■(第35話)わんだふるぷりきゅあ!「悟の告白大作戦」感想
わんぷりで最も注目を集めてしまってるとも言える悟くん。ついに危機感を抱き、犬飼さんへの告白を決意なされました。そしてヘタレた。挙句にメエメエ経由で、恋心が犬飼さんに伝わった。むごい。
鏡石の逸話、映画のタヌキ、同じく映画でのこむぎの叫び、猫屋敷さんの旧友とのエピソード等々から、わんぷりは仲良くなった後の関係性の変化を描いているように思われます。
悟くんが告白を保留していたのは、関係を変えたくなかったから。これが「変化を急ぐ必要はない」のポジティブ要素なのか、「変化から目をそらしている」ネガティブ要素なのかは気になっていました。今回を見るに、後者だったっぽい。
告白する/告白しないの二択で「関係が変わる」を考えていましたけれど、冷静になってみれば、関係の変化の決定権が自分にあると思うのは傲慢です。
猫屋敷さんも、旧友と仲直りする機会が来る前に、転校でタイムアウトになった。
今回メエメエがやらかしてしまいましたが、望む望まないに関わらず変化は起きるという文脈なんじゃなかろうか。
ハードな要素でいえば「死」。いつまでも待っていてはくれない。
ガオウもこのパターンで、何かを先延ばしにしていて終わりを迎えたのかもしれない。
悟くんには気の毒ですが、でも仮に主体的に告白していた場合、「仲良しからの変化」がテーマであるなら振られることが予期されます。
今回この形で「破綻」を起こしたのは、むしろラッキーだと思う。ここから「壊れた縁は戻るのか」に挑むんだ。猫屋敷さんだって復旧できた。
彼は良くも悪くも「脇役」なわけで、あまり覚悟を決めて告白をしてしまっても、彼が主人公になってしまう危険性もあります。
(悟くんを馬鹿にしているのではなく、名脇役は脇役だからこそ名脇役なので、主役になってしまったらマズい)
「関係を壊したくない」と静観していたのに、犬飼さんが他の男にとられる可能性を目の当たりにしたら慌てて告白に向かい、応援者が取り巻く中で前に出るも、ヘタレてごまかす…というのは控えめにいってもかなりダサい。ダサいですが、完璧超人を気取られるよりも好感度が上がりました。
繰り返しになりますが、プリキュア側にバトンを渡す、良い動きだったと思う。これが覚悟をしっかり決めて告白し、次回は泰然と返事を待つなんてことになったら、それこそらしくない気がする。
(一部で期待されている変身についても、既に機会を逸したように思います。変身するんなら序盤のフレンディのピンチや、今回のフレンディの背中を追ってるときに変身しないと今更感が沸く。もしかしたら彼は、この手のタイムアウトを担う役回りなのかもしれない)
次回は「特別なワンダフル!」。主役のこむぎは、本日は全く仕事をしていません。ただの犬です。
男女の好きと自分の好きはどう違うのか、それによって自分といろはの関係がどう変わるのか等々、次回はいよいよ見せ場だと思うので、期待しています。
当事者の犬飼さんが、赤面ではなく硬直してたのも好き。この子、「悟くんを狙ってアプローチかけてる」「実は既に付き合ってるつもりでいた」等を疑っていたのですが、本気で知らなかったらしい。マジか、これどうしよう…?な顔が大変に可愛い。
ケージくんの飼い主さんにただならぬ視線を向けていたあたり、他に憧れている男性がいて全く眼中になかった…のが真相なのかもしれない(それがはっきりと描かれるかはともかく)。
それもあって、メエメエはあまり責める気になれない。悟くんはあそこで勝負をかけるしかなかった。
仮にあのまま場が解散になり、後日改めて告白したとして、犬飼さんも「あー、あの時の変な空気はこれか」と冷めてしまいそう。
自分(とこむぎ)以外の全員が知っていて見守っていたことも含めて、不信感を抱きかねない。
そもそも危惧した通りに、他の男と良い仲になってしまってもおかしくありません。
なので悟くん、今あの時しか機会はなかったんだ。メエメエは汚名を背負いつつもリカバリをアシストしたんだ。
わんぷりで最も注目を集めてしまってるとも言える悟くん。ついに危機感を抱き、犬飼さんへの告白を決意なされました。そしてヘタレた。挙句にメエメエ経由で、恋心が犬飼さんに伝わった。むごい。
鏡石の逸話、映画のタヌキ、同じく映画でのこむぎの叫び、猫屋敷さんの旧友とのエピソード等々から、わんぷりは仲良くなった後の関係性の変化を描いているように思われます。
悟くんが告白を保留していたのは、関係を変えたくなかったから。これが「変化を急ぐ必要はない」のポジティブ要素なのか、「変化から目をそらしている」ネガティブ要素なのかは気になっていました。今回を見るに、後者だったっぽい。
告白する/告白しないの二択で「関係が変わる」を考えていましたけれど、冷静になってみれば、関係の変化の決定権が自分にあると思うのは傲慢です。
猫屋敷さんも、旧友と仲直りする機会が来る前に、転校でタイムアウトになった。
今回メエメエがやらかしてしまいましたが、望む望まないに関わらず変化は起きるという文脈なんじゃなかろうか。
ハードな要素でいえば「死」。いつまでも待っていてはくれない。
ガオウもこのパターンで、何かを先延ばしにしていて終わりを迎えたのかもしれない。
悟くんには気の毒ですが、でも仮に主体的に告白していた場合、「仲良しからの変化」がテーマであるなら振られることが予期されます。
今回この形で「破綻」を起こしたのは、むしろラッキーだと思う。ここから「壊れた縁は戻るのか」に挑むんだ。猫屋敷さんだって復旧できた。
彼は良くも悪くも「脇役」なわけで、あまり覚悟を決めて告白をしてしまっても、彼が主人公になってしまう危険性もあります。
(悟くんを馬鹿にしているのではなく、名脇役は脇役だからこそ名脇役なので、主役になってしまったらマズい)
「関係を壊したくない」と静観していたのに、犬飼さんが他の男にとられる可能性を目の当たりにしたら慌てて告白に向かい、応援者が取り巻く中で前に出るも、ヘタレてごまかす…というのは控えめにいってもかなりダサい。ダサいですが、完璧超人を気取られるよりも好感度が上がりました。
繰り返しになりますが、プリキュア側にバトンを渡す、良い動きだったと思う。これが覚悟をしっかり決めて告白し、次回は泰然と返事を待つなんてことになったら、それこそらしくない気がする。
(一部で期待されている変身についても、既に機会を逸したように思います。変身するんなら序盤のフレンディのピンチや、今回のフレンディの背中を追ってるときに変身しないと今更感が沸く。もしかしたら彼は、この手のタイムアウトを担う役回りなのかもしれない)
次回は「特別なワンダフル!」。主役のこむぎは、本日は全く仕事をしていません。ただの犬です。
男女の好きと自分の好きはどう違うのか、それによって自分といろはの関係がどう変わるのか等々、次回はいよいよ見せ場だと思うので、期待しています。
当事者の犬飼さんが、赤面ではなく硬直してたのも好き。この子、「悟くんを狙ってアプローチかけてる」「実は既に付き合ってるつもりでいた」等を疑っていたのですが、本気で知らなかったらしい。マジか、これどうしよう…?な顔が大変に可愛い。
ケージくんの飼い主さんにただならぬ視線を向けていたあたり、他に憧れている男性がいて全く眼中になかった…のが真相なのかもしれない(それがはっきりと描かれるかはともかく)。
それもあって、メエメエはあまり責める気になれない。悟くんはあそこで勝負をかけるしかなかった。
仮にあのまま場が解散になり、後日改めて告白したとして、犬飼さんも「あー、あの時の変な空気はこれか」と冷めてしまいそう。
自分(とこむぎ)以外の全員が知っていて見守っていたことも含めて、不信感を抱きかねない。
そもそも危惧した通りに、他の男と良い仲になってしまってもおかしくありません。
なので悟くん、今あの時しか機会はなかったんだ。メエメエは汚名を背負いつつもリカバリをアシストしたんだ。