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感想:A.RAISE vol.1(工藤真由さん出演)

2013年04月24日 | ライブ・イベントレポート(アニメ系)
会社休んで行ってきた。

■A.RAISE vol.1



 日時:2013年04月23日(火)開演18時00分
 場所:渋谷J‐POPカフェ
 出演:工藤真由、他詳細はくどまゆさんブログ参照
 曲目:
  01. Tomorrow Song ~あしたのうた~
  02. My sweet days
  03. 人生☆レボリューション
  04. プリキュア~永遠のともだち~

(本記事は私の記憶・主観に基づいたものであり、実際の演者の意図・言動とは異なる場合があることをご了承ください)

【イベント様子】

場所は渋谷・アニメイトさんのあるビルの最上階。

…なのですが、入ったそこはかなりのアウェイ感。

アニメイベントでもライブイベントでもなく、サブカル全般広く色んな出演者が集まったパーティタイプのイベントでした。
ステージもお笑いからファッションショー、ダンス、ペイント等々、様々。
会場内は中央は広くスペースがあるものの、サイドはテーブルと椅子あり。
集中して舞台を見るというより、談笑しながら、好きなことやってる感じでした。

会場内は撮影可。
撮影可能ということは、上演中も携帯・スマホも自由に使えるという事。
イベント中も出入り自由で、お酒や煙草も自由。

そんな中、我らのくどまゆさんは、21時30分ごろから15分ほど御出演されました。

【アナウンス】

MCの方:
 「次はプリキュア歌手の工藤真由さんです」
 「プリキュアと言えばくどまゆ!」

出だしの紹介は思いの外フレンドリーでした。
いやまぁ、わざわざ邪険にはしないでしょうけれど。
思ってたよりも「プリキュア歌手」であることを強調して紹介してくれてました。

なお、MCの方自身は「プリキュア」に関する知識はほとんどない様子。
経歴紹介や今後の予定紹介の際に、固有名詞が読めず、かなり戸惑っていらっしゃいました。
それでも「ぷりっきゅあ♪ぷりっきゅあ♪」と口ずさんでみせてた。
美墨先輩の御威光を思い知らされます。
(ちなみに紹介のカンペは工藤真由さん本人の手書きだったらしい。
 読めなかった理由として、「(工藤真由さんの)書いた字が可愛すぎて読めない」と言ってた)

ステージ順を間違われる等々、ハプニングはありつつも、いよいよくどまゆさんのお歌開始。

【セットリスト】



まず記事冒頭の曲目をよく見て欲しい。
素晴らしいの一言です。
くどまゆさんの気合いを痛感した。ライブ行って良かったです、本当に。

【1曲目:Tomorrow Song ~あしたのうた~】

「ハートキャッチ」さんのED。
この歌の最大の特徴は何か?
『手拍子』です。

イベントにおけるプリキュアさんのダンスEDの欠点は、お子様は盛り上がるのだけど、保護者は割とやることがない。
なまじダンスレッスン等で時間が割かれるだけに、「子供は大はしゃぎ。お父さんはぐったり」という、よくある遊園地の光景が出来上がります。
ダンスそのものは強みなだけに、この現象は痛い。

この曲は、そこを克服しています。

手拍子なら大人でも容易に参加できます。
しかも曲がゴスペル調なこともあり、手拍子が非常に映える。
そしてコールやダンスはハードルが高くても、手拍子ならたいして興味のない人でも参加しやすい。

『プリキュア』という固有名詞があまり強調されてないのも強み。
(余談ですが、歌詞に『プリキュア』が全く登場しないのは、「You make me happy」だけだったと思う。
 更に余談ですが、「You make me happy」の英語verは、自分の結婚式のBGMに使った)

くどまゆさんの抱えている問題は、まさにプリキュア歌手であるという事。
プリキュアの歌を期待されてるけど、プリキュア知らない人が多いところでそれやると(なまじ特徴的な曲なだけに)公開処刑状態です。
このどうにもならないジレンマを、見事に解決してきた良いチョイスだったと思う。

【2曲目:My sweet days】

くどまゆさんのミニアルバムから。
これは確実に採用されると思ってました。
季節的にもちょうどぴったりだし、何より大安定です。

【3曲目:人生☆レボリューション】

衝撃走る。よくぞこの曲を選択されたと思う。
このお歌の特徴は、ライブで聞いたことがある方なら明白だと思います。
これ、『一人では唄えない歌』なんです。

観客からのコールが歌に組み込まれているため、客席が無関心だと悲惨なことになります。
元々ライブで盛り上がるために作られている曲なので、盛り上がらないと目も当てられない。
さすがにこの客層相手に、この曲は選ばないだろうと思ってました。弱い発想だった。くどまゆは、戦う事を選ばれた。

