38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

太葱の植え付け、開始。

2008年06月10日 | 農と暮らしの日記
太葱の植え付けを今日から始めた。
植え溝に1本ずつ並べて株元に軽く土をかけ、さらに稲藁を敷く。研修先の相原農場では麦藁を敷いた。おそらく保温・保湿と生育後期の肥料というのがねらい。

苗は3月下旬に種を播いて、連休頃には草が大変な状況になっていたのを、援農の力も借りてなんとか除草を終えていた。

「これで7月の植え付けまでなんとかなるだろう」と思っていた。
…のだが、その後思いのほか順調に生育し、かなり立派な苗に仕上がってきたので、種屋さんに尋ねてみたら、苗さえできていたらもうどんどん植えていけばいいという返事。梅雨入り前からしっかり準備しておいた畑を再度耕耘、さらに管理機で浅い植え溝を切り、とりあえず今日は日没前後に1列約25m分を植えた。

苗はトラクタ幅の1列あたり4条で播いてある。
1cmに1本というのが理想らしく、これを移植する場合、トラクタ幅1列に株間を平均5cmくらいで1条植えにすると、株間で5倍×条間で4倍=計20倍の面積に広がる計算。うちの今回の苗はかなり薄播きになってしまい(隣の人参は逆に厚過ぎ)、1列あたり25m(2,500cm)×4条=10,000本までの苗はとてもとれない。せいぜい3,000本くらいか。

毎年、植え付けた畑をイメージしてから逆算で育苗の量を決めている。
しかし、植え付けが済んでみると、計画よりかなり少なくなっている。要するに、育苗が下手。歩留まりを見越して多めに播けばいいかというと、除草がただでさえ追いついていないので、そんな気にはなれない。個人的に太葱は大好きなので(食べるのが)、余って余ってしょうがない……というくらいに作りたいのだが。



明日から久々の雨という予報を前に、出荷の多い火曜。
朝:5時から収穫、ごはん、市街(保育園、スーパー)納品・出荷。
午前:戻って野菜セットの荷造り、10時半すぎ出発、新居浜方面の配達を済ませて西条に帰り際、ゆうき生協に待ち合わせ納品、スーパー追加出荷(火曜は特売日で来店客が多いので)、12時半帰宅。
午後:雨を前に当面出荷分の玉葱・赤玉葱、じゃが芋(男爵、メイクイン、キタアカリ)の収穫。太葱の植え付け(植え溝切り~苗取り~植え付け~稲藁敷き)、明朝出荷分の一部収穫(大きくなりすぎそうなズッキーニなど)。19時半あがり。



渚のバレーボールがある日は晩ごはんが遅い。
そんな日はどちらかというと遅くまで畑にいられる。といっても、19時半に練習が終わるのを薫が迎えに行かなくてはならず(徒歩5分の小学校だけれど、親の迎えが決まりになっている)、あらかたの支度は済んでいても仕上げは僕がやって食卓の準備もする。就農以来、日常的に料理をしていないから、時間が読めず、いつもバタバタだ。



<本日の野菜セット>例
新玉葱、赤玉葱、新じゃが(男爵の普通寸とコロコロ芋)、夏大根、人参(小さめ)、キャベツ、サンチュ、ズッキーニ、ブロッコリィ側花蕾、など。
※つるなしいんげんは数が揃わず、なかなかセットに入れられない。
※リーフレタス、玉レタスが終了。レタス類はサンチュのみ。

■今夜のBGM
Lee Morgan, THE SIDEWINDER, 1963. BLUENOTE.
名盤中の名盤で、とくにジャズ入門に最適とか言われて軽んじられることもある一枚だけれど、やっぱりかっこいい。僕は大学1年のときに府中駅前にあった貸しレコード屋さんでアナログ版を借りてテープにダビングし、その後ずいぶんたってからCDを買ったのだけれど、それには僕の大好きな2曲目の「TOTEM POLE」のあとに、わざわざその別テイクが入っていて鬱陶しいし、音もダビングしたテープのほうがいいような気がする。ま、しかし、とにかくリー・モーガンもジョー・ヘンダーソンもかっこいい。
コメント
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