■月光条例 第4条「シンデレラ」④消失
物語の世界がおかしくなって、登場人物が現実世界にやってきて、色々と血なまぐさいことになるのが基本ストーリー。
「姫を罠にかけた一寸法師は卑怯者だ」「自由を求めて失踪するシンデレラ」等、おとぎ話ネタとしてはなかなか面白いです。
なんというか、ある意味正論で暴れてるので、「別にそのまま放置でいいんじゃないか」とも思いますが…
鉢かつぎ姫様:
「おとぎ話の主人公が本から出て、5日、戻らなければ」
「主人公のいなくなった『おとぎばなし』は『消失』してしまいます」
「本も、読んだ方の記憶も…」
一寸法師様
「まさにそれがし達の住まう『本』にとっての、完全なる『死』」
それは結構大変です。
でも回避手段があった。『本』から抜け出てる間、誰かが代役を務めればいい』。
現在、現実世界に来て主人公チームと合流してる鉢かつぎ姫・一寸法師もそれぞれ兄嫁やそっくりさんが代役をやってくれてます。
代役立てればいいのなら、別に大した問題ではないような…。
いきなり問題が軽薄になってしまい、拍子抜けしたところで、今回の主テーマ。
具現化したのは「天女と麦つかい」。主役の王子様が現実世界にやってきます。
通りすがりのお子様:
「あれえ、『天女と麦つかい』だ」
「なんかのイベントかな」
「世界名作アニメ劇場のキャラといっしょ~」
世界名作劇場に「天女と麦つかい」なんて無い。
反射的に胸中で突っ込んでしまいました。
まぁ「ハウス(カルピス)名作劇場」以外の「名作劇場」を指してるのかもしれませんけれど。
そんなことを思っていたら。
主人公たちの到着が間に合わず、タイムリミットの5日があっさり経過してしまいました。
かくして消失する「天女と麦つかい」。
読み終わったあと、恐らく多くの人がしたであろうように『天女と麦つかい』のキーワードでネット検索してみた。
当然、無かった。
恐らく多くの人がしたであろう突っ込み「そんな話は世界名作劇場に無い」。
それはこういう風な演出だったのか。
やっぱり藤田さんは凄いなぁ。
『代役を立てればOK』も、改めて思うと深い設定です。
『オリジナルが死んでも、誰かが演じ続ける限り、物語は死なない』てことか。
実際、数多のおとぎ話はそうやって今に伝わってきてるわけですし。
この連載そのものや私らの人生にもテーマを広げていけそう。
ヒロインが演劇部部員なのはこのためか。全体のテーマ的なものも見えてきた気がする。
「シンデレラ」の消失回避のため、シンデレラの代役をヒロイン様がすることになりそうですが、その過程で「代役として成立する条件」が提示されるんだろうと予想してみる。
(今回、ギャグ調で「代役」の説明がされたのは、その後の「消失」のための演出でしょうし)
■絶対可憐チルドレン 139th sense. 「反抗作戦第一号(2)」
水面下で頑張ってる白鳥の如く。
テレポート能力で空中浮遊する野上さんは頑張り屋さんです。
(ちょっと上の空間にテレポート→自由落下→上にテレポート→自由落下、を瞬間的に繰り返して擬似的に浮いている。落下を続けるため無重力で酷い目にあうけど、負けないよう頑張る。野上さんは強い子)
三宮さん派の私としては、彼女だけ空を飛べないのが腹立たしいです。
でもいつかきっと三宮さんも、『サイコメトラー能力で』空を飛ぶ日が来ると、固く信じてます。
女帝なめんな。
■神のみぞ知るセカイ FLAG15 「扉を開けて」
「肝臓系女子」ってなんだろう。
全く意味が分かりませんが、そう揶揄されてた今回のゲストヒロイン様、見事に壊れました。
嗚呼、沈黙の臓器は突然大変なことになる。
この漫画のヒロイン様は、ことごとく狂ってて良いですね。
桂馬くんが現実逃避するわけだ。
物語の世界がおかしくなって、登場人物が現実世界にやってきて、色々と血なまぐさいことになるのが基本ストーリー。
「姫を罠にかけた一寸法師は卑怯者だ」「自由を求めて失踪するシンデレラ」等、おとぎ話ネタとしてはなかなか面白いです。
なんというか、ある意味正論で暴れてるので、「別にそのまま放置でいいんじゃないか」とも思いますが…
鉢かつぎ姫様:
「おとぎ話の主人公が本から出て、5日、戻らなければ」
「主人公のいなくなった『おとぎばなし』は『消失』してしまいます」
「本も、読んだ方の記憶も…」
一寸法師様
「まさにそれがし達の住まう『本』にとっての、完全なる『死』」
それは結構大変です。
でも回避手段があった。『本』から抜け出てる間、誰かが代役を務めればいい』。
現在、現実世界に来て主人公チームと合流してる鉢かつぎ姫・一寸法師もそれぞれ兄嫁やそっくりさんが代役をやってくれてます。
代役立てればいいのなら、別に大した問題ではないような…。
いきなり問題が軽薄になってしまい、拍子抜けしたところで、今回の主テーマ。
具現化したのは「天女と麦つかい」。主役の王子様が現実世界にやってきます。
通りすがりのお子様:
「あれえ、『天女と麦つかい』だ」
「なんかのイベントかな」
「世界名作アニメ劇場のキャラといっしょ~」
世界名作劇場に「天女と麦つかい」なんて無い。
反射的に胸中で突っ込んでしまいました。
まぁ「ハウス(カルピス)名作劇場」以外の「名作劇場」を指してるのかもしれませんけれど。
そんなことを思っていたら。
主人公たちの到着が間に合わず、タイムリミットの5日があっさり経過してしまいました。
かくして消失する「天女と麦つかい」。
読み終わったあと、恐らく多くの人がしたであろうように『天女と麦つかい』のキーワードでネット検索してみた。
当然、無かった。
恐らく多くの人がしたであろう突っ込み「そんな話は世界名作劇場に無い」。
それはこういう風な演出だったのか。
やっぱり藤田さんは凄いなぁ。
『代役を立てればOK』も、改めて思うと深い設定です。
『オリジナルが死んでも、誰かが演じ続ける限り、物語は死なない』てことか。
実際、数多のおとぎ話はそうやって今に伝わってきてるわけですし。
この連載そのものや私らの人生にもテーマを広げていけそう。
ヒロインが演劇部部員なのはこのためか。全体のテーマ的なものも見えてきた気がする。
「シンデレラ」の消失回避のため、シンデレラの代役をヒロイン様がすることになりそうですが、その過程で「代役として成立する条件」が提示されるんだろうと予想してみる。
(今回、ギャグ調で「代役」の説明がされたのは、その後の「消失」のための演出でしょうし)
■絶対可憐チルドレン 139th sense. 「反抗作戦第一号(2)」
水面下で頑張ってる白鳥の如く。
テレポート能力で空中浮遊する野上さんは頑張り屋さんです。
(ちょっと上の空間にテレポート→自由落下→上にテレポート→自由落下、を瞬間的に繰り返して擬似的に浮いている。落下を続けるため無重力で酷い目にあうけど、負けないよう頑張る。野上さんは強い子)
三宮さん派の私としては、彼女だけ空を飛べないのが腹立たしいです。
でもいつかきっと三宮さんも、『サイコメトラー能力で』空を飛ぶ日が来ると、固く信じてます。
女帝なめんな。
■神のみぞ知るセカイ FLAG15 「扉を開けて」
「肝臓系女子」ってなんだろう。
全く意味が分かりませんが、そう揶揄されてた今回のゲストヒロイン様、見事に壊れました。
嗚呼、沈黙の臓器は突然大変なことになる。
この漫画のヒロイン様は、ことごとく狂ってて良いですね。
桂馬くんが現実逃避するわけだ。
藤田和日郎先生の漫画は「からくりサーカス」の頃から愛読してます。
さて今回の「月光条例」ですが、RubyGillisさんがやたらと茶化していた某『おとぎ銃士』の少年漫画バージョン見たいに思えます。
読むたびに「藤田先生、対抗意識を燃やして書いてるでしょ?」と聞きたくなって仕方ありません。(笑)
こんにちはー。
「おとぎ銃士」と発想のスタート地点は似てますよね。
「一寸法師」の後期と「シンデレラ」編から、やろうとしていることが弾けてきたような気がします。このまんま突っ走っていって欲しいですねー。
「おとぎ銃士」と被る元ネタとしては、「ヘンゼルとグレーテル」あたり、ありそうな予感です。
「あんな家に帰ることが本当に幸せなのか?」みたいな感じで。
ビジュアル的にはブレーメンも化け物化け物してて映えそうです。