くどまゆさん:
 「この歌は一緒にダンスして唄ってください」

会場内の比率ですが、30名ほどがくどまゆファン、30名ほどが「まぁ聞くか」といったノリ。
そして残りの40名が、上述の通り、煙草吸いながらスマホ見てるような層です。
そんな中、果敢に振付とコールのレッスンを行い、強引なまでに盛り上げにかかりました。

なんといいますか、やれば出来る。
もちろん、なんか酷い書き方をしてますが、会場内にいる方達も、「知らない」というだけで敵意があるわけではないでしょうけれど。
それを考慮しても、くどまゆのアグレッシブさはやたらにこちらに伝わってきた。

結果、煙草吸いながらスマホを見つつ、「人生レボリューション」の振付を行う…というレアな光景が出現。
渋谷でファッションショーをやるような人たちと、一緒にくどまゆを観戦する日が来るとは…。
ある意味、普通に盛り上がるライブ以上に、感動的な何かを見た。

【4曲目:プリキュア~永遠のともだち~】

最後の曲は「永遠のともだち」。泣ける。

最新曲だから選んだのかもしれません。
「ハートキャッチ」EDと同じく、「プリキュア」という固有名詞が全面に出ていない曲だからかもしれません。
ですがこの流れで、オールスターズの象徴曲を選んできたのは、プリキュア歌手としての矜持を感じた。

このお歌、画面の中のプリキュアさん(美翔さんや夢原さんや相田さんら)のことを唄っているようでいて、「みんなもプリキュア」=聞いている私たちを唄ってるお歌。
「プリキュア」コンテンツをほとんど知らない人たちがいる状況で唄うと、また違った側面が出てきますね。
私たちは確かにクラスタが違うし、ぶっちゃけ分かり合う事は無理だと思う。お互いに。
でも「みんなもプリキュア」。方向性は違っても、本質的な部分は同じはず。
くどまゆさんの呼びかけが、胸に響きまくった。

無難にいくなら「プリキュアfly」や「たとえどんなにはなれていても」等のプリキュアボーカルアルバム曲や、オリジナル曲でいくのが常套手段だったはず。
それなのに「永遠のともだち」を演ってくれたことに感謝です。

【感想】

そのようなわけで、くどまゆさんの攻めの姿勢をひしひしと感じたライブでした。
ちょっとトークが空回った感はありましたが、あの状況ではむしろよくやったと崇めたい。
何よりお歌が素晴らしかった。

念のために書き添えますが、会場内のくどまゆファン以外も、決して冷たかったわけではなく。
正直、行く前は色々と心配してました。
イロモノ扱いだったりとか、逆にあまりに無関心過ぎだったりとか。

でも「プリキュア」歌手であることを隠すのでもなく、そこそこ温かく迎えられていました。
「プリキュアって知ってる?」との問いかけに、普段の身近なクラスタからは明らかに離れていると思われる人たちも手を挙げてたのが嬉しかったです。
さすがプリキュアさん、こんなところでも懸け橋になってる。

…というか、公平に書くなら、私らの方こそ、本来ならこの手のパーティイベントとは縁がないわけで。
プリキュアさんのおかげで、おそらく一生縁がなかったと思われる世界を垣間見ました。
「ファッションショー」とか、花咲さんがやってるイメージしかなかったですよ。

ファッションショーって、てっきり「商品紹介のためのプロモーション企画」と思い込んでたのですが、「服と自分を見せることそれ自体が目的」なんですね。
考えてみれば、歌のライブも「CDを売ること」ではなく、「その場での歌と歌手」それ自体が商品。
目から鱗だった。

くどまゆさんと、プリキュアさんのパワフルさを痛感したひと時でした。
確実に、1年前や2年前より前進されている。
集客的には、くどまゆさんはかなりこのイベントに貢献してたと思いますので、次回に続くと良いなと期待します。

次回のライブは愛媛の「ひめマニア」
大丈夫、愛媛は近い、はず。

【蛇足】

ショーに物凄く中田あすみさんに似た方が出られてた。
ブログ等々を見る限り、別の方のようですけれど。ちょっと色めきだった。

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