38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

優しい雨、秋の兆し。

2010年09月13日 | 農と暮らしの日記
年内にすべて収穫しきってしまう予定の畑。
手前は先日も載せたさつま芋で、ようやく草をとったと思ったら猛暑・乾燥で緑がまったくない状態だったのが、このところ少し気温が下がってきたこともあってか、また葉が少し出てきた。土のかたまりがゴロゴロしているのは早掘りしたところ。鍬を入れると、ひとつが5kgか10kgほどある「岩」のような土のかたまりがゴロっととれて、小さな芋が顔を見せる。本当にツルハシのほうが効率がよさそうなガチガチの畑である。

その奥の3列は秋じゃがを植えたところ。
まだ芽は出ていない。そしてその奥のちょっと黒々している列が、今日、画面にも映っている青いトラクタで耕耘したところ。9月下旬に葉ものの種を播くか苗を植える予定で、1か月半ほどで仕上がるのを一気に収穫・出荷する計画。小松菜、ほうれん草、レタス類あたり。その奥はまた秋じゃが植え付け済み、さらに奥の緑はまたさつま芋。



月曜、予報では未明に雨だったが、目覚めたらその形跡はない。
朝:6時頃から里芋の収穫30分ほど、戻って朝ごはん。
午前:7時半頃から収穫1時間、戻ってセットは薫に任せて今日も水やりに出る。人参、キャベツ、ブロッコリィ、白菜。8時半頃から11時前まで。8割がた終わったかなというところで雨が落ち始める。あと2割ほどは雨があがってからと思って撤収したら、そのあとわりとしっかりと降ってきた。雨量は現段階では不明。5mmほどか。薫が市街配達、その間に机しごと。

午後:14時半頃から、晴れてきたので畑の様子見を兼ねて水やりに出る。
案の定、畑は全体的にもう乾いている。午前中に水やりしたところはさすがにまだ黒く湿っていて、だけれどこの調子で日が照れば乾くのは時間の問題だから、乾かしたくない人参から初めて、活着前のキャベツ、ブロッコリィ、白菜にもたっぷり水やり。

16時頃から冒頭の写真の畑でトラクタ耕耘作業。
雨の形跡はないけれど、多少は湿っているのだろう、ロータリをかけても土埃が舞うようなことはない。18時終了、また人参他の畑に戻って水やり。19時、畝が見えなくなったのであがり。



結局、朝も夕方もほぼいつも通りの水やりをした。
朝の雨のあと、昼過ぎまでは曇りで、このまま雨が土の中にしみとおってくれればという期待を抱かせたけれど、やはりそうはうまくいかず、午後は日没まで強い日差し。

優しい雨。一般的に見れば「恵みの雨」のような降り方だった。
もう少し早く降り始めてくれていれば朝の水やりはしなくて済んだかもしれない。でも、そうしたらそのぶん早く乾き始め、午後の水やりが大変だったことは容易に想像できる。だからこれでちょうどよかったのかもしれない。朝も夕も水やりしたけれど、全体的に見れば、まずまずの水分を畑に与えてやることができたはず。労力は同じでも、結果的には野菜にとっての恵みの雨となったと思えば、それはそれで気は安まる。

松山は真夏日が連続59日で途切れたらしい。
西条の隣市の新居浜は今日も30℃を超えたということで、おそらく西条も。明日はまた松山も30℃を超えてくる予報だから、やはり昨日書いた、別の意味での「暑さ寒さも彼岸まで」が真実味を帯びてくる。

<本日の野菜セット>例
さつま芋、里芋、茄子、ピーマン、オクラ、つるむらさき、以上がほぼ全セット共通、他に一部セットには、じゃが芋、南瓜。
コメント (2)
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