メキシコでWBA団体内統一戦に勝利した京口紘人との統一戦が、カネロ、ゴロフキン戦のアンダーに入るのではという話を否定していたWBOライトフライ級王者、ジョナサン・ゴンサレスが初防衛に成功。
8位マーク・アンソニー・バリガに判定勝ちとのこと。
本人や陣営のコメントが詳しく記事に出ていますが、これ読むと、DAZN=マッチルーム側に対して、日本=帝拳方面との話もあり得て、自分はそれを選べる立場なのだ、と主張しているわけですね。
日本における軽量級マーケット、その「実際」も理解しているようで、この辺は来日経験もあるからなのでしょう。
ゴンサレスや陣営にしてみれば、自身の技量力量に限界があることもわかっていて、その範囲内で稼げるだけ稼ぎたい。
だとしたら、それこそ日本で、対立王者ではなく、その下に位置するコンテンダー(岩田翔吉、或いは堀川謙一)と闘った上で、京口や寺地拳四朗との試合をする、というのがベストだと考えたとして、何の不思議もありません。
もっとも、これら複数の試合で得られるものを、一試合で上回るようなオファーが、DAZN、マッチルームから出るなら、話は違ってくるかもしれません。
可能性としては低いでしょうが、その辺も踏まえた条件闘争でもあるんでしょうね。
まあ、統一戦より先に、と簡単に思っているんだとしたら、岩田(或いは堀川)が、ゴンサレスの思惑に収まるような、生易しい相手かどうか、いっぺんやってみたらええわ...という感情も湧き上がってきますが、何しろ言えることは、すぐにビッグカードのアンダーで統一戦、という、一方の目論見通りには、簡単にはならないようだ、ということです。
物事何でも、相手あるものですし、なかなかすんなりいかなくて当然なんでしょう。残念ではありますが...。