38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

脱穀終了。

2006年11月10日 | 農と暮らしの日記
小学校横の畑にはいま、秋冬野菜がたくさん育っている。
かぶと赤かぶはひと通り出荷が終わり、いま収穫中のものは大根、ターツァイ、ちぢみ菜、パクチョイ。成育中の野菜はキャベツ、白菜、ほうれん草、小松菜、レタス、サニーレタス、太葱、人参など。それから、さつま芋もまだ掘ってないのが残っている。夏野菜のオクラ、つるむらさき、空芯菜はほぼ終わりに近づいたようだ。



朝、ガバッと起きたら6時半をまわっていた。
大変だ、収穫が間に合わない!ということで、今日の出荷予定を絞り込む。風邪のせいだとは思うが、もしかしたら夢のせいかもしれない。ちょうどそのとき僕は、鶏のもも肉をフライパンで焼いていた。うっかりちょっと焦がしてしまったなーと思っていたら目が覚めたのだ。それにしても”非日常的”な夢だ。おなか減った。

それで、とりあえず朝の出荷をしてきて、午前中は野菜セット。
今日も月一のお客さんがいて、幸いこの方は「多少多めになっても実家と分けるからいいよー」という設定なので、さつま芋食べ比べセットも含めてあれこれ詰め込んだ。それでも、いくつかの葉ものは入れられず残念。

昼まで、ゆうき生協のカタログ原稿づくり。
11月下旬に出荷するぶんで、人参、かぶ、赤かぶ、小松菜、水菜、ちんげん菜、サンチュ(かきチシャ)などを写真と説明文を入れて1ページにまとめる。生協の出荷は、注文が入れば一日何十袋というまとまった数になるのでありがたく、だけれどちょっと畑が薄い状態だと「足りるかなー」と心配になるしで、どきどきする取引である。まあ秋冬は夏の茄子とかピーマンとかと違って今日たくさんとったら明日のぶんがない、ということはないので、多少気楽ではあるが(ただし、今日ないものは明日もあさってもないので絶望的でもある)。

午後は脱穀の続き。
今日も約2時間やってなんとか全体終了。きのうの8袋と今日の12袋で計20袋。1袋30kgなので計600kg(籾ベース)。籾摺りして玄米にしたらどれくらい減るのかよくわからないけれど、8割残るとして480kg、つまり8俵。うちの消費量がひと月30kgだから、米の自給はなんとかなりそう。なお、1反当たりの収量となると、この田んぼがたぶん1反2畝ほどなので、400kg、6俵半ほどだろうか。細かい分析は鬼スポンサーの大西さんにまた尋ねてみる予定。



籾袋を家に運び終えたら、もう5時、暗くなりかけている。
さっき電話で注文を聞いた野菜を畑にとりにいき、急いでこさえて荷造り、軽トラで納品。それにしても、何度も書くけれど夜の運転はこわい。昼だってそうかもしれないが、夜はなおさら、他者を信じるという要素が色濃い。そうでないと世の中まわらないのかもしれないけれど、そういうのに慣れてしまってはいけない気も少しする。とか考えているうちに無事帰宅。めでたしめでたし。

天気予報は今夜から、ところにより一時雨。
今日一日くもりがちだったが、降る前に田んぼが片づいてよかった。週末もありがたいことになんやかやの仕事が待っている。それにしても暖かい。きょうはまたTシャツになった。
コメント
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