久々にマガジンさんの感想。
■波打際のむろみさん #62「隅田さんとむろみさん」
隅田さん:
「そんなに水棲は受け入れられないの!?」
今日もまた。人魚の隅田さんはフラれました。
下半身が魚だからです。エラ呼吸だからです。変温動物だけど単純生物なので寒さに異様に強いからです。
極寒の地で上半身貝ブラのみで迫ってくる生き物のことを、人は化け物と呼ぶ。
魚のくせに恋愛観を発展させてしまったことは、幸せなのか不幸なのか。
困ったことに、彼女らの恋愛は繁殖とは無関係のところにあります。
人間やその他の生物の場合、恋愛には少なくとも「種の保存」という大義名分があるのに対し、人魚さんにはありません。
これをプラトニックと取るか、性欲に狂ってると取るかは慎重に検討したい。
まぁ後者なんですけれど。
■エデンの檻 第83話「Smile sweetly:笑って、にこやかに」
絶滅生物の闊歩する巨大島に漂流した学生さん達のサバイバル。
今回の敵はギガントピテクスです。
一言で言うと、でかい猿。二言で言うと身長3メートルに達する旧人類の一種。
道具を使い、群れをなし、相手の弱点を突く知性に加えて頑強な肉体。化け物です。
しかしながら。
人類はこれらの化け物を粉砕してきた歴史を持ちます。
しばしばファンタジー等では古代生物=強いといった描写をされますが、現実には現生生物の方が強い。少なくともこの環境下では。
そんなわけで学生さん達は、「無差別に毒を撒く」という人類の人類たる戦術によって勝利しました。ホモサピエンスって、汚い…。
こういっては何ですが、人類の勝ち残り戦略は卑怯の極みです。
基本、「穴掘って罠にかけて、身動きできないところを長距離武器で袋にする」「飛び道具で一方的に殺戮する」「毒」です。
同様の戦略を取る生物が皆無なところに、進化の深遠な謎を感じる。(毒生物はいますが、体内以外の毒を広範囲にばらまく生物はいるんだろうか…)
■AKB49 ~恋愛禁止条例~ 第6話「太陽」
「AKB48に男子学生が女装して参加する」という超隙間産業なのに需要のありそうなところを突いた漫画さん。
実在人物をネタにすると、どうしても伝記漫画や称賛漫画になりかねませんが、研究生メインにしたのは素直に上手い。
個人的にはAKB48と聞いたところでエリザベス姉さんくらいしか思いつけないのですが、この漫画のせいで無駄に覚えられそう。
■めがかボックス 第68箱「受け入れることだよ」
マガジンではなくジャンプさんですが。
現在戦闘中の相手は「マイナス」さん。
全ての言動が理不尽で不条理でいかがわしくてインチキで、何もかもに意味がない人たち。
発する言葉に意味がなく、思考にも思想にも意味がない、そんな人たち。
戦うとか勝つとかいう気力も失せるほどに、とにかく「意味がない」。
争いが成立するのは、少なくとも何らかの意味のある行動をしている人たちだけであって、勝敗にも言葉にも何の意味も持ってない人とは、何も成立しない。
こういう人間は、実在する。
私も以前に遭遇したことがあります。
もちろん漫画的な特殊能力はないわけですが、本気で吐きそうだった。
上手い例は出せないんですが(何せ行動に全くの意味がない)、無理に作るとこんな感じ。
二人で目的地に向かって歩いている。
相手が地図を見ながら、「正しい道は右だ」と言う。
そしてそのまま、左に向かって歩き出す。
いや右じゃないのかと聞けば、「そうだよ。右が正しい。だから右に進んでる」と言い出す。
いや左だよねそっちはと聞けば、「違う。左に進んでいる。右が正しい道だからね」と言い出す。
埒が明かないので地図を受け取ってみると、そもそも正しい道は右でも左でもなく、通り過ぎた別の枝道だったりする。
じゃあ戻ろうとか戻ってみれば、そんな枝道はなく、そもそも地図が全然別の場所の物だったりする。
それでもどうにか目的地に着いてみれば、「この人のせいで遅刻した」と堂々と責任をこちらになすりつける。
いや貴方のせいだよねと聞けば、「そうだよ。私が間違えたからだよ」と言い出す。
いやじゃあ何で私のせいと言うのかと聞けば、「違う。だって君が全部悪い」と言い出す。
こういうのが本気でいる。
当初、「間違えたことを誤魔化そうとしている」「つまらないジョークを言っている」「こちらを舐めている」等だろうと推測しましたが、そういったわけでもない。
本当に何の意味もない。悪意すらないことが、ひたすら気持ち悪かった。
学んだことは、この手の人間は理解しようと思ったらダメだ。
ゴキブリを見ても、思想を理解しようとはせずに、機械的に叩き潰して数秒後には存在を忘れるのと同様、反射で排除して存在を認識しないのが一番だろうと思う。
これ、実際に経験したことない人からすると傲慢に聞こえるでしょうけど、本当にどうしようもないから。
言葉ってのはお互いにルールを守ってるから意味があるのであって、そのルールを無視されると単なる記号に過ぎないと言うことを痛感しました。
「右」という単語を、意味としては右でも左でもなく、単に音として発声しているだけの人物と、会話が成立するわけがない。
もちろん存在している以上、理屈で追うことはできるのですが(自然現象だって意味も意志もないが、理屈で分析は出来る)「何かの意味があってしている」という前提に立つと(ありていに言えば、相手が理解しあえる人間だと考えると)とんでもない不快感に襲われます。
そんなわけで。
劇中で生徒会庶務の取った戦略はとても正しいと思う。
あと姉さん可愛いです。魔王と崇めてる。
