さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

圧勝か、雪辱か、それとも激闘再びか 井上尚弥、ドネアと宿命の再戦

2022-06-07 07:01:09 | 井上尚弥



そういうことで、来てしまえばあっという間です。さいたま決戦、両者計量パス
前回の神々しいまでの激闘を経て、両者が今日まで辿った経緯などは、さまざまな記事にて語られています。
多くは、やはり井上尚弥の強さを称え、信ずるに足るものと見た見解ですね。
ノニト・ドネアを推す声も確実にありますが、どこかドラマ的要素を含めた見方でしょうか。


そんな中、ドネアの勝機について、端的に分析していると思えるのが、寺地拳四朗のコメントです。
負けた方の対策、その入念さを語り、そして圧勝を目指すと公言する井上尚弥に陥穽あるとするならば、と仮定もしています。

倒しに行く際に隙が、危機が、というのは確かにありそうな気もします。
しかし、今回がどうかは蓋を開けてみないとわかりませんが、基本的に井上は、実は慎重に外して、その上で打ち込みに行くタイプで、人によっては「作り自体はリゴンドーと同じ」と言う人までいるくらいです。
その見切りが時に、こちらの想像を超えて早く、また倒す頻度がやたら高いから、印象が違うだけだ、ということなのでしょう。


繰り返しますが、今回どういう構図がリングに描かれるかは、始まってみないとわかりません。
共に一打で倒せる強打を振るい、それが交錯する、スリル溢れる試合を見ることになるかもしれません。

しかし井上が前回にはない危機を察知して、外すことを優先する時間帯もあるかもしれません。
その選択によって、井上がドネアを空転させるのか、或いは逆に利することになるのか。


確かなことは、井上が減量などで、心身いずれかが万全でない部分があれば、展開どうあれ、ドネアにはその欠落を突き崩す力が、充分にあるということです。
キャリアはもう晩年であるはずなのに、やはり今、バンタム級において、考え得る中で一番畏るべき対戦相手です。
それは今回の再戦に向けた「V字回復」の目覚ましさでもって、明確に示されてきました。


今日のリングで、我々はいったい何を見ることになるのでしょう。
若き王者の圧勝か、甦ったかつての王者の奇跡の復権か。
いずれにせよ、またしてもリングの上に、神々しい何かを見られることだろう、と思います。
真の「世界タイトルマッチ」とは、きっと、そういうものなのだろうと。




ということで今日は、平日ですが遠足です。
生憎の天候のようですし、数日前には千葉や埼玉で、ゴルフボール大の雹が降ったとか。
まあ、普通の雨なら良し、くらいに思ってお出かけです(笑)。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする