さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

若く見えるがすっかり下り坂 JCマルチネス「病欠」で欠場

2022-06-24 11:02:03 | 海外ボクシング




メキシカンボクサーによるトラブル、疑惑その他諸々が目に余る昨今ですが、またしても。
フリオ・セサール・マルチネスが、日曜DAZNでライブ配信される複数世界戦興行での、マックウィリアムス・アローヨとの再戦を欠場するとのこと。

理由は「病欠」。またざっくりした発表です。
実際に、どないなことが起こっているのやら...どえらいことか、それともしょうもないことか、まあどっちだっていいですが(よくない?)。


何しろこの人ひとりだけ取っても、お薬疑惑(疑惑っていうか、検査で結果出とるんですが)に体重超過に「病欠」と...昔のメキシカンボクサー諸氏は、リング外、プライベートでは色々あったと思いますが、試合に直結するというか、関係あるところでは、それなりにちゃんとやってたんやないかなあ、と思います。
もっとも、昔と今では情報の量が違っていて、その辺はうまいこと伏せられていただけかもしれませんが。

ただ、この人ひとりだけじゃないですからね。
先日久方ぶりに黒星を喫したスーパースター(ということになっています)にせよ、その他諸々にせよ...かつては「王国」として仰ぎ見ていたメキシコですが、今の時代のスタンダード、というのを抜きにしても、なんかもう、すっかり有り難みが失せてしまいましたね。
若いファンの方なんかは、そういう古い感覚を持たず、最初から、「入り」の時点から、見下げた感じだったりするのかもしれません。
仕方ないと思う反面、なんか寂しい気もします。


フリオ・セサール・マルティネス、初めて見たときはもう、溌剌としていて...まあ反則行為でタイトル取れず、というのはいただけなかったにせよ、両ガード高く掲げて距離を詰め、打つとなったら左右ともにダブル、トリプルと打ちまくる、独特の型と異様な迫力のボクシングに、すぐに目を引かれたものです。
いつの間にか、格下ぽい相手に、一見して「あまりよろしくない」コンディションで試合して、勝ったはいいがこれではなあ、と見え始め、その後はあっという間に色々あって...幼い風貌で若く見えるのに、すっかり下り坂の印象です。


一時は本当に、これは階級最強やなあ、中谷潤人が挑むとしたら大変そう、なんて本気で思ってたんですが。
今後はまあ、記事に書いてあることとは裏腹に、WBCもまだ当分甘い顔するんでしょうけど、もう本人が駄目なら、周りがどうであろうと駄目でしょうね。残念なことです。



コメント (2)
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