さうぽんの拳闘見物日記

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拳闘見聞の日々。

転級早々好調ならば強敵だが 井上拓真、アンカハス戦に求められるものは

2024-02-21 00:00:04 | 関東ボクシング




そんなことで土曜日のトリプル世界戦についても、試合前に振れておこうと思います。簡単にですが。


試合順は最後、つまりメインである、と数日前に報じられていましたが、そのような話題が生まれること自体、世界チャンピオンとしての井上拓真が、この試合に真価を問われる立場にある、という証です。
本来なら、中谷潤人、田中恒成がチャレンジャーの立場(田中は決定戦ですが)である以上、ディフェンディング・チャンピオンたる井上拓真がメインを張るのは、当然のことのはず、ですから。


対戦相手のジェルウィン・アンカハスは、スーパーフライ級では一流の王者と目されていたが、減量苦をささやかれ出してから苦戦が増え、最後はフェルナンド・マルチネスに連敗し、バンタムに転じてきた、という状況で、言えばこのクラスでは未知数、不確定要素の多い相手ではあります。

ただ、もしバンタム級で減量から解放され、良いコンディションを作り、本来の力を発揮したら、拓真にとり、かなりの強敵です。
転級早々から、そんな都合良く行くものかどうかは、正直何とも言えませんが...もし彼がかつての姿を取り戻していたら、試合の勝ち負け以前に、さすがと称えるしかないでしょう。


そして、そうなった場合に、格下や余裕のある試合では、巧さは見せるがスペクタクルを提供出来ないと目される拓真が、強敵相手であるが故に、厳しい評を覆すような試合が出来るのではないか。
すなわち、好ファイト、と言われるような試合になるのではないか。そういう期待がこの試合にはあります。

その上で、結果も勝ちであったらめでたし、なのですが、その辺はさすがに、ファンの勝手が過ぎますね(笑)。
もちろん、そうなることを願いますが。
偉大すぎる兄との比較を抜きに見て、本当に優れた技巧派である井上拓真の真価が、目に見える形で発揮され、多くに改めて認められる勝利をもって大団円...という感じで、国技館の大イベントが締め括られたら、最高です。
しかしまあ、結果はおいて、井上拓真、ジェルウィン・アンカハス、両選手の健闘に、まずは期待、ですね。



ところで大橋会長、こないなことを仰ったようです。

そりゃ、プロモーターなるもの、試合の注目度を上げるためならどんなことでも言うのは当たり前です。
しかし、他ならぬ大橋秀行が、その名前さわっちゃいかんやろう、と。
まあ、ある意味「さすがは大橋秀行や」と思う気持ちもありはしますが...(笑)。


コメント (3)
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