38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

お寺で、野菜を売る。

2006年11月08日 | 農と暮らしの日記
お寺で野菜を売った。
これは初めての経験だ。しかも、まわりは骨董品の露天ばかり。なんだかすごく場違いな気分だった、のもつかの間、やっぱりこういう対面販売の場はいいですね。

今日は8日で、月に一度の「花薬師」。
ブログにもときどき書いている青年農業者の会の関係で出店させていただくことになり、僕は昨夜夜なべで野菜をこさえ、薫は未明からさつま芋のクッキーまで焼いて、乗り込んだ次第。

前にも書いたけれど、こんな日は大切だ。
売上がいくら、それで日当ぶんくらいは稼げるのかなんて言ったら、そんなの時給だって出ているやらどうやらわからない。でも、今日一日、まあ次から次へと出会いの連続、こういうのが「市」の魅力なのだろう。テントで隣に店を広げていた方は僕の小学校の同級生のお母さんだった。で、食べもの関係の仕事もされているということで、夕方にはさっそくうちのサンプルをお届けしてきた。

寺の近所に住む伯父もたまたまやって来た。
驚いたのはおじさんのほうだろう。野菜とクッキーまで買ってくれて、そんな、いまも畑やっている元お百姓さんに野菜買ってもらうというのも妙な気分だ。しかも、クッキーはどうするつもりなのか。なんともありがたいことである。

というような感じで昼には完売。
帰路に朝出荷してきたスーパーとJA直売所の売れ行きを確認して、種屋さんにもちょっと寄って、夕方家に戻り、赤かぶのまびきをしてから、明日出荷ぶんの一部を収穫。夕食後に調製を済ませたので、あとは明朝に荷造りする予定。



きのうの寒さのせいか、風邪気味。
就農以来ここまで寝込むことなく来たので、なんとか今回の風邪もやり過ごしたいところだ。せめて脱穀まではやってしまわないと、お借りしている機械も手持ちぶさたのようすだし。

月がひときわまばゆい夜。
ほうれん草がちょっと甘くなってきた気がする。

コメント
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