■波打際のむろみさん #62「隅田さんとむろみさん」
隅田さん:
「そんなに水棲は受け入れられないの!?」
今日もまた。人魚の隅田さんはフラれました。
下半身が魚だからです。エラ呼吸だからです。変温動物だけど単純生物なので寒さに異様に強いからです。
極寒の地で上半身貝ブラのみで迫ってくる生き物のことを、人は化け物と呼ぶ。
魚のくせに恋愛観を発展させてしまったことは、幸せなのか不幸なのか。
困ったことに、彼女らの恋愛は繁殖とは無関係のところにあります。
人間やその他の生物の場合、恋愛には少なくとも「種の保存」という大義名分があるのに対し、人魚さんにはありません。
これをプラトニックと取るか、性欲に狂ってると取るかは慎重に検討したい。
まぁ後者なんですけれど。
■エデンの檻 第83話「Smile sweetly:笑って、にこやかに」
絶滅生物の闊歩する巨大島に漂流した学生さん達のサバイバル。
今回の敵はギガントピテクスです。
一言で言うと、でかい猿。二言で言うと身長3メートルに達する旧人類の一種。
道具を使い、群れをなし、相手の弱点を突く知性に加えて頑強な肉体。化け物です。
しかしながら。
人類はこれらの化け物を粉砕してきた歴史を持ちます。
しばしばファンタジー等では古代生物=強いといった描写をされますが、現実には現生生物の方が強い。少なくともこの環境下では。
そんなわけで学生さん達は、「無差別に毒を撒く」という人類の人類たる戦術によって勝利しました。ホモサピエンスって、汚い…。
こういっては何ですが、人類の勝ち残り戦略は卑怯の極みです。
基本、「穴掘って罠にかけて、身動きできないところを長距離武器で袋にする」「飛び道具で一方的に殺戮する」「毒」です。
同様の戦略を取る生物が皆無なところに、進化の深遠な謎を感じる。(毒生物はいますが、体内以外の毒を広範囲にばらまく生物はいるんだろうか…)
■AKB49 ~恋愛禁止条例~ 第6話「太陽」
「AKB48に男子学生が女装して参加する」という超隙間産業なのに需要のありそうなところを突いた漫画さん。
実在人物をネタにすると、どうしても伝記漫画や称賛漫画になりかねませんが、研究生メインにしたのは素直に上手い。
個人的にはAKB48と聞いたところでエリザベス姉さんくらいしか思いつけないのですが、この漫画のせいで無駄に覚えられそう。
■めがかボックス 第68箱「受け入れることだよ」
マガジンではなくジャンプさんですが。
現在戦闘中の相手は「マイナス」さん。
全ての言動が理不尽で不条理でいかがわしくてインチキで、何もかもに意味がない人たち。
発する言葉に意味がなく、思考にも思想にも意味がない、そんな人たち。
戦うとか勝つとかいう気力も失せるほどに、とにかく「意味がない」。
争いが成立するのは、少なくとも何らかの意味のある行動をしている人たちだけであって、勝敗にも言葉にも何の意味も持ってない人とは、何も成立しない。
こういう人間は、実在する。
私も以前に遭遇したことがあります。
もちろん漫画的な特殊能力はないわけですが、本気で吐きそうだった。
上手い例は出せないんですが(何せ行動に全くの意味がない)、無理に作るとこんな感じ。
二人で目的地に向かって歩いている。
相手が地図を見ながら、「正しい道は右だ」と言う。
そしてそのまま、左に向かって歩き出す。
いや右じゃないのかと聞けば、「そうだよ。右が正しい。だから右に進んでる」と言い出す。
いや左だよねそっちはと聞けば、「違う。左に進んでいる。右が正しい道だからね」と言い出す。
埒が明かないので地図を受け取ってみると、そもそも正しい道は右でも左でもなく、通り過ぎた別の枝道だったりする。
じゃあ戻ろうとか戻ってみれば、そんな枝道はなく、そもそも地図が全然別の場所の物だったりする。
それでもどうにか目的地に着いてみれば、「この人のせいで遅刻した」と堂々と責任をこちらになすりつける。
いや貴方のせいだよねと聞けば、「そうだよ。私が間違えたからだよ」と言い出す。
いやじゃあ何で私のせいと言うのかと聞けば、「違う。だって君が全部悪い」と言い出す。
こういうのが本気でいる。
当初、「間違えたことを誤魔化そうとしている」「つまらないジョークを言っている」「こちらを舐めている」等だろうと推測しましたが、そういったわけでもない。
本当に何の意味もない。悪意すらないことが、ひたすら気持ち悪かった。
学んだことは、この手の人間は理解しようと思ったらダメだ。
ゴキブリを見ても、思想を理解しようとはせずに、機械的に叩き潰して数秒後には存在を忘れるのと同様、反射で排除して存在を認識しないのが一番だろうと思う。
これ、実際に経験したことない人からすると傲慢に聞こえるでしょうけど、本当にどうしようもないから。
言葉ってのはお互いにルールを守ってるから意味があるのであって、そのルールを無視されると単なる記号に過ぎないと言うことを痛感しました。
「右」という単語を、意味としては右でも左でもなく、単に音として発声しているだけの人物と、会話が成立するわけがない。
もちろん存在している以上、理屈で追うことはできるのですが(自然現象だって意味も意志もないが、理屈で分析は出来る)「何かの意味があってしている」という前提に立つと(ありていに言えば、相手が理解しあえる人間だと考えると)とんでもない不快感に襲われます。
そんなわけで。
劇中で生徒会庶務の取った戦略はとても正しいと思う。
あと姉さん可愛いです。魔王と崇めてる。