38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

美味しい、まちづくり。

2008年07月02日 | 農と暮らしの日記
おととい載せたトマトの畑、近景。
これは卵形のミニトマトで、品種の特質もあるのか、あるいはおそらく栽培の未熟さが主因なのだろう、皮も実も固めで、調理用トマトのような食感だ。

昨日の晩ごはんは、トマトスパゲティだった。
上の卵形のではなく丸形のミニトマトが病気がちでたくさん株を処分したので、そのときについていた実(ほぼ完熟ぞろい)が何十個もあったのを、さすがに病気で処分したものだから売り物にするのは気が引けて(これ、実際どうなんだろう、病気の野菜って食べないほうがいいのかどうか…)、ともかく薫が即日ソースにして早速食卓に載ったわけだ。農家でなければたぶんあり得ないミニトマトソーススパゲティ、贅沢である。



今日はこんな雑誌が届いた。
『city & life』(第一住宅建設協会)no.88, summer 2008、その特集が「美味しいまちづくり」で。前にブログでも書いたエンテツさんこと遠藤哲夫さんが八戸と一関のルポを書かれているというので取り寄せたのである。

そしたらなんと、西条のとなり、今治市の事例も出ている。
エンテツさん、今治まで来たの!?と思ったらそうではなく、今治の記事は編集の方が担当されたようだ。「ゆうき生協」でもお世話になっている大先輩生産者の長尾さんも顔写真入りで登場している。西条市も食と農のまちづくりのようなことを志向する動きがあるように感じられるので、隣市にこういう骨っぽい実践の系譜があることをプラスに生かせるといいと思う。派手な仕掛けはいらないから、とにかく「美味しくないまち」には住みたくない。そういう思いは昨日書いた「魚喰い」にも通じて、僕のなかにある気がする。

余談ながら、この雑誌、他に2号ぶんも買った。
no.76「路地・横丁空間からの都市再生」とno.69「吉祥寺 住みたい町ナンバー1の理由」。路地・横丁に惹かれる人は多いだろう。僕も東京に出てから、府中駅南口、笹塚、下北沢、代々木八幡~渋谷駅のあいだ……などをさみしくうろうろしながら、「ああ、いつの間にか自分も東京の人になっとるのぉ」とか思っていたので、こういうタイトルにすぐ惹かれてしまう。そして、吉祥寺は「藤田家族」発足の地である。



出荷のない水曜日、予報は曇りときどき雨。
朝:5時半から収穫、市街出荷・納品。
午前:じゃが芋の収穫(デジマ)。
午後:玉葱の残りを一気に収穫、仕分け、網袋に入れて吊す。
夕方:田んぼに水入れ40分、並行して明朝出荷ぶんの一部収穫、19時すぎあがり。
予報どおり終日くもりで、ときおりパラパラと雨が落ちる。じゃが芋と玉葱はなんとかうまく雨を避けて収穫することができた。
コメント
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