Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

鑑定士と顔のない依頼人

2014-05-06 23:38:41 | 映画 か行
          
2013年/イタリア/131分
原題:La migliore offerta
監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ
音楽:エンニオ・モリコーネ
出演:ジェフリー・ラッシュ、シルヴィア・フークス、ジム・スタージェス、ドナルド・サザーランド、フィリップ・ジャクソン、ダーモット・クロウリー
ストーリー:一流の美術鑑定士にして、カリスマ的オークショニアのヴァージル・オールドマン。極端に人間嫌いで独身を貫く彼が唯一愛情を注ぐのが、女性の肖像を描いた名画たち。これはと思う肖像画が出品されると、相棒のビリーを使い、不正な手段で自分のコレクションに加えてしまうのだった。そんなある日、彼のもとに、亡くなった両親が遺した家具や美術品の鑑定をしてほしいという若い女性からの依頼が舞い込む。ところが依頼人は、決してヴァージルの前に姿を見せようとはしなかった。憤慨するヴァージルだったが、依頼人の屋敷である歴史的名品の一部とおぼしき部品を発見してしまい、この依頼を引き受けずにはいられなくなる。そして屋敷に通ううち、姿の見えない依頼人に少しずつ興味を抱き始めるヴァージルだったが…。<allcinema>より

全てが丁寧に細部まで作り込まれた上質なミステリー
ミステリーということは知っていたのだけれど、完全にだまされました。最後の怒涛の展開には思わず口あんぐりでした。
恋するヴァージルのロマンスが夢いっぱいに描かれていただけに、その落差たるや
ナイト・アンド・デイ―の店内の歯車の装飾とその中で「連れがいます」と言ってじっと座っているヴァージルの姿がいつまでも残りました。

GWに川越スカラ座で鑑賞したのですが、こちらでは劇場すぐ近くの「あぶり珈琲」さんとタイアップしていて入場券を購入する際に申し出るとすべての飲み物が¥250引きになる「クーポン」がもらえるんです。⇒こちら
喫茶店、という感じがとおってもする美味しい珈琲屋さんでした。
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2 コメント

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こんばんは~☆ (Puff)
2014-05-09 22:59:32
上質で上品なミステリーでしたね。
こういった丁寧に作り込まれた作品はイイですね。
ミステリーの部分と、次第にのめり込んで行くピュアな愛を堪能させて貰いました。

川越スカラ座。
公式サイトを見てみたら、「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」が上映されるのですね。
これは是非是非お勧めしちゃいます。
損はさせませんので!ご覧になって下さい~

あぶり珈琲さんもちょっと調べてみたら、雰囲気があって素敵なお店ですね!
本格派珈琲なのですね。
映画を観た後に飲むとすこぶる美味しそうですねぇぇ
返信する
Puffさま~☆ (rubicone)
2014-05-10 00:19:35
こんばんは!!

孤独に生きてきたヴァージルが
>のめり込んで行くピュアな愛
そうですよね~、はらはらしてしまいました。老年になってからの一途な思いは傍で見ていると滑稽さを滲ませているようで・・・これはジェフリー・ラッシュの演技の凄さでしたよね~!!
面白かった~
観終わっての珈琲は格別でした

そして
>「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」
チェック!チェック!!です。
お勧めありがとうございます
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