38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

石鎚の、大糞流し。

2008年07月07日 | 農と暮らしの日記
田んぼの現在。
6/21の田植えから2週間が過ぎ、(これが田植え1週間後)、苗は活着した模様で少しずつがっちりしてきているが、一方で早くも草が目立ち始めている。1,2年目はこんなことはなかった気がする。この段階で草が気になるというのは確実に草の出方が早いということに違いない。やはり昨年、種を落としすぎてしまったかという心配が現実のものになっているように思う。

田植えのあと、水は毎日30~40分入れている。
減水深(一日に水かさがどれだけ減るか)は約2~3cm、昨年まではすぐにもぐらが穴を開けて水がどんどん抜けていたので、今年はこのまま真夏の乾きやすい時期も水持ちのよい状態が続いてほしいところ。



梅雨が明け、今日から始まる新しい一週間は太陽マークの続く予報。
朝:5時から収穫、市街出荷。
午前:野菜セットづくり、小松方面の配達、戻ってトラクタであちこち耕耘。トマトの整枝・誘引など。
午後:遅昼のあと14時半~17時に葱の定植。
夕方:明朝出荷ぶんの一部収穫(人参、ズッキーニなど)、田の水入れ、18時あがり。



冬の葱の定植、前半がやっと終わった。
梅雨明けの発表があった金曜に、週末に植えるつもりで苗を畑からとって来たのだが、なんとその夜から翌日にかけて大雨が降り、今日やっと畑が乾いて耕耘し直し、なんとか植え終えた。苗はかなりへろへろだが、葱は強いので植えておけばなんとかなるだろう。

ところでこの梅雨明けの大雨のこと。
ブログでも散々嘆いていたら、小松の「デイサービス池さん」の“変集長”みかさんが教えてくれた。それによると、梅雨が明けたらしいよと利用者さん(おじいちゃん、おばあちゃんたち)に言ったら、まだ梅雨は明けてない、なぜなら「石鎚の大糞流しが降ってないから」だという。これ、久しぶりに聞いた、というか、ほとんど忘れていたが、たしかに子どもの頃に聞いたことがあった。7月1日の山開きに多くの登山者(修験者)が訪れるので、そのあとに大雨が降って……という話。気象庁の発表という「情報」に振り回されてしまった失敗をブログに書いたけれど、こんな言い伝えが頭にあったら、行動も違っていたかもしれない。農業者が山のことを忘れてどうする。



<本日の野菜セット>例
玉葱・赤玉葱、じゃが芋、人参、茄子、ピーマン(または万願寺甘とうがらし、伏見甘長とうがらし)、トマト(大玉、中玉、ミニから組み合わせ)、ズッキーニ、ブロッコリィ側花蕾、いんげん、などから。
コメント
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