38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

秋雨前線、枝豆味見。

2010年09月27日 | 農と暮らしの日記
枝豆。
今日の野菜セットに入れた。のだけれど、ちょっとうしろめたい気持ちで。というのはこの枝豆、本来は枝豆用に栽培したのではなく、「みんなで播いた大豆」だから。この大豆は11月に収穫して味噌にする予定。

その一部を今日、「枝豆」の段階で早取りしたわけだ。
なぜかというと、野菜セットに入れる野菜が猛暑・少雨のせいもあって(僕の技術の未熟がそもそも根底にあるわけです)このところかなり少なく、里芋やさつま芋をたくさん入れれば金額は満たされるけれど品数が少ないと寂しいし使いにくいので、一つでも二つでも品目を増やしたいということで。

1セット1株を入れてみた。
写真の状態から葉を切り落とし、その目方に今日は単価1000円/kgを設定して単純計算、するとだいたい1株300円~600円になり、芋類を「適量」に抑えることができた。とはいえ、これからずっと枝豆を入れ続けるわけにはいかない。枝豆の旬はさして長くないし、第一この大豆は「みんなで播いた」味噌用なので、それに必要な分は確保しておかないといけない。

もちろん、みんなで播いてもらったものがすべて味噌用というわけではない。
藤田家族のこの秋の大豆栽培をみんなに手伝っていただき、その中から味噌作り用の大豆を提供する(「地区会」に買っていただくわけです)仕組みなので、ある程度はこちらで自由に使える。とはいっても枝豆で取り過ぎると「藤田家族の大豆」が減ることは確かなわけで、本来保存用に栽培しているものを生鮮もので取って使ってしまうというのは、褒められたものではない。大根などの「まびき菜」や春の玉葱でも同様のことが起きていて、なかなか悩ましい選択を迫られるわけです。でもまあ、枝豆そのものに罪はない。どうぞ、セットに入っている枝豆は楽しくお召し上がりください。まだ、ちょっと実の入りが若いけど。



月曜、気がつけば9月最終週の始まり。予報は曇りのち雨。
朝:6時頃から作業場の片付け、出荷の準備。朝ごはん。
午前:7時半頃から収穫、8時半頃からセット荷造り、10時頃にほぼ完成。

セットの配達を薫に行ってもらい、僕は畑へ。
予報では昼頃からとなっていた雨にどうやらまだ猶予がありそうな空模様なので、第二弾の白菜を植えることにした。まず管理機で畝立てしてから、苗は播種後2週間ちょっとなので根鉢はまだ形成されておらず、おそるおそるセルトレイから引っ張り出しながら(時間がかかる……)。約3時間で350株ほどをなんとか植えて、寒冷紗のトンネルを被せたところで13時過ぎ、雨が本降りに。ぎりぎりセーフ。となれば、雨に濡れても気分は爽快。

午後:昼ごはんのあと、14時前から市街に出て用事あれこれ。
JA水都市では里芋がかなり高値と思われた。さつま芋も残っていたのは形の悪いものが多かったけれど、まあまあの値段をつけているなぁという印象。里芋、さつま芋とも品薄なのかもしれない。


16時頃に僕の実家へ。
昨日、運動会のあとおばあちゃんと遊んでごはん食べて泊った渚と真のお迎え。バレーボールの練習のない休日はめったにないので、ちょうどよかった。雨模様だし、かなりのんびりして、よい骨休めになったようだ。17時過ぎに帰宅。

夜:19時から丹原で青年農業者協議会の役員会。
年内にあれこれある行事の打ち合わせその他で20時半頃終了、帰りに田んぼの見回り。思いのほか大雨となっているので、すぐに溢れて田んぼに流れ込んでしまう用水の様子を見て、いまのところ大丈夫そうなのを確認して帰宅、22時前。それから晩ごはん。枝豆の味見も。先にセットに入れておいてからあとで味見というのもどうかと思いますが。やっぱりちょっと実がまだ入り切っていない。10/9の「稲刈り&枝豆試食」が頃合いかもしれない。

雨はまだ降り続いている。
明日の午前中いっぱいは降るという予報だから、畑はかなりの水分を含むことになりそう。今週末はまた傘マークが出ている。その間に一度トラクタを使えるほど乾く余裕があるかどうか。この雨がなぜ夏の間に一度でも降らないかなぁと、言ったところでしょうがない。秋の長雨の季節がやって来たようだ。

<本日の野菜セット>例
里芋、さつま芋、茄子、ピーマン、オクラか万願寺唐辛子、枝豆、以上がほぼ全セット共通でその他一部セットに南瓜。
コメント
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