38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

台風一過、というか素通り。

2010年09月08日 | 農と暮らしの日記
昨日植えたキャベツに寒冷紗を掛けた。
いつもなら植えた直後に、こんなふうに青いポールを立てて寒冷紗を掛けてしまうのだけれど、昨日は夕方、植えている途中に雨が降り出し、作業する上でやりにくいし、その雨は台風が近づいている知らせだから飛ばされてもいけないし、逆に虫も台風の夜には近付かないだろうし(勝手な思い込み)、というわけで翌日まわしにしたわけだ。夜のうちに蝶々が玉子を産みつけたかどうかは不明。



水曜、セットのない曜日。台風9号が山陰沖を東進。
結局、雨は昨夕の30分ほどだけで、観測地点「西条」では4mmの記録。道理で朝に畑に行ったらすっかり乾いていて、「ほんとに降ったの?」って感じ。「台風」ということで過剰な期待をしただけかもしれないけれど、正直なところ、もう少し降ってくれてもよかったんじゃないかと思う。

ただ、台風一過は幸いにも終日の曇り。気温も30℃ちょっと、久々の涼しさ。
朝:水やりはとりあえず休んで6時半頃から朝ごはん。
午前:畑の見回り、乾いているのであちこち水やり。昨日植えたキャベツ類の寒冷紗掛け。
午後:大豆の倒伏防止の紐張り、茄子の草刈り。17時半頃、ちょっと早いけどあがり。

薫はほぼ終日、あちこちの畑の片付け。
果菜類の誘引紐を解いて支柱を抜くなどして、夏の畑も終わったものから順次、秋冬作への切り替え準備に入っていく。少し曇ってくれると、こういうことができる。この夏はとにかく、そういう時間がなさすぎる。



今朝の朝日新聞1面トップは「農業人口5年で22%減」の見出し。
就業人口が増えず、高齢化による激減に歯止めがきかないという記事で、それが「問題」だという趣旨の記事のようなのだが、朝日新聞は「やる気のある農家に農地を集約して、大規模化・効率化を図って国際競争力をつける」というようなのが社説であるはずだ。僕は日本農業の存続のカギは「頭数」だ(兼業であれ専業であれ、有機であれ慣行であれ)とあちこちで言い続けている(ひとりごとのように、ですが)。朝日新聞はなぜ、農業人口の減少を問題視するような記事を、いまさらトップ記事に載せたのだろう。




台風9号は福井県に上陸したとのこと。
福井県上陸は記録をとり始めてから初だという。地図をみたら、なるほどと思う。新潟県に上陸するのも難しそうだ。その前に能登半島にぶつかってしまう。その台風9号、その後はなぜか南下して、岐阜、愛知、静岡あたりを通りながら熱帯低気圧になったようだ。午後からは関東地方でも局地的に大雨になり、藤田家族の先住地、三浦半島あたりもかなり降っているようだ。

昨日、今日はその三浦半島、葉山町の森戸神社の例大祭
毎年9月7日、8日と決まっていて、今日8日の夜は神社の境内で演芸大会も行われるのだが、どうやら今年は中止になったらしい、残念。藤田家族も毎年出かけ、演歌聞いたり、南京玉すだれ見たりしたものだ。



さて、明日からはまた猛暑日が戻る見込み。
週末に傘マークの予報が出ているので、そこでまた何か種を播くことになりそう。少しずつ、秋の畑しごとの時間もとっていかなければ。
コメント
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