さうぽんの拳闘見物日記

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拳闘見聞の日々。

ここと組みますか マッチルーム日本興行、3.31名古屋で(追記あり)

2024-02-01 00:01:13 | 中部ボクシング

昨年、降って湧いたようなマッチルーム日本進出のお話ですが、1月神戸のはずが、すっかり忘れてしまっていた頃に、記者会見がありました。






亀田の会社と組んで、3月31日名古屋で興行とのこと。

名古屋と言えば、昨年、試合直前で興行丸ごと中止という事態があって、メインイベンターの力石政法を筆頭に、出場予定ボクサーが試合の機会を失ったわけですが、今回のラインナップには、先にイタリア遠征が決まっている力石の名は当然なし。
代わりに「PRIZE FIGHTER」なる、ミドル級トーナメントが行われ、日本ミドル級タイトルマッチ、国本陸vs可兒栄樹戦が一回戦として組み込まれるとのこと。

ついでに同日、昨年、フェザー級のIBF2位決定戦だったんでしたっけ、行われたレラト・ドラミニvs亀田和毅が再戦を戦う、という発表もあり。



マッチルームがここと組みましたか、という時点で、何か色々と...と、漠然と思うわけですが、実際発表された内容だけでも、記事に出ている限りでは、色々と変ですね。

まずミドル級トーナメント?の件ですが、優勝賞金100万ドルとかKO賞とか、すごい金額が出てます。
しかし、なんでそんな金額が、どういう基準で決まって、どこから出てくるものやら。不思議な話です。
以前からマッチルームの興行で、行われていたらしいですが、こんな額が出ていたんでしょうかね?
今回は、こういう顔ぶれでやるようです。






また、ドラミニと亀田和毅の再戦というのも、挑戦者決定戦や2位決定戦で直接再戦なんかやってたら、話が決まらんで難儀ですな、と思わず笑いが漏れるような話です。
またそれを名古屋で?と...そりゃ、色々想像するところではありますが。

本来、大きな興行を名古屋でやり直すなら、それこそ力石vsマイケル・マグネッシを日本に持ってくるくらいの「補填」があっても良さそうなものですが、おそらく矢吹正道も力石も、新しいスポンサーの方に軸足を移しているんでしょうね。
ま、傍目には、その方が良いと見えます。重岡兄弟も同様の姿勢を取った方が良いんではないか、とも...。



それにしても、昨年目出度くJリーグ初優勝を果たしたヴィッセル神戸のホーム、ノエビア神戸スタジアムから、名古屋国際会議場へのスケールダウンもまた、なんともかとも、という感じです。
ボクシングをやるならイベントホールしかないでしょうが、確か3000人行かなかったように思うんですが。記憶が曖昧ですが、2200人じゃなかったですかね、収容人数。
以前、関西一の中部ボクシングマニアとして売っていた(笑)頃、何度もお邪魔した、たくさん思い出のある会場です。
ホントに、小・中規模会場として最高ですけど、マッチルームの日本第一弾としては、えらくまた...まあ、ABEMAと組んだとのことですから、配信で稼げたら良いんでしょうが。


放送配信については気になる記述があり、国内や東南アジアはABEMA、それ以外の地域はDAZNで、とのこと。
DAZNのローカル配信興行の中に、日本も加わった、という形ですね。
それ自体は良いんですが、ABEMAはPPVになる、と書いてあります。
ええ?という感じですね。これ、ホントならパスします。現状のラインナップならば、ですが。
国本vs可兒はまあ良いとして、亀田三男の試合は、お金払って見るものではないというのは、誰の目にも明らかなのに、なんでまた、と。


ひょっとしたら亀田プロが落札したという、IBFバンタム級タイトルマッチ、エマヌエル・ロドリゲスvs西田凌佑戦や、重岡兄弟の防衛戦がここに入るかもしれませんので、そうなれば考えねばなりませんが。
ただ、大画面で見ると画質が落ちることも含め、ABEMAがやること自体、あまり嬉しくありません。
細かいことはひとまず置くとしても、この点だけは...マッチルームがよりによって、そういうところと組むのはなあ、と。
出来たらDAZNでも平行して見られるようにしてくれませんかね。こちらは画質悪かったことが一度も無いんで。



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ミドル級トーナメントの「賞金」ですが、詳しく取材したらこうだった、ということです。



まあ、それならば、という感じですね。


================


すみません、さらに追記。
エマヌエル・ロドリゲスvs西田凌佑は、この興行には入らない模様。
5月か6月、関西にて開催とのことです。
考えたら、落札が終わって、興行権取得が決まってから二ヶ月では、ちょっと厳しいですね。




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2 コメント

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Unknown (海の猫)
2024-02-01 21:11:18
大手MRの「本気の」日本進出には見えないですよね。日本の企業に声を掛けられ、仕事を請け負っただけ、という感じではないかと。そして手を組んでくれる日本のプロモーションはここしかなかったのでしょう。会場の規模がそれなら、自分たちでも需要は分かってるわけで。これに億単位の金をどこが出しているか知りませんが、おそらくボクシングをよく知らないところが馬鹿をみている。Abemaは大して出してないでしょう。PPVにしたのは、最低保証額を抑えるためかと。

タパレスへのオファー、オプション付きという噂が本当なら、土地転がしのような真似をしようとしていたわけで。もはやこの業界で信用を得て、ビジネスを継続させようなんて気はないのでしょう。後はどれだけ手元に残して畳めるかで。身内優先もそういうことかと。重岡兄弟も他が見つかればよいですが、欲しがるところがあるかどうか。他に良い条件を出してくれるところがあるなら、そもそもここに来てないと思いますし。階級関係なく、広く人気が出るタイプではないように思います。金銭絡みのトラブルは同情しますが、表への出し方はまずかったかもしれません。
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コメントありがとうございます。 (さうぽん)
2024-02-02 12:23:54
>海の猫さん

マッチルームのトップ、エディ・ハーンなどがどういう腹づもりでやっているのか、ちょっとわからないところがあります。彼なら日本最大手がどこで、カウンターパートナーにすべきは誰か、わかっていると思っていたんで意外でした。担当者(会見に出てた人)が、ボクシング畑の人かどうかわからないことも含め、不確定要素が大きい気がしますね。まあ、日米の老舗同士の誼は強く、そこには入り込めなかったのかもしれません。お金はホントにどこから出るんでしょうね。言っちゃ悪いですがこの程度のイベントで、と。
今後については、いつまでも手を変え品を変え、蔓延るつもりじゃなかろうかと思う反面、身内の話が片付いたら畳む、という可能性もありますかね?そうであったら良いなと思いますが、はてさて...。
重岡兄弟は実力はあるんですから、Leminoに転じても良いかもしれないと思います。毎月配信するんなら、タレントの数は絶対必要ですし。条件がどうかは何とも言えませんが...。
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