以前は偶数月のみだった、大橋ジムが注力するLeminoフェニックスバトルですが、明日12日に女子メインの興行を配信するのに続き、3月のカードが発表されました。
どうやら、ホンマに毎月やるみたいです。いやはや。
S・ウェルター級2冠王者の井上岳志 3.18フェニックスバトルで防衛戦 日本ユース戦2試合もhttps://t.co/hjB2LjZftc
— ボクシングビート (@beat_macc) January 10, 2024
スーパーウェルター級でOPBF、WBOアジアのダブルタイトルを保持する井上岳志、OPBF1位(WBOアジア8位)のオージー、ウェイド・ライアンと対戦。
タイトルは両方ともかかるみたいです。
重いクラスになると、OPBF圏内ではやはり豪州勢が強いですから、この試合は要注目です。
もっとも、中央アジアから引っ張ってきたら、さらに上の相手がいるかもしれませんが。
井上はハイメ・ムンギアやティム・チューのような、真の世界的強豪と闘ってきた実績があり、その力は日本や東洋では頭ひとつ抜きん出たものだと目されますし、当面、それを証明していかねばならない、というところでしょう。
そういう観点から、まずまずのカードかなと思います。
以前、アメリカでの試合が続いていた亀海喜寛が、その合間に?珍しくホールでオーストラリア人とOPBFの防衛戦をやって、偶然それを見に行ったら、まあ見事にレベルが違っていて、ワンサイドで勝ったことがありました。
やはりホンマに世界の上位と争う選手というのは、こういうものか...と感心したことを覚えています。
井上岳志も、あれに近い何かを、結果以前に内容で見せてくれたら最高ですね。
アンダーもけっこう充実していて、フライ級で再起成り、いよいよ正念場か、心配な天才肌兄弟の富岡浩介が、ABEMAの興行で二試合見た期待のルーキー、野上翔と対戦。
新旧新鋭対決(なんやそれは)という感じですが、野上も浅いキャリアながら、この一戦は「勝負」ですね。良いカードだと思います。
あと、坂間叶夢も、日本ユース、ライトフライ級タイトルの防衛戦。
相手の大木彪楽(おおき ひょうらく)は、プロでは2戦1勝(1KO)1分ですが、アマチュアではインターハイ準優勝のサウスポー。
検索するとアマチュア時代の動画がばーっと出ます。で、アマチュア時代と、プロデビュー前の紹介記事。
静岡の選手ですが、B級デビュー戦はホールで、相手が帝拳の田中佳斗。好ファイトながら拳の骨折があってドロー、とのこと。
二戦目でタイ人にKO勝ち、という戦績です。
こちらも野上翔と似た感じでしょうか、浅いキャリアですがユースタイトルを狙うわけですね。どんな選手でしょうか。楽しみです。
あと、アンダーに女子の試合がふたつ入っています。
これからLeminoPXBのみならず、他もそうでしょうが、配信する試合が増えると、女子のカードも当然増えていくことでしょう。
海外ではけっこう華やかな女子ボクシング、日本でも徐々に、それに近づいていくのかもしれませんね。