38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

石焼きいもで、風邪治る?

2006年11月11日 | 農と暮らしの日記
昼前から「石焼きいも」をやってました。
西条市産業祭に青年農業者協議会としての出店。この産業祭、うちから3~4kmほどの県立西条農業高等学校を会場に毎年開催されて今年は第48回とのこと。中学校に入るか入らないかくらいのころまで、父に連れられて毎年見に来ていたのだが、その後は足が遠のき、故郷を離れてからはその存在さえも忘れかけ、そして今回、二十数年ぶりにやって来た。

特徴は高校と地元産業界の融合だろう。
各学科(生産科学、農業土木、グリーン環境、生活科学)を中心とした学習成果の発表や、華道、美術など文化系の部活動の展示・発表が校舎内の教室を中心に行われている一方で、校庭には農協・漁協や商工会関係の出店がぎっしりと建ち並び、交通安全協会の衝撃シミュレーションとか赤十字の献血車とか食肉組合の焼き肉試食とか、それからたぶん酒類の販売もあったはず。深夜からの雨が断続的に降り続く悪天にもかかわらず、これだけの人出があるのは、そうした多様な要素が詰め込まれた催しだからこそではないかと思う。



石焼きいもはドラム缶の焼き釜で。
下段の網に豆炭、上段の網には河原の石が敷き詰められ、その石の上にいもを並べる。100gあたり100円。いもはうちの近くの畑でみんなで栽培したもの。植え付けや収穫もご一緒させていただいた福祉施設のみんさんが、今日も手伝いに来てくださり、焼き上がったいもの運搬や呼び込みに大活躍だった。

あす(日曜)も朝9時から15時まで販売予定。
お近くの方はぜひお立ち寄りください(僕はあすはいません)。出店の場所は3棟の鉄筋校舎を貫く渡り廊下ぞいの中庭。



今日は朝のうち、雨のなか収穫と出荷。
深夜1時頃、激しい雷雨があり、きのう脱穀したばかりの籾袋を納屋の軒下に置いておいたのが心配になり、起き出して見に行ったら案の定、雨が吹きこんで濡れかかっていたので、奥のほうへ移動。その雨は夜が明けても強く、弱く降り続いた。

これだけまとまった雨が降ったのは10月上旬以来。
おかげで、地面が固くて芋掘りのように収穫していた人参も、きょうはすぽすぽと抜ける。この状態のうちに、隣の二作目の人参のまびきを一気に済ませたいところ。もうかなり遅れていて諦めかけていたので、この機を生かさない手はない。



石焼きいもの炭火が効いたか、風邪が回復基調。
肌寒い雨降りのなか、またTシャツに戻って暑い暑いといいながらの作業だったので、格好の治療になったかもしれない。ただし、明日も予想気温は15~16℃どまり。ひと雨が去り、季節はいよいよ秋から冬へと動き出す見通し。
コメント
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