さうぽんの拳闘見物日記

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拳闘見聞の日々。

海外で勝ち取った評価の証 京口紘人に統一戦オファー

2022-06-16 15:43:14 | 海外ボクシング




メキシコで何かと大変な試合を勝ち抜いて帰国した京口紘人に、マッチルームから統一戦のオファー、という記事です。
9月17日、カネロvsゴロフキンのアンダー、相手はWBO王者ジョナサン・ゴンサレス。
これだけでも充分大きな話なのに、記事によると、国内プロモーターから届いているWBC王者寺地拳四朗とのオファーと比べて、3倍の金額なのだそう。


マッチルームにすれば、メインがDAZNのボクシング参入当初から「これが目的」だと言われていたビッグカードであり、そのアンダーに持ってくる時点で、好条件のオファーを出して当然というところでしょう。

また、京口とジョナサン・ゴンサレスを比較した場合、おそらくどちらが「Aサイド」かというと、その闘いぶりがエキサイティングなのは、という観点でいけば、京口の方でしょうね。
本来ならDAZNのライトフライ級ウォーズ、その主役はエルウィン・ソトなり、その前のアンヘル・アコスタなりが担うはずだったのでしょうが、彼らが敗れた以上、ひとまずは京口がその任を託された、とも言えそうです。

さらに言うなら、井上尚弥の大活躍で活況、とあちらからは見える(もちろん、部分的には間違いではないですが)日本のマーケットにおいて、京口が大を成す存在になってくれれば、という期待もあるのでしょうね。
その上で、エルウィン・ソトなり、他の誰かなりが、アメリカ西海岸では訴求力のある軽量級シーンの人気選手を代表して、統一王者となった京口と闘えば、これまたビッグカードとなる、という展望があるのだろう、と思います。


まあ、何から何まで良いことずくめに思えます。
唯一、これが実現してしまうと、寺地拳四朗との対戦がなくなってしまうのが残念ですが。

しかし、オファーの額が3倍違うのが事実であれば、そして、それがなくとも、勝ち進んだ先の展望の有無なども考え合わせると、これだけ良い話であれば、京口がどちらを選ぶ「べき」かは、明らかに思えます。
拳四朗、京口戦が実現して、良い試合になってどちらかが勝っても負けても、その先に広がりのある話があるかというと、別にないわけでしょうしね。

こればかりは、どうしようもないというか。ファンの勝手を言えば残念ではあるものの、これだけ何もかも違えば納得いきます。


いっそ、拳四朗もマッチルームに売り込んで、海外リングに歩を進める、となってくれれば良いのにな、と思ったりもします。
ある意味、井上尚弥と比肩する才能を持つ「モンスター」ですから、出るトコ出たら、遠からずその凄さが世界的に評価されるはずですし。
実際、そんなことがあり得るのかどうかは、何も知りませんし、わからないですが。



コメント (2)
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