さうぽんの拳闘見物日記

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拳闘見聞の日々。

今の日本では最高の「栄転」 力石政法、大橋ジム移籍発表

2024-07-03 00:28:06 | 中部ボクシング



驚きのニュースが入ってきました。
力石政法、大橋ジム移籍を発表。今後は横浜と名古屋、二拠点の活動になるとのことです。



現状、日本のフェザーからライト級近辺で、一番世界に近い選手であり、その実力は国内のライバル対決で証明済み。
その上にイタリア遠征で、マイケル・マグネッシとの世界ランカー対決にも劇的勝利を収めており、評価は最高に高まっているところ。

なのに契約していたプロモーターに、興行丸ごと飛ばされ、イタリア遠征せざるを得ず、契約解消となっていたのは周知の通り。
普通なら、これだけの選手なんだから引く手あまた、となりそうなところ、日本のボクシング界は色々ややこしいし、どうなるかと心配していました。
しかし、昔日と比べ、やはり色々と敷居は低くなっているのですね。想定しうる中で一番良い話だと思います。


今の日本ボクシング界において、大橋ジム移籍というのは、ある意味ではかつての帝拳移籍と同じかそれ以上の「栄転」であり、力石政法のキャリアも、これで停滞一転、大きく前進することでしょう。
大橋会長もおおまかに見通しを語っているように、おそらく秋頃に調整試合的なものを闘い、それがLeminoにて配信されることでしょう。
そして来春、世界タイトル挑戦を目指す、という運びになればいいですね。

現状、WBAはランクに記載無しですが、WBC2位、IBF3位、WBO5位。
指名挑戦権には、僅かに手が届いていませんが、マグネッシ戦はIBFの認可を得た試合だったので、一番有力なのはここ?
或いは帝拳の後押しを得て、トップランク傘下のWBO王者ナバレッテ、同暫定オスカル・バルデスか。ここは直対で儲かるから後回し?
ならばWBC王者オシャキー・フォスター?実力的には一番手強い的に思えますが、人気は一段下なので、こことなら組める?

まあ、色々想像出来るようになった、それだけは確かです。
王者を日本に招くのも、例えば井上尚弥のビッグマッチとセットで、という方法なら充分可能に思えますし。
あとは力石が130ポンドで良いコンディションを作れるか否か、ですね。ここだけは本当に不安です。
しかしこの「栄転」移籍で、前向きな精神状態になったはずですし、一気に視界が開けた感ありですね。
今後の展開に、期待したいと思います。



コメント (5)
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