播いたところに掛けた不織布はまたすぐに飛んでしまいそうだから、その上から寒冷紗をさらに被せて抑え込むかたちにした。これは初めての試み。

予報では「ところにより明け方から昼頃まで雨」というのが出ていた。
それが今日は的中し、しかも風も強くなって、ほぼ終日「曇り時々晴れ、時々吹き降り」という、春の嵐っぽい天気になった。昨年書いたかもしれないけど、僕自身の中学校の卒業式がこんな天気だったような気がする。

それにしても寒い毎日だ。
松山では桜の開花が宣言されたそうだ。いつもこの頃になって花見の話が出始めると、「だけど花見の頃がまた寒くなるんだよね」とか「夜桜はさすがに冷えるよ」という話になるのだけど、今年はそんな「花冷え」以前に、当然のように普通にまだ冬の寒さだ。これではなかなか花見の気分にはならない。

夕方、畑にいたら東の空に虹が出ていた。
帰って渚に言ったら、「あ、そう。もう終わった」。もう「レインボー」は卒業してしまったのだ。

<本日の野菜セット>例
里芋・じゃが芋のいずれかまたは両方、人参、春どり大根、春キャベツ、菜の花(小松菜、蕪、チンゲン菜、ターツァイから1~2種)。
コメント (3)
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