38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

大きい野菜、小さい野菜。

2008年07月06日 | 農と暮らしの日記
いま収穫中のつるなしいんげん。
これまでに作ったつるなし種のなかでは莢の“大きい”部類に入る。名前がそういう名前だったので買ったわけだが。というのも、全体的に藤田家族の畑は野菜が小さめで、間違って“プチ”なんとか……とかいう名前の種を買った日にゃ、仕上がった野菜はプチどころか“ミクロ決死隊”みたいなのになってしまいかねないので、種を買うときはなるべく“豊産種”とか“大粒”“生育旺盛”とか書かれているのをまずチェックするのが習慣である。もちろんそれだけで決めたりはしないけれど、わざわざ“小さめ”と書かれているのを選ぶことはまずない。



金曜に梅雨明け、土曜に大雨、そして真夏の青空の日曜日。
朝:5時過ぎから収穫、スーパー出荷。
午前:さつま芋の除草に着手、2時間。今年は出遅れていて、ようやく“救出”の様相。
午後:「食卓の向こう側に見えるもの」学習会に薫とふたり参加。
夕方:明朝出荷ぶんの一部収穫、いつもより少し早めに18時半あがり。



「食卓の向こう側」の学習会はおもしろかった。
講師は西日本新聞の佐藤弘さんで、まあ内容は知っていることばかりといえばそうなのだが、やはりこうやって人の口から話を聞くというのはそれだけではない力があり、何か行動への動機付けが強まるように思う。会場は100人以上の参加者だっただろうか、思いのほか若い方々もいた。しかしやっぱり、この話はもっと若い世代、中高生、大学生、20代の社会人あたりに聞いてもらいたい内容だ。

人はいつかは気づく。
そして、そのあとずいぶんたって実際に行動するようにもなる。いつかは人は動くものだと思う。だけれど、それでは遅いんだなぁということがたくさんあるような気がする。世の中いろんなところで衝突とか行き違いとかが起きているけれど、基本的に、向かっている大きな方向はわりと同じなんではないか。違うのはそのスピードとか、どの段階にいまいるのかということ。それを「反対のほうを向いている」と言ってしまうことで、せっかくうまくいく糸口があるのに糸をこんがらがせてしまっている……ようなことが、わりとたくさんあるんじゃないかなぁと思う。

高校時代に暗記した英語構文の例文にこんなのがあった。
「大切なのは、いまどこにいるかということよりも、むしろ、どこに向かっているかということである」。肝心の英文は忘れてしまったが。
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7/6(日)学習会「食卓の向こう側」in西条

2008年07月06日 | 農に関する情報
食の現状を多面的にルポして話題を呼んだ西日本新聞の連載「食卓の向こう側」。その担当編集委員・佐藤弘さんの講演と学習会。詳細はこちら
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