さうぽんの拳闘見物日記

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拳闘見聞の日々。

毛色の違う強打対決で再浮上なるか 坂晃典、鯉渕健激突

2024-02-12 00:03:26 | 関東ボクシング


少し前に決まったという記事は出ていたと思うんですが、志誠ジムのX投稿でチケット発売が先週木曜、8日とありますね。
ちょっと忙しないですが...とにかく、坂晃典vs鯉渕健の一戦が、来週月曜金曜日に迫って来ました。







ご存じの通り、大晦日に坂が、雪辱を期して臨む木村吉光との再戦を、木村の計量棄権で中止にされてしまい、その代わりにというか、相手を変えてのOPBF決定戦として決まったのが、鯉渕との一戦です。
当初は、日本タイトルは原優奈と奈良井翼の指名試合が終わらないと無理だし、相手を変えてOPBF決定戦をやるにも、興行になるカードがあるんやろうか...と心配していたら、ちょっと意外な名前でした。

しかし鯉渕は、長谷川慎之介をKOした試合を60.2キロ契約で闘っていて、その後、スーパーフェザーで日本3位に入ってもいるのですね。
今回、ランキングを見るまで、不勉強なもので全然知りませんでした。
A-Signのドキュメントで有名になった山口拓也をKOした試合では、鯉渕は63キロ契約で闘いましたし、仲里周磨との激闘(判定負け)では当然、ライト級でしたから、その印象が強かったこともあり。


坂と鯉渕、強打者同士ですが、どちらかと言えばスタイリッシュなパンチャーである坂に対し、鯉渕は強引な攻め口で倒す、という感じ。対照的な二人です。
鯉渕は相手がクリンチに来ても、それを振りほどいて打つ馬力があり、また、打つ間合いがなくなるぎりぎりのところから、パワーの乗った右クロス、インサイドへ振りの小さい右アッパーを、調整して当てる力と技があります。
普通の選手の感覚で、クリンチしたら一旦止まるとか、身体寄せて打つ隙間ないやろう、と思って油断していたら、そこから打たれる、ということがありそうです。
この辺、坂は気をつけて闘う必要がありますね。

ただ、打つときは身体の力をしっかり使って打つ選手なので、そういう展開を作らせずに突き放し、中盤以降に持っていけば、という計算は成り立つんでは、と思います。
気になるのは、一時は良い左と、機動力を併せ持つファイターだった坂が、最近はそういう試合展開を作れていない点ですが。
実際には、互いにピントとチャンスが交錯する、というような試合になりそうですね。心配ですが。と、ここで関西依怙贔屓の地が出ます。


何しろ、宿敵たる木村吉光が、コミッションから転級指令を受ける(はず)事態になりそうで、目標を一旦失った坂晃典が、自分とはまた毛色の違う強打者相手に、再浮上のきっかけを掴めるか...さらにいうなら、結果次第で当然、進退も問われるような一戦です。あまり言いたくないことですが。
当日はABEMAでライブ配信があるとのことですので、心配ながらしっかり見ようと思います。



コメント